N.Y.0065・・・




「・・・なのは・・・生きているのか・・・?」


混濁する意識の中で、カーネルは声にならない声で呟いた。


「お前が・・・生きてさえ居れば・・・オレはどうなろうと・・・構わん。」



そして、カーネルは意識を手放した。



#01:新しき風の道標〜GUIDEPOST OF NEW WIND〜






新暦0071年4月29日 PM7:00 ミッドチルダ臨海第8空港。

消防士達は、手にしたウォーターライフルを炎に向け、放っていった。
しかし炎は消えるどころか、より激しさを増していった。
「くそっ!ダメだ、ダメだ!!とても手に負えない!」
「この先のエントランスホールに救助者が居るんだぞ!?」
「ついさっき、本局の魔導師が突入していった!救助は彼女がしてくれる!」
それでも、消防士達は燃え盛る炎にウォーターライフルを撃ち続けた。
「下がれ!私に任せろ!」
「カーネル准将!」
「頼むぞ、バーンフィスト。ロード・カートリッジ!」
(了解、マスター。ロード・カートリッジ。)
左腕のバーンフィストはカートリッジを装填し、自らの基本構造を射撃型に切り替えた。
(ランチャーモード。)
「清き水流よ・・・この地獄の業火を鎮めよ!」
(スパイラル・ウォーター。)
6門の銃口から放たれた水は、カーネルのコントロールにより広範囲に渡って炎を消し去った。
「凄い・・・流石は特SSランクの魔導師だ・・・。」
あれほど手こずっていた炎を一瞬にして消したカーネルには消防士達は感嘆の声しか出なかった。

ミッドチルダ臨海第8空港・エントランスホール。

「お父さん・・・お姉ちゃん・・・・。」
まだ炎渦巻くエントランスホールを、一人の少女が彷徨っていた。その時、突然の爆発が彼女を襲った。
「きゃあぁぁっ!!!」
少女は、大きなモニュメントの前で倒れた。
「痛いよ・・・・熱いよぉ・・・もう、こんなのヤダよ・・・おうちに帰りたいよぉ・・・・。」
その後ろで、モニュメントの台座には少しずつひびが入っていった。
「誰か・・・誰か助けて・・・!!」
モニュメントの台座は完全に真っ二つになり、巨大な天使の像は少女めがけて、今にも倒れそうになった。
「きゃあぁぁぁ!!!」
しかし、天使の像は桜色の輪によって支えられ、完全に倒れる事は無かった。
「良かった・・・間に合った!」
白いバリアジャケットに身を包んだ女性・・・高町なのはの姿がそこにあった。なのはは、すうっと少女の前に降り立った
「よく頑張ったね・・・偉いよ。」
「うぅ・・・ひぐっ・・・。」
助かった安堵感から、少女は目に涙を浮かべた。
「安全な場所まで・・・一直線だからね。」
エントランスホールの天井を見つめたなのはは、少女にラウンド・シールドをかけ、熱気から守った。
「一撃で地上まで抜くよ。」
(解りました、マスター。ロード・カートリッジ、ファイアリングロックを解除します。)
その姿を後ろで見ていた少女はあっけに取られていた。
(バスターセット。)
「ディバイン・・・・バスタァァーーッ!!!」
桜色の閃光はエントランスホールの天井をぶち抜き、空港の空まで届いた。そして、その煙の中から、少女を抱えたなのはが飛び出した。
「こちら、教導隊01.エントランスホール内の要救助者、女の子1名を救助しました!」
「有難うございます!流石は航空魔導師のエース・オブ・エースですね!」
ノイズ交じりの通信から、なのはを称える歓声が沸きあがった。
「なのは、聞こえるか?」
「聞こえてます、カーネル准将。」
「フェイト執務官も救助者を救助した。名前はギンガ・ナカジマ。彼女は妹のスバルを探してるらしい。」
カーネルは、何時もの淡々とした声で名前と特徴を告げた。
「特徴・名前、共に合致します。スバル・ナカジマ、救助しました。西側の救護隊に引き渡した後、救助活動を続行します。」
「すまないな、なのは。頼んだぞ、私も消火活動を続行する。」
そして、なのはは救護隊に引き渡した後、救助活動を続行。二人の活躍により、大規模な災害にも関わらず死者が0名だったのは不幸中の幸いとも言えよう・・・・。

