これまでのガンガンヴァーサスDは!!
「この世界が否定しようとも、この人を受け入れる人たちがいるッ!」
「ナナシさん……!」
「残る世界はあと一つ……そこが貴様の死に場所となる!」
「なら俺は、お前の歪んだ世界を葬るまでだ」
「通りすがりの超戦士だ、覚えておけ!」
世界を巡る旅もついに九つ目……最後の世界までたどり着いた。
最後の世界はどこまでも荒野が広がっていた。
「歩いても歩いても荒野だなぁ。飽きてきた」
「ファルガイア……かつての戦争が原因で自然が荒廃し続けていて、
それに引きずられるように人の心も荒廃し続けている……らしい」
翔子にこの世界について説明する太助。
そういう太助の格好は、赤いバンダナとジャケットに青いジーンズというものだ。
「戦争が原因……なんか、私たちの世界もいつかこうなってしまいそう……」
つぶやくシャオ。
そんな風景をイメージしたのか空気が重くなる。
「湿っぽい話はともかく……この世界の敵ってどんなだろうな?」
「確か……人の害になる『魔獣』や、俺たちの後をつけてきている『ゴブ』っていう亜人とかが
代表的だな」
三人は感心したが、太助の台詞の中にとんでもない単語が混ざっていたのに気付いて足を止めた。
「私たちの……」
「後をつけて……?」
恐る恐る振り返る三人。
そこには太助の言葉通り、緑のヘルメットをかぶり身の丈ほどもある斧を持ったヒゲがいた。
「きゃあ〜!?」
「ゴブ〜ッ!?」
シャオの悲鳴に驚くゴブ。
だが、すぐに立ち直ると太助たちに襲いかかろうと斧を振り上げる。
その時、足元で火花が上がった。
振り返ると、少し離れたところにぶかぶかのコートを着て銃を構えた少年が立っていた。
「ここは僕に任せて早く逃げてッ!」
そういうと少年はゴブと闘い始める。
だが、まだまだ未熟なのかその戦い方は随分と危なっかしい。
「こいつはほっとけないな、変身!」
『HERO RIDE DECADE』
ディケイドに変身し、ゴブを蹴り飛ばす太助。
「ここは任せてもらうぜ少年!」
『HERO RIDE NANASI』
太助はナナシの力を纏うと、格闘戦でゴブを圧倒する。
『FINAL ATTACK RIDE NNNNANASI』
プラズマを纏った拳の一撃でゴブを倒すと、変身を解除する。
「大丈夫?」
「う、うん。助けるつもりだったけど助けられちゃったね」
少年を助け起こす太助。
そんな二人にシャオが声をかけた。
「あの……」
「ああ、僕はジュード」
「ジュード……君。貴方がこの世界の英雄なんですか?」
シャオは覚えていた。
旅に出たあの日、太助が変身した英雄の中にジュードの姿があったのを。
「英雄? 僕は違うよ。それはきっとハウザーの方さ」
「ハウザー? よかったら会わせてくれないかな?」
「それはいいけど……多分がっかりすると思うよ。最近、ハウザー変わっちゃったから……」
少し落ち込んだ様子で話すジュード。
気になったが、とりあえずついていくことにした。
ジュードの案内で着いた河原にいたのは、黒づくめの男性だった。
「ジュード……彼らは?」
「ハウザーの……お客さんだよ」
「そうか……」
そう言ったきりハウザーは黙り込んでしまう。
「あの、あなたがこの世界の英雄……なんですか?」
シャオの言葉にハウザーはこちらに視線を向けて言った。
「帰れ。ここに英雄はいない」
「どうしちゃったんだよ、ハウザーッ!? 最近変だよッ!?」
あんまりな態度にジュードが文句を言うも、ハウザーは取り合わない。
「その服装……」
「? これがどうかしたんですか?」
太助の服装にハウザーは言った。
「始源(はじまり)のARM使いのものだな。その生涯を賭して人と人を繋ぐ為に
