用語辞典01:機動六課提携編
*注意事項*
以下の用語は、基本的に「とたきま」本編に"初登場した話数が早い順に"掲載している。
また、過去のGMシリーズや他のクロスオーバー作品で登場している用語については、そちらを参照。
本編中で名前が出なかった単語もあるが、概要などは本編中で触れられている。
<精神生命体>
人間などの有機生命体と遜色ない外観を持ちながら、生体構造が全く異なる生物のこと。
精霊や妖精などもこのカテゴリーに含んで定義する場合もあるが、「とたきま」では別枠として定義している。
基本的な性質は精霊などと同様で、不老不死なので老化もせず、寿命もなく、自然死することはまずないが、
他の有機生命体と同じように実体を持ち、依代を持たずとも人間と変わらない生活をする者も多い。
ただし、根本が魂だけだからなのか、周辺の環境に全く影響されずに活動可能である。
個体差はあるが、毒ガスなどにさらされても有機生命体ほど深刻な影響は受けない(臭気などで不快感を感じる程度)。
「とたきま」においては、意図的・偶発的問わず、自然に発生したものではない個体を精神生命体と定義している。
ユニクロンの物質再構築能力の暴発で誕生したトラルーや、プライマスの力で再誕したアレックスとポラリスなどが該当する。
なお、バグジェネラルの「変調」効果の影響で生まれ変わったイテンも、このカテゴリーに該当するといえる。
<イグナイテッド>
トラルーが、古代ベルカ戦争中期から連れ添っているデバイス。
構造がどのカテゴリーにも該当しない為、かつて取り扱っていたジャンク屋いわく「デバイスとしての分類がない」デバイス。
アルトアイゼンなどにも勝るとも劣らない饒舌で、戦闘から私生活に至るまで、幅広くトラルーに関与している。
トラルーのオタクな性格は理解しているが、指摘すべきことは遠慮なく指摘する傾向にある。
ウェイトモードはないが、サイズシフトによりバッジほどの大きさになったり、帽子替わりにすることもできる。
トラルーが根無し草である為、亜空間技術を利用した特殊な収納スペースを持つ他、
リアルタイムでネットから情報収集できる「多次元ライブラリ」や、規格外の頑丈さと高速自己修復機能まで併せ持っている。
本体両端に対角線上に備えられている「マルチフェザー」は、
形態に応じて刀身や銃身になったり、プロペラのようになったりする上に、変幻自在かつ伸縮自在であり、用途は幅広い。
基本的に制御は全てイグナイテッドのAIが担当しているが、頭部に合体した「ヘッドウィングモード」ではトラルーも操作可能。
ツインランサー風の近接戦闘形態「ジャベリンフォルム」、
片手銃としての性質を持つ射撃形態「シュートフォルム」を基本とし、瞬時に切り替え可能。
トラルーの頭部に合体した上で追加パーツである「ミスティック」も装備する「サヴァイブミスティック」形態もある。
サヴァイブミスティックはいわば1対多の戦闘を想定した形態で、イグナイテッドのAIによるリアルタイムでのサポートも可能。
デバイスとしては異例の、処理能力の限界を持たないデバイスである為、
やろうと思えばいくらでもシステムを組み込み、無限に拡張させることができる。
しかし、最大の本分は、所有者のエネルギーサイクルを劇的に加速させ、運用効率を最大限に高めるという性質にある。
トラルーの膨大すぎるエネルギーを暴走させない要因の1つは、このデバイスの存在そのものであるといえる。
また、膨大すぎるが故か劣悪になっている燃費問題もイグナイテッドによって多少は改善される。
第35話〜36話でのバグジェネラルの融合に巻き込まれるが、
バグジェネラル消失時の神器同士による反発作用のおかげか、トラルー共々原形をとどめて解放されている。
ただし「変調」効果が及んでいたらしく、一部のシステムが変質しているようである。
<マスターソドラボイ>
ジュンイチがスバルたちの訓練の為に独自に作り上げた、マスターコンボイのパチモン。