新暦0071年4月30日 AM8:00 ミッドチルダ・首都クラナガン・・・。

「ん・・・朝・・・か。」
カーテンの隙間からの朝日で眼を覚ましたカーネルはベッドから上半身を起こし、自分の頬を軽く叩いた。
「カーネルはん、起きてるか?」
ドア越しに、はやて独特の関西弁が聞こえた。
「あぁ、今起きた所だ。入ってもいいぞ。」
自動ドアが開き、管理局の制服姿の八神はやてが立っていた。
「やるのか?はやて。」
「うん・・・やっぱり、今回の事件で明確になったわ。管理局だけで動くと対応が遅くて・・・。」
はやては前々から感じていた事をカーネルに打ち明けた。
「あぁ・・・やっぱりはやての言う『少数精鋭によるエキスパート部隊』ってのは必要だな。」
「カーネルはんの・・・力が必要や、貸して欲しい。」
「そうか・・・・わかった。いよいよはやてに借りを返す時が来たな。オレも仲間を当たってみる、やりたいってヤツがいたら連絡する。元魔導軍の情報網をなめるなよ?」
「ほんまか!?」
はやての顔に笑顔が溢れた。
「あぁ、もちろんだ。」

4年後・・・・
新暦0075年 ミッドチルダ首都・クラナガン第8臨海都市跡地。

「スバル?あんまり暴れてると、そのオンボロローラー逝っちゃうわよ?」
「ちょっとティア、嫌な事言わないでよー。油だってちゃんと注してきた!」
今回の陸戦魔導師Bランク昇格試験の受験者。スバル・ナカジマ2等陸士と、ティアナ・ランスター2等陸士の二人はこれからの試験のために簡易ストレージデバイスにカートリッジを装填したり、身体をほぐしていた。
「さて、受験者諸君・・・と言っても2名だが、揃っているかね?」
ホログラフのカーネルが二人に声を掛けた。
「はい!」
「今回は、陸戦魔導師Bランクへの昇格試験だ。結果次第では古代遺物調査部からのお呼びが掛かる可能性もある。二人とも、最後まで諦めず頑張って欲しい。以上、健闘を祈る!」
ホログラフのカーネルは二人を激励した後、そのまま姿を消した。
その直後、「テスト・スタート」とモニターに表示された。
「行こうッ!」
スバルとティアは走り出した。

ゴール地点付近・・・・。
(生命反応、及び危険物反応ありません。コース確認完了しました。)
「すまないな、レイジングハート。それになのは一等空尉。」
「いえ、今日は非番なので。」
カーネルはすまなそうになのはに話しかけた。
「今回のこの二人・・・中々伸びしろがありそうだな。」
「そりゃもう、私とゲンヤ陸上二佐で手塩にかけて育てたようなものですよ。」
元陸士386部隊の砲撃教導官、レドン・B・エンツヴェル少尉は右眼のモノクルを掛け直しながら言った。彼女のデバイス「ジグラード21S」を使用した精密狙撃及び、ファランクスシフト主体の射撃魔法はフォワード分隊「ライトニング分隊」内でも定評がある。
[しかし、カーネルもクセモノ揃いの386部隊から良く引き抜いてきたな。]
[なに、単なる直感ってヤツさ。]
マンションの屋上で壁に背もたれながら、クロード・スペシネフ中尉はカーネルに念話で話しかけた。
「さて、ライトニング・スターズの各分隊員はコース各所で監視に当たれ。わずかな変化も見逃すなよ。」
「了解ッ!!」
全員が臨海第8都市跡地に飛び散った。

試験コース・・・。
「リボルバァァーッ!シュゥゥートォッ!!」
スバルの豪快な叫び声が廃墟に木霊した。
「そっちは片付いた?」
「うん、この先は?」
「オートスフィアのフルファイアが来るわ、オプティック・ハイドのクロスシフトでやるわよ?」
彼女・・・ティアナ・ランスター二等陸士はミッドチルダ式でも数少ない「幻術系」と呼ばれるサポート魔法が使える。そして、スバル・ナカジマ二等陸士は近代ベルカ式でありながら「騎士」と名乗らず「魔導師」で登録し、「シューティングアーツ」と呼ばれる独自の格闘術で戦うのだ。
「OKッ!」
スバルはその時、橙色に輝く宝石を見つけた。
「ねぇ、ティア?これティアの?そこの瓦礫から見つけたんだけど・・・。」
「アタシが試験にそんな宝石を持っていく訳が無いで・・・」
ティアは、スバルの後ろに浮遊する奇妙な機械兵器を視界に捕らえた。
「スバル!!後ろ!!」
「え?」
スバルが反応する前にティアはハンドガン型のストレージデバイスで機械兵器を撃った、しかし機械兵器に届く前に魔力弾は消えてしまった。
「フィールド?」
「ティア・・・何あれ!沢山いるんだけど!」
「囲まれた!?Bランクにしちゃ高度なフォーメーションなんだけどっ!?」