戦い続けたという青い髪のARM使いがそんな服装をしていたと伝えられている」
「へえ。この服装にはそんな意味があったんですか」
感心する太助の横で、誰かと連絡を取っていた様子のジュードが叫んだ。
「都市の近くに魔獣が出たんだってッ! 行こうよハウザーッ!!」
「…………。行くなら、その少年と行け。俺は行かん」
「ハウザーッ!!」
かたくなに動こうとしないハウザーとそれに我慢できないジュード。
「どうするの?」
「魔獣はこっちの都合で動いたりしないでしょう。俺達が行かなくちゃさ」
一方、この世界の人々も魔獣相手に何もしていないわけではなかった。
自衛のための組織を作り、秩序と平和のために戦っていたのである。
「頼んだぜッ! アシュレーッ!!」
そのうちの一つが、アシュレー=ウィンチェスターを隊長とする部隊、ARMS。
「頑張ってッ! ヴァージニアッ!!」
もう一つが、ヴァージニア=マックスウェルをリーダーとする、ブランクイーゼル。
だが、求める未来が同じでも人はその過程を巡って争ってしまう。
アシュレーとヴァージニアもまた、一体ずつ魔獣を倒したところで、最後に残った魔獣カリヴォスを巡ってぶつかり合う。
「下がるんだヴァージニアッ! 君ではこいつの相手は荷が重すぎるッ!!」
「そんなのやってみなくちゃわからないじゃないッ!!」
二人が言い争っている間に、カリヴォスはこの場を逃げ出そうとする。
だが、そこに立ちふさがるものがいたッ!
「変身ッ!!」
『HERO RIDE DECADE』
太助は早速変身すると、自分よりでかいカリヴォスを圧倒してしまう。
『FINAL ATTACK RIDE DEDEDEDECADE』
流れるようにディメンションキックを決めると、変身を解いた。
そんな太助に、アシュレーとヴァージニアが歩み寄ってくる。
「君が世界を葬る悪魔……ディケイドなのかッ!?」
「いや、俺は伝説のARM使い……らしいですよ?」
「……悪い人じゃなさそうね。ちょっと話をしない?」
まず、太助を誘ったのはヴァージニアだった。
「ヴァージニア、その人を雇うつもりか?」
「人聞きの悪いことを言わないで。あくまでも「お話」をするだけよ。さ、いきましょ」
そう言ってヴァージニアは仲間たちと一緒に太助を連れて行ってしまう。
それを遠くから見ていた翔子は、シャオに尋ねる。
「いいのか?」
「何がですか!?」
「じゃあ改めて自己紹介するわね。私は、ヴァージニア=マックスウェル。
ブランクイーゼルのリーダーを務めてるわ」
「私はクラリッサ。クラリッサ=アウィル。一応ブランクイーゼルのサブリーダー……ってことになるのかな?」
「クラリッサはリーダーの素質があってね。もしかしたら私よりリーダーに向いているかもしれないわ」
「そんな! 私なんてヴァージニアに比べたらまだまだよ」
「俺は七梨太助。……この世界に合わせるなら、タスケ=シチリって言った方がわかりやすいかな」
「じゃあタスケ。早速だけどあなたに手伝ってほしいことがあるの」
「……それは、あのアシュレーさんたちをどうにかするってことか?」
ジロリと太助はブランクイーゼルの二人を睨む。
「違う違う! タスケが考えているような物騒なことじゃないわ。ただ、交渉を手伝って欲しいのよ」
「交渉? いったい何の為の?」
「それは……」
ここで少し、時間を巻き戻してジュード。
彼は日課である剣術と、自らのARMシェイプシフターを使いこなすための特訓を積んでいた。
だが、そんなジュードの手を抑える人間がいた。
他ならぬハウザーだ。
「もうやめろジュード。力などあっても意味はない」
「……ホントどうしちゃったんだよハウザーッ!! 最近ずっとそうじゃないかッ!