他にもカイザーコンボイ型やジェネラルライナー型、Vストライカー型が確認されている。
(それぞれ「カイザーソドラボイ」「ジェネラルソドラー」「Vソドライカー」という名前までついていたが、殆ど披露されず)
共通しているのは、顔がハニワになっている点と、土人形のようなカラーで統一されていること。
ただし、ただ模造しているのではなく、独自の機能を搭載していたりするが、
特筆すべきは「オリジナルより22%強く」作られていることであろう。
22%効果によりオリジナルであるスバルたちを蹂躙するが、
たまたま目撃したトラルーがヘッドオンしたレイスカイザーによって、パチモン部隊はあっさりと壊滅。
残されたマスターソドラボイも、モノホンのカイザーマスターコンボイに撃破された。
後ほどこの騒動は「パチモンウォーズ事件」と名付けられ、管理局のブラックリストに載ることになった。
事の首謀者と共謀者であるジュンイチとなのはが、罰ゲームも同然な扱いで後始末させられたのは言うまでもない。
また、事件解決に一役買ったトラルーとスターには、地上本部から褒賞と謝礼が送られたりした。
ちなみに、元ネタは「黄金勇者ゴルドラン」から、知る人ぞ知るソドラ王である。
<ティレイスタ>
トラルー専用のトランステクター。ただし、ゴッドオンではなく専用のメイルカードを用いたヘッドオンで変形する。
スペースシャトル型のビークルモードを持ち、メイルカードとトラルーのコールによりどこにでも駆けつける。
ヘッドオンすることで、機動力と一点突破力に優れた「レイスカイザー」へと変形する。
ゴッドマスターではないトラルーに最適化した結果、ヘッドオン方式になった。
ビークルモード時の翼部分は、機首部分と変形合体することでツインランサー状の基本装備「レイスジャベリン」となる。
変形プロセスは割と単純なもので、機動力特化型であることを除けばシンプルかつ扱いやすい能力値である。
また、ビークルモードの外観からはわかりにくいが、実は地形などの影響を一切受けず、
宇宙や大気圏内だけでなく、深海やマグマの中でも全く負担を受けることなく行動することができる。
必殺技は、フォースチップのエネルギーをまとわせたレイスジャベリンをかざして突撃する「レイスフィニッシュ」。
実は装甲の大半はある程度拡張させることができ、これは他者との合体において活用される。
……が、現在は特に合体相手がおらず、合体した際のポテンシャルは未知数である。
<ブリッツスカイ>
スターの背面にある、サブフライトシステム兼武装マウントシステムとして機能するデバイス。
言及されることはないが、実はインテリジェントデバイスらしい。
この内部スペースにスター本体が収まることでビークルモードに変形(変身?)することもできる。
両翼の端部に備えられているブースターユニットには2つのリングがマウントされている。
局所破壊に適した空間湾曲を起こす「ファントムリング」は各種攻撃に、
広範囲に湾曲障壁を展開する「ウォールリング」は、強靭な防御フィールドの迅速な構築に利用される。
リアルタイムで情報収集する機能も備えられている他、
後ほどレルネの改修によりバーストモードのシステムを搭載することになった。
ちなみに、元ネタは「勇者王ガオガイガー」のステルスガオーU。
<ルディン>
スターが持つ、武器としての性能だけを持ったデバイス。言及されていないが、アームドデバイスに当たる。
普段はブリッツスカイの内部に収納されており、有事の際には飛び出してスターの武器となる。
デバイスではあるが、搭載されているAIは簡易的なものであり、殆どのソースが出力調整に回されている。
2連装のビーム砲を備えた「ライフルモード」と、大槌型の「ハンマーモード」の2形態が存在する。
チップスロットは機体上面に備えられており、いずれの形態でもフォースチップの使用が可能。
また、ハンマーモードがある関係上、装甲強度はかなり高めになっている。