臨海第8都市Dブロック・・・。

「吹っ飛べ!アーク・ウェイブッ!!」
紫の衝撃波は、スバル達の所にも現れた機械兵器を真っ二つに切り裂いた。
「っきしょー・・・・これだからガジェットドローンはキライだぜ。」
クロードは、切り伏せたガジェットドローンの中から小さなICチップを取り出した。
「カーネル・・・『プロジェクトF』って一体何なんだよ・・・。」
クロードは鈍いメタリックグレーのICチップを見つめながら呟いた。


臨海第8都市Bブロック

「おぉぉぉっ!バスターナックル!!」
カーネルの左腕はガジェットドローンに大きな風穴を開けた。
「アクセルバスター・ファランクスシフト!ファイアッ!!」
レドンの周囲に展開されたスフィア型の砲台から無数の閃光が放たれ、ガジェットドローン達に穴を開けていった。
「受験者2名が心配だ。早く行くぞ!」
「待ってください!レリック・・・・移動してます!第三者か・・・最悪、受験者が保持している可能性が・・・。」
「なに!」
それもそのはず、実際スバル・ナカジマ二等陸士が第1級捜索指定ロストロギア・レリックとは知らずに持って逃げていたのだ。
「まずい状況だ・・・・AMF対抗策の無い彼女達がガジェットドローンの相手をするのは・・・。」
「ええ、一方的にやられるのがオチですね。」
[よし。テストコースに出て、ガジェットドローンの排除。及び、レリックの確保。レリックは受験者が保持している可能性が高い。受験者の保護と、レリックの確保は同時に行う事、いいな!]
カーネルは、念話で全員に指令を送った
[了解ッ!]


試験コース
「えぇいっ!しつこい!!」
ティアは走りながら、デバイスのカートリッジをリロードした。
「ダメもとでぇぇぇーっ!」
「ちょっと!スバル!?」
ティアの制止を振り切って真正面からスバルはガジェットドローンに立ち向かっていった。
「こんのぉぉぉぉーーーっ!!!ロォォード・カァァートリッジ!!」
魔力を装填しなおしたスバルのリボルバーナックルデバイスは蒼く輝き始めた。
「ディバイィィィーン・バスタァァァーッ!!!」
スバルはそのままリボルバーナックルをガジェットドローンに突きたてた。
「ゼロ距離ッ!!!」
単なる打撃と油断したガジェットドローンは凄まじい魔力に耐え切れずに爆発し、無残にその残骸を残すのみだった。
「はぁっ・・・・はぁっ・・・・どうだっ!!」
スバルは肩で息を切らしながらその場にへたりこんだ。しかし、ガジェットドローンは冷酷に照準をスバルに合わせ、一撃を放った。
「スバルーッ!!!!」
ティアの叫び声が廃墟に木霊した。
「相棒は無事だぜ、ティアナ・ランスター二等陸士。」
爆風の中からスバルをお姫様だっこしたクロード・スペシネフが現れた。
「ちょいと、リンカーコアを使いすぎてる。休ませてやりな。」
「はい!」
疲れ果てたスバルをティアに背負わせたクロードはガジェットドローンの方に向き直った。
「てめーら、覚悟しやがれ・・・・。」
「クロード、援護しますよ。」
ショルダーロケットランチャーを背負った少年がクロードの隣に現れた。
「頼むぜ、マグナ。この数はキツイかんな。」
「了解です。仲間達も向かっています、まずはガジェットドローンの排除ですね。」
マグナは、腰のホルスターから銃型のデバイスを取り出した。
「頼むよ、ミーロフL」
(了解です、マスター。)
クロードとマグナを捕捉したガジェットドローンは、一斉に砲撃を開始した。
「そんなのが・・・・このオレ様に当たるかよッ!!」
まるで瞬間移動をしている様に弾幕を駆け抜けたクロードは、鎌型デバイス「アイ・フリーサー」を横薙ぎに払った。
「その業・・・地獄で贖え、ガジェットドローン!
刃を発生させていたユニットが音をたててと折りたたまれた瞬間、ガジェットドローンは真一文字に切り裂かれ、大爆発した。
「無人戦闘兵器(ガジェットドローン)とは・・・プログラムどおりの動きしか出来ない単調な兵器なんですよ!」
マグナはショルダーロケットランチャーを展開し、小型のコンテナミサイルを撃ち出した。
「堕ちろ、劫火!」
(エンドレス・ヴォルケーノ)
コンテナミサイルから放たれた無数の火線はガジェットドローンを撃ち抜いた。
「凄い・・・・。」
瓦礫の間から二人の戦う姿を見ていたティアは、ただ呆然とするしかなかった。しかし、彼女は不気味に響く金属音も聞いていた。
「なんだ!?この音?」
「なにか・・・巨大な二足歩行のモノが・・・。」
ティアとクロードとマグナの前に、その巨大な二足歩行のガジェットドローンは現れた。
「で・・・デカすぎんぞ・・・このガジェットドローン・・・。」
「タイプ・・・アンノウンのガジェットドローンとエンゲージ!カーネル、支援をお願いします!」
しかし、AMFの影響でマグナの念話はカーネルに届かなかった。
「ッ!AMF!?」
「退くぞ・・・ティア!ついて来い!!マグナ!援護してくれ。」
「あ・・・はい!」
「了解です!」
ティアとマグナとクロードは、試験コースのゴール地点目掛けて駆け出した。