ARMの制御訓練もしてくれないし、僕と向き合おうともしてくれないじゃないかッ!!」
そう言ってハウザーに文句を言うジュード。
そんな彼らを剣が物陰に隠れながら観察していた。
「この世界の英雄……。となると、「アレ」をもっているはずだが……」
呟き、こっそりと荷物に手を伸ばす剣。
瞬間、ハウザーが振り返りARMガンクロウを剣に向ける。
「ッ!? なるほど……無気力そうでも隙がない」
「何者だ……?」
ガンクロウを突きつけたままハウザーが問い詰める。
「ツルギ=イシカワ……。通りすがりの『渡り鳥』……。この世界でいえばそんなところかな」
「渡り鳥か……。ジュード。まだ強くなりたいというのなら、これからはこの男に師事しろ。
俺はもうお前に何かを教える気はない」
そういってARMをしまうとハウザーは去って行った。
「ハウザーッ!?」
「ハウザーは、ARMSの一員で『英雄』っていわれるような凄いARM使いなんだ。
でも、僕はそんなことどうでもいい。ただハウザーと一緒にいたいだけだった」
あれからしばらくたってジュードは落ち込みながらもハウザーと自分のことについて話し始めた。
「まだ子供の僕に、ハウザーだけは真っ直ぐ接してくれた。僕にARMを扱う才能があるって言ってくれたんだ」
「ところでジュード。君はハウザーが何か石像みたいなものを持っているって聞いたことはあるかい?」
「石像……? ひょっとしてツルギもあの話を信じてるの?」
太助とブランクイーゼル。
「竜と獅子と女神。それが一堂に会したときファルガイアの宝が現れる……ねえ」
「何か、うさんくさいって顔してるわね……」
「そういうのとはあまり関わらなかったから」
「で、その中の女神が……これ」
そう言ってヴァージニアが取り出したのは、石版だった。
表面には、翼をもった女性……に見えるものが刻まれている。
「貴種守護獣(ガーディアンロード)ラフティーナ。愛の女神とも呼ばれる、
愛を司る守護獣(ガーディアン)よ。たぶん獅子は勇気のジャスティーンで、竜は希望のゼファー
のことだって私は考えてるの」
「で、調査の結果ARMSが獅子の石版を持っていることがわかったの。
最初は、説得して譲ってもらうつもりだったんだけど……」
「あの頑固者……ッ! 『伝承に残るものが人の益になるものばかりとは限らない。無関係の人々に
被害が及ぶ可能性があるのなら僕の答えは常にNOだッ!!』の一点張りッ!!」
「で、お互いの石版を賭けて勝負するって流れになっちゃって……」
「だいたいわかった。ようするに俺は用心棒ってわけだ」
「別に無理にお願いする気はないの……。ただ、ヴァージニアもアシュレーも意地になっちゃって……」
と本当に申し訳なさそうにクラリッサ。
ヴァージニアがオーバーヒート気味だからか、彼女は冷静に物事を見ているらしい。
「わかった引き受けるよ」
「本当ッ!? ありがとう! それで報酬のことなんだけど……」
太助は断ったが、ヴァージニアは「こういうことははっきりさせておかなきゃ渡り鳥とは言えないわっ!!」
と半ば無理矢理に決められてしまった。
再び、剣とジュード。
剣もまた、ジュードから「ファルガイアの宝」の話を聞き終わったところだった。
「そうか。じゃあまずはその二人からにするか」
「まさかツルギ……、石版を奪ってくる気なのッ!?
無茶だよッ! 二人ともすごく強いんだよッ!!」
ジュードの言葉に剣は不敵に笑った。
「どうかな? 目的があるなら、まず行動する。それが基本だ。
そうすることで何かが変わるかもしれないからな」
「まず行動……?」
剣の言葉を聞いてジュードはある記憶を思い出した。
その言葉は、かつてハウザーが自分に言った言葉とそっくりだったのだ。
「そういえば、ハウザーも似たようなことを言っていた……ッ」
「それに、努力次第でゼロとそれ以外の数字の距離はいくらでも広がっていく。
覚えておいた方がいいぜ」
所変わってARMSの基地。
見張りを務めている少年ディーン・スタークは退屈していた。
「はあ……。今日もアシュレー一人が頑張ってたよなぁ……。
俺もARMが欲しいなあ……」
そういいながら手にしたショベル(ブラックフェンリル:ディーン命名)にもたれかかる。
「いやッ!! 無いものねだりなんてしててもしかたないぜッ!!
早いとこARMをもらえるようになるためにも仕事は真面目にしないとッ!!」
そんな彼の前に剣が現れた。
「ARMSの人かな? アシュレーさんに会いたいんだけど」
「アシュレーに? だったら、まずは俺に勝ってからにしてもらうぜッ!!」
そう言ってディーンはブラックフェンリルを構えるッ!