実はファントムリングやウォールリングにも対応しており、
これらの空間湾曲機能を利用することで様々な状況下で高い攻撃力を発揮することができる。
「アレス」開催に合わせてレルネによって強化されており、
アタックファンクション対応型に仕様変更されている。
ちなみに、ハンマーモードの形状の元ネタは「勇者王ガオガイガー」のゴルディオンハンマー。
<株式会社オービット>
ミッドチルダも含めた、多彩な次元世界を股にかけてビジネスを広げる運送会社。
その知名度は、恭文やアルトアイゼンも知っているほどで、地球にも業務範囲が及んでいると思われる。
トラルーやスターもこの会社の社員であり、会社から振り込まれる給料によって生計を立てている。
なお、トラルーについては会社側からのスカウトであり、
「業務において能力を大いに発揮してノルマを果たす代わりに、任意での一時的な休暇を認める」という契約が結ばれている。
トラルーやスターの上長が、どこかで見たゴジラモヒカンな参謀のような人であるなど、
(元ネタ的な意味で)なかなかバラエティ豊かな人脈を持っているようである。
ちなみに、給料はノルマ達成状況に比例した出来高歩合制。
トラルーは他の社員と比べて2〜3倍の量があるが、始めれば問題なく遂行できる為、結果的に大儲けしているらしい。
<トレントブレード>
イテンの基本装備。2本1組の片手剣であり、刀身内部には超小型のブースターが内臓されている。
素材は軽量性を重視していながら、特殊な配合素材を使うことで強度も高められており、
盾代わりに使ったとしても遜色ない強度が確保されている。
ただし、この強度確保の本来の目的は、ブースターによる加速衝撃に耐える為である。
このブースターを利用することで、常人ではついていけないほどの瞬間加速を実現しているが、
使いこなすには加速衝撃に負けることなく動く為の訓練が必要となる。
基本形状は片手剣そのもので、接近しての斬撃を目的としている。
グリップを45度倒すことで射撃形態へ移行することができ、その際は展開したビームバルカンでの中距離射撃が可能。
レルネにより「トレントブレードU」へと改修された際、
簡易AIの搭載と共にアタックファンクション対応型へと仕様変更されている。
ちなみに、元ネタは「ZOIDS」のブレードライガーに装備されているレーザーブレード。
<カリーシュダイブ>
イテンが持っているIS。その性質はセインの「ディープダイバー」に似ている。
そのため、地面や壁など、無機物を泳ぐようにすり抜けて移動することが可能である。
ただし、飛び込む時と飛び出す時の2回、周辺にかまいたちを飛ばすという追加効果があり、
これとトレントブレードを併用すれば、敵の大群をあっという間に蹴散らすことも可能。
ISは元々戦闘機人が保有する能力であるが、イテンも元々は戦闘機人として生まれており、
この能力も「ディープダイバー」の応用を目的とした実験によって生じたものである。
バグジェネラルの力でイテンが転生した後も、固有能力として残っている。
スターいわく「場所によってはチート」な能力。
<パーティ会場>
第4話でスターやイテンが使っていた言葉。要するに敵が多い戦場のことである。
イテンが愉快犯的なバトルマニアであることから、スターは洒落っ気も込めてこの言葉を使ったと思われるが、
彼は彼で若干戦闘狂の疑いがある為、実はこう表現するのが本音なのかもしれない。
ちなみに、セリフの元ネタは「マイクロン伝説」のジェットファイヤー。
<バグジェネラル>
トラルーのパートナーマイクロン。球体状でビーム砲を持つ衛星に変形。
メタリックブルーを基調としたカラーが特徴的。
当初はパネルになっていたが、イテンが誕生していた研究プラントにて発見される。
衛星に変形した状態でトラルー自身に直接エヴォリューションすることで能力を解放するが、