試験コース・ゴール地点。
「試験コースにガジェットドローン・・・前代未聞だね」
なのははモニター越しに部隊長であるはやてと話していた。
「しかも、まだ観測されていないタイプのガジェットも出てるみたいやしな。」
「なのはさん!」
そこに、マグナ達が息も絶え絶えにやって来た。
「ふぅ・・・・なんとか引き離せたな・・・。」
「クロード、受験者は無事か?」
「ええ、1名はリンカーコアの過剰使用でへばってる以外は、無事ですぜ。」
その答えに、はやては安堵の表情を浮かべた。
「良かった・・・無事で。」
[カーネル、そっちはどうだ?]
[こっちも片付いた、今からゴール地点に戻る。]
その直後、ぶつりと通信は途絶えた。
「こっちはこっちで、あのバケモノガジェットを潰しますか・・・。」
大型の二足歩行ガジェットドローンの全貌が明らかになってきた。
左右のマウントラッチには8連装ロケットランチャーが1基ずつ。両足には対人ファランクスバルカン。そして背中には大型のレドームが配備されており、単機での制圧戦を考えた装備だった。
「クロード・マグナ、二人は脇からファランクスバルカンとロケットランチャーを潰して。」
「了解。」
「あいさ、高町一等空尉。」
二人はなのはの脇から飛び出していった。
[下から頼むぜ、鈴奈・鈴香!]
[了解・・・クロード中尉]
[おっけぇーっ!]
アスファルトが突如崩れ、ガジェットドローンはバランスを崩して倒れた。
「見たかッ!ロッククラッシャーの威力ッ!!」
[・・・・二足歩行タイプ、確認・・・データ蒐集なら後でも可能ですよね?クロード中尉?]
ドリルランス型デバイス「ロッククラッシャー」を装備し、快活なショートヘアの少女・土留鈴香は片手でデバイスをぶんぶん振り回した。
[あぁ、全損にしても構わねぇ。データが取れるならそれで良い。]
コサック帽を被った物静かな少女・土留鈴奈は真っ直ぐにドリルランス型デバイス「ロックブレイカー」をガジェットドローンに向けた。
「グランドスマッシャー・ファランクスシフト。『アンリミテッド・ブレイカー・ワークス』・・・。」
無数に増えたドリルランスはガジェットドローンの脚部関節を撃ち抜いた。
「あばよ・・・1機、あの世にご案内・・・っと。」
クロードはガジェットドローンに、デバイスの刃を突き立て、すぐさま飛びのいた。その直後に凄まじい爆発が巻き起こった。
「ガジェットドローンの追撃戦力、確認ありません・・・・これで全てです。」
「ティアナ二等陸士、スバル二等陸士からレリックを回収してくれないかな。回収対象なんでね。」
「あ・・・はい。」
ティアナはクロードに促され、スバルの服の内ポケットから橙色に輝く宝石を取り出した。
「これで、回収完了っと。」
[こちら、試験コースの高町です。レリック回収完了しました。追撃のガジェットドローンも無いので、これより帰還します。]
[お疲れさんや。後は、受験者からの事情聴取も頼むな。]
はやては通信で指示をだした。
[了解です。]
そこに、他のブロックでガジェットドローンを撃退していたカーネル達が戻ってきた。
「すまない、ICチップの回収に手間取ってな。」
「こっちもこっちで、バカでかいガジェットドローンと戦ってましたから、お互い様ですよ。」
マグナは少し皮肉交じりにカーネルと話した。
「さて・・・ティアナ・ランスター二等陸士、スバル・ナカジマ二等陸士・・・・。」
「はい。」
カーネルに呼ばれた二人は、緊張した面持ちで返事をした。
「今回、このような事件なってしまったが・・・君たちの潜在能力の一部を垣間見れた気がする。どうだ?機動六課に来ないか?」
「機動六課・・・ですか・・・。」
スバルは驚いた表情でカーネルを見つめた。
廃墟を吹き荒ぶ風は、新たな未来を・・・・呼び込んだ。