「……なあ。それでいいのか?」
さすがに、ショベルと闘うのはどうかと思った剣が訪ねる。
「ああッ!! お前なんかこのブラックフェンリルで一捻りだッ!!」
「そうか……」
数分後、アシュレーの部屋にはアシュレー自身と剣。
そして生傷を作ったディーンの姿があった。
「一捻りにされちまった……」
「で、君の願いは、今度の決闘に自分を参加させること……か」
「ああ。腕の方はもうわかってるだろう?」
そして、決闘当日。
ARMS側には、アシュレーとディーン。
ブランクイーゼル側には、ヴァージニアとクラリッサ。
「アシュレー。約束忘れてないでしょうね」
「もちろんだ。約束は守るよ」
そして二人は互いに後ろの人物に声をかけた。
「頼んだわよッ! タスケ!」
「頼むッ! ツルギ!」
向かい合う太助と剣。
「宝と聞いた時から予感はしてたけど、やっぱり出てきたな、剣」
「ホントいい加減に俺の邪魔をするのはやめてほしいんだけどな、太助」
二人は同時にドライバーとカードを構える。
「「変身!」」
『HERO RIDE DECADE』
『HERO RIDE DI-END!』
互いに変身し闘う二人。
だが、剣はしばらく戦うと
『ATTACK RIDE INVISIVLE』
ディエンドインビジブルで姿を隠してしまう。
どこからくるのか、あたりを警戒する太助。
だがそこにクラリッサとディーンの声が響いた。
「ヴァージニアッ!! あたし達の石版が無いわッ!!」
「俺たちのもだッ!!」
なんと、いつの間にかARMS、ブランクイーゼル双方の石版が消えていたッ!!
むろん犯人は……。
「剣!!」
太助の叫びに答えるように、石版を見せびらかしながら再び剣が現れる。
「ちょ〜っと脇が甘いぜ、お二人さん」
剣は自分をARMSに売り込んだのはこのため。
二つの石版を同じ場所に集めて効率よくいただくのが目的だったのだ。
「やっぱり裏があったのか……ッ!!」
「許さない!!」
ARMSとブランクイーゼルの面々が、一斉に剣に突進していくが、
剣は慌てず騒がずカードを取り出す。
『HERO RIDE KERORO』
いきなりあらわれた変な緑色の物体に驚いて一同は急停止。
「我輩は、ガマ星雲第58番惑せ……」
『FINAL FORM RIDE KEKEKEKERORO』
「ゲロ〜ッ!?」
最後まで言わせずとっととケロロハットウシンにファイナルフォームライドさせる剣。
「ちょっとアンタ!! お約束を無視するなんてどういうつもりよ!!」
「ほら、相手はあっち」
「ゲロ? ……なんか、我輩だけ世界観が違うような……。これって被害妄想? 違うよね?」
「じゃああんた達。頑張って惑星Fを侵略者から守ってくれ」
一方シャオと真弥はジュードとハウザーにくっついていた。
「お願いだよハウザーッ!! 僕、ハウザーに教わって強くなりたいんだッ!!」
「……駄目だ」
やはりハウザーはかたくなに自分からジュードを遠ざけようとしている。
「なんで……ッ!」
なおも叫ぼうとしたジュードをハウザーが押しとどめる。
見ると、魔獣タラスクが森の中から現れて二人を睥睨している。
ハウザーはARMを実体化させ……すぐに消すとジュードとともに逃げる。
シャオと真弥はそれを追いかけようとして……シャオの周辺だけ雰囲気が変わった。
「貴方ですか……レザード」
「既にディケイドは九つ目の世界まで来てしまった。このままでは全ての世界が滅びてしまう。
わかっているのか小燐!!」
「私は……信じます! ディケイドの旅が終われば世界は救われると!」
「……貴方は何も理解していない……!」
その言葉を最後にレザードは去った。
不安がないわけではなかったが、シャオはジュード達と真弥を追いかけた。
「ハウザーさん! ここは任せてくださいッ!!」
二人の代わりにタラスクと闘う真弥。
甲羅から放たれる生体ミサイルを回避しながらタラスクを切りつける。
うめき声をあげて苦しむタラスクは反撃として暗緑色の霧を真弥に吐きかけたッ!