実は合体した相手またはその状態で触れたものを「変調」させるという効果がある。
この「変調」効果は時と場合によってランダムであり、瀕死の者を転生させたり、
パートナーの力をオーバーロード寸前まで引き上げて変貌させたり、と、効果内容は一定ではない。
攻撃を受けた相手のフォースチップやプラネットフォースを破壊する「ディープ・ルインド」も、
「変調」効果によりトラルーのエネルギーが変質したことで偶発的に誕生した技である。
「アレス」終了直後、ダークコマンダーにコントロールされ、トラルーやイグナイテッド、神器を融合する媒介にされる。
トラルーを覆いつくす異様な物質へと変貌し、反発作用で生じるエネルギーを内側にため込む性質も災いし、
その時の記憶が全て吹き飛ぶほどの大暴走へと導いてしまう。
最終的にはスターたちの必殺技も上乗せしたワンダフルブレイズの直撃を受け、跡形もなく消滅した。
ちなみに、「マイクロン伝説」の商品の1つ「マイクロンブースター」で玩具化されているが、詳細設定は不明。
<マイクロン>
人間の子供程度の大きさを持つ、超小型トランスフォーマー。
他のトランスフォーマーと同様に、ビークルモードに変形することができる。
ホップやパルスたちのような例外を除けば基本的に電子音のような声しか出せないが、
ウィリー、バンク、アーシーという古代のマイクロンも、限定的ではあるが人語を話すことがあった。
全体的に戦いを好まない性格で、よほどのことがない限りは戦闘に参加することはない。
ただし、デストロン側で軍事車両のスキャニングデータを与えられて覚醒した個体の一部は好戦的らしい。
他のトランスフォーマーなどと合体する「エヴォリューション」の発動により、
相手の潜在能力を引き出したり、新たな力を発現させたりするという特徴を持っている。
ホップたちギガロニアのマイクロンも同様の性質を持っているのかは不明だが、
ユニクロンから生まれた個体については全てエヴォリューションが可能となっている。
なお、「とたきま」ではマイクロンパネルから覚醒したマイクロン全員がサイズシフト能力を持っている。
実はエヴォリューションできる個体、つまりユニクロンによって生み出されたマイクロンたちはユニクロンの細胞であり、
エヴォリューションというものはその性質の応用によるものである。
また、ユニクロンと融合すると彼らの意思は消されてしまうが、何らかの方法で解放されれば意思も復活する。
ベクターメガトロンたちがいた時代での戦いのキーパーソンとなり、その時代のユニクロンが負ける要因にもなった。
ダークコマンダーもそれを知る1人だが、彼はユニクロンの「意思細胞」ダブルフェイスの変異体である。
元ネタは「マイクロン伝説」「スーパーリンク」「ギャラクシーフォース」で登場したもの。
この3作は、ユニクロンが直接的または間接的に関与している為か、「ユニクロン三部作」とも呼ばれている。
日本版「ギャラクシーフォース」ではユニクロンは登場しないが、海外版ではスペアボディの存在が語られ、
ノイズメイズとサウンドウェーブはユニクロンの眷属であるとされている(特に前者は海外版では元ダブルフェイスである)。
この二人がGMシリーズにおいてユニクロン軍に属しているのも、海外版の設定を汲んだものであると思われる。
<マイクロンパネル>
五角形の形をした、人間の胴体くらいの大きさのパネル。
アルファベットの「M」のようなマークが刻まれており、おそらくマイクロンの頭文字であると思われる。
休眠状態となったマイクロンが変質した姿であり、この状態から覚醒することでトランスフォーマーとしての姿を見せる。
基本的に黄緑に近い色をしているが、神器のマイクロンはそれぞれ異なったパーソナルカラーになっている。
(スターセイバーは青、コスモテクターは黄色、アストロブラスターは水色)
トランスフォーマーに狙撃されても壊れない頑丈さを持つが、