#01:新しき風の道標〜GUIDEPOST OF NEW WIND〜
FIN







キャラクター対談・・・という件に見せかけた後書き(その2

ミナ:「ミナルーシェと・・。」
カーネル:「カーネル・アーヴァインの・・。」
二人で:「後書きスペシアルッ!」



ミナ:「どうも、最近は和田光司さんの「Butter−Fly」とかいきものがかりの「ブルーバード」がお気に入りのミナルーシェなり。」
カーネル:「管理人の中では「ヴィータ×カーネル」という何とも年の差ありすぎカップルが成立しているらしく、当惑気味のカーネルだ。」
ミナ:「我が友から言わせれば『ナイスカップル』だそうだ、生みの親として、こう評価されるのは嬉しいn・・・。」
ヴィータ:「くぉらぁぁぁぁーーー!!(テートリヒシュラークをしつつ乱入
ミナ:「へぶらいっ!!」
ヴィータ:「てめー、なにしやがる!」
ミナ:「なにって・・・前回、ただカーネルに頭わしゃわしゃされるシーンを追加しただけじゃないか。」
ヴィータ:「アレは余計だ!アレはッ!!」
カーネル:「落ち着け落ち着け。ハーゲンダッツやるから」
ヴィータ:「・・・まぁ、許す。」
ミナ:「アイスで買収されんな。」
カーネル:「今回は・・・『Strikers』第1話にオリジナル要素が加わった感じだな。」
ミナ:「えぇ、まぁ。なんかあった方がストーリー的にオイシイと思って。」
カーネル:「で・・・結局プロローグでオレにぶつかって来た娘は・・・。」
ミナ:「本人は覚えてないだろうけど、ギンガさんwちょーどスバルを探してたシーンと重なるんだなw」
カーネル:「ぶつかったけど、本人は覚えちゃいないと。」
ミナ:「うん。あの臨海第8エリアにレリックがあったっつーのは・・・。」
ヴィータ:「はやてが言ってたぞ、『それ以上は隊長権限で緘口令』だと。」
ミナ:「じゃ、緘口令に従って言いません。また次回をお楽しみに。以上、ミナルーシェと」
ヴィータ:「ヴィータと」
カーネル:「カーネル・アーヴァインでお送りしました。」

3人:「有難うございました!!」


管理人感想

 ミナルーシェさんからいただきました!

 すでに六課のフォワード部隊はオリジナルキャラクターによって編成されているようですな。
 そして、スバルが拾ったのがなんとレリックだったとは。おかげで予備知識なしでガジェットとやり合うハメに……それでも1体撃破したのはさすがといったところですか。

 ともあれ形は変われど機動六課にスカウトされたスバル達。原作とは姿の違う六課で彼女達を待つものとは?
 次回を楽しみにお待ちしております!