「ぐ……ッ!?」
真弥は急に膝をつく。
これが「毒撃鎧殻亜竜」の別名を持つタラスクの最大の武器、毒のブレスだ。
「シンヤッ!!」
真弥が毒に倒れたのを見て飛び出すジュード。
だがタラスクの生体ミサイルにふっとばされてしまう。
「ジュードッ!! ……くッ!」
ジュードが気絶し、真弥も毒に苦しんでいる。
ハウザーは決意の表情でARMを実体化させると、タラスクに向かっていったッ!!
「うおおおおおッ!! ファントムラインッ!!」
ARMから放たれた高出力の砲撃がタラスクを粉砕するッ!!
「ハウザーさん……すごい……」
三人に遅れて到着したシャオは素直な感想を口にする。
ハウザーは真弥に毒消しを飲ませてやった。
「う……ハウザーさん、ありがとうございます」
まだ少し顔色が悪い真弥がハウザーに礼を言う。
だが、ハウザーの様子がおかしい。
「ぐ……ッ。ウオオオオオオッ!!」
叫び声をあげながら苦しむハウザー。
なんと二人の目の前でその皮膚が鋼鉄で覆われていくッ!!
完全に人間とは思えない姿になったハウザーは真弥を吹っ飛ばすと、どこかへいってしまった。
一方、太助、アシュレー、ヴァージニアは剣の置き土産であるケロロハットウシンに思わぬ苦戦を強いられていた。
「フフフ……圧倒的ではないか、我輩は!」
自分が優勢に立っていることで調子に乗っているケロロ。
だが直後何者かに吹っ飛ばされて消えてしまう。
ケロロを吹っ飛ばした相手。
それは偉業と化したハウザーだった。
「何だ……こいつは?」
太助の疑問に駆けつけたジュードが答える。
「あれは……神剣(ディバインウェポン)!? 最強のARM暴走体じゃないかッ!!」
「神剣? 面白い、だったらこっちは刀だッ!!」
『HERO RIDE RUMINA』
留美奈に変身し、彼の愛刀、子烏丸を構える太助。
神の剣と風の刀。
勝利するのはいったいどちらなのか……。
データファイル
ジュード=マーヴェリック
「荒野の物語」の英雄? と思われる少年。
ナノマシンで構成されたARM「シェイプシフター」を使う少年。
ハウザーの弟子のような扱いだったが……。
ハウザー=ブラックウェル
「黒衣の死神」の異名を持つARM使い。
ジュードの師のような立場だったが、ある日いきなりジュードを遠ざけようとしはじめた。
アシュレー=ウィンチェスター
ARMSの隊長を務める青年。
英雄の中でもとくに「レッド全般」を好む趣味の持ち主。
身の丈ほどもある銃剣(バイアネット)を使って戦う。
ディーン・スターク
ARMSの新人隊員。
まだARMが支給されていないのでかっこ良さげな名前を付けたスコップを振り回して頑張っている。
「諦めない限り人はなんだって出来る」がモットー。
ヴァージニア=マックスウェル
渡り鳥の相互互助組織、ブランクイーゼルのリーダー。
二丁の小型拳銃型ARM「バントライン93R」と「ブリックリィピアEz」を扱う。
理想と信念に燃える姿に、憧れる女性も多いらしい。
クラリッサ・アウィル
ブランクイーゼルの一員。
いざというとき自然と中心になるタイプで、ヴァージニアからは「自分よりよっぽどリーダーに向いている」
と評されている。
母を騙し討ちで殺されたために、「嘘」を強く嫌っている。
後書き
いよいよ最後の世界。
それは「ワイルドアームズ」の世界になりました。
ガンガンウイングで「フォースデトネイター」が一応コミックになっていますからね。
管理人感想
ダークレザードさんからいただきました!
ついに到着、最後の世界!
とりあえず明らかに場違いなケロロは空気を読め(爆笑)。いや、『ディケイド』原作通りの展開なんだけれども。
暴走し、異形の怪物と化したハウザー。
さて、『ディケイド』の展開に合わせるとハウザーの末路は(ネタバレフィルター作動)なワケですが……その後はどうなるのか?
『ディケイド』原作であったセッションはワイルドアームズの設定を考えると難しいでしょうし……と、ゆーワケで、後編を期待させていただきますっ!