マイクロンは一部例外を除き覚醒した直後に見た者を親のように慕う特徴がある為、取り扱いには注意が必要。
かつてカオスプライムやベクターメガトロンがいた時代でユニクロンの脅威が去った後、
新天地を目指して旅立ったマイクロンたちが再び休眠状態に入ったようで、
現在では地球だけでなくミッドチルダなどでもマイクロンパネルの目撃例が報告されている。
ちなみに、現在普及しているマイクロン用センサーは全て、
覚醒する時にだけ放たれる特殊なエネルギーを感知することで、パネルの位置を特定する仕組みらしい。
その為、実質上「覚醒、もしくは覚醒寸前の時だけ感知できる」という仕様であり、
完全な休眠状態になっているものについては感知できないようである。
覚醒方法は大きく分けて2つ。
1つは、発見した時点で、または誰からの干渉も受けずに自力で覚醒するケース。
もう1つは、かつてのベクターメガトロンがやった方法として、外部からスキャニングデータを送り込むケース。
この場合、マイクロンは送られたスキャニングデータが反映された姿となって覚醒するが、
神器などの3体合体を行うマイクロンについては、特殊な力で守られているらしく、この方法で覚醒することはない。
元ネタは「マイクロン伝説」から。大半のマイクロンはこの状態で発見された。
デストロン側のマイクロンについては、このパネルの状態からスキャニングデータを送り込まれることで覚醒している。
ただし、定められた合体能力がある為か、神器のマイクロンたちはこの方法では覚醒しないようである。
<スサノ王>
ミッドで経営している、とあるラーメン屋が期間限定で売り出しているラーメン。「スサノオ」と読む。
大食いチャレンジ企画の商品であり、これを1時間以内に完食することで金一封がもらえる上に無料になる。
しかし、麺だけで10人前もある上、大量の具材やスープも含めると、実質15人前相当。
スープは魚介類ベースだが、そこらの担担麺がお子様ランチ級に思えるほどの激辛仕様らしい。
なお、完食という定義については、スープも全て飲み干さなければならない為、非常にハードである。
第5話で登場、たまたま同じ店に入っていたトラルー、スバル、エリオ、ギンガがこれに挑戦。
大食い枠である筈のスバルたちが撃沈していく中、トラルーはスープも含め見事に完食した。
とはいえ、その風貌はスターいわく「らぁめん」という名の要塞。イテンは"大要塞「らぁめん」"と命名していた。
ちなみに、元ネタは「女王騎士物語」のコミックス描き下ろし漫画。スサノオとは、日本神話で登場する荒ぶる神。
<説教部屋>
普通は「せっきょうべや」と読むが、敢えて「しゅらば」と読む。第6話でトラルーが使った表現。
しょうもない失態を犯した部下たちを、なのはが砲撃連発で追い回していることを皮肉ったもの。
別な表現として「OHANASHI」という表記もある。これはなのはの口癖(?)に由来していると思われる。
余談だが、この件を皮切りに、トラルーはなのはのことを「白い冥王」などと皮肉ることが増えた。
<三種の神器>
3体のマイクロンが合体することで完成する、非常に強力な装備の総称。
スターセイバー、コスモテクター、アストロブラスターのことであり、単純に「神器」などと呼ぶこともある。
それぞれ最強の剣、最強の盾、最強の銃となっており、1つだけでも戦況を一変させ、
使い方を誤れば、文明を丸ごと滅ぼすことさえ可能なほどの恐るべきパワーが秘められている。
一説では「武器の三すくみ」とも呼ばれているが、これは神器同士が反発エネルギーを放つことに由来している。
この反発エネルギーも非常に強力で、兵器転用すれば惑星すら破壊可能な威力を発揮する。
実はギガロニアで誕生した者を除くマイクロンはユニクロンが己の細胞から生み出した存在である。
神器のマイクロンたちも例外ではないどころか、より強力で特別な力を与えられており、
三種の神器がユニクロンの細胞の下に集結すれば、ユニクロンにとってこの上ない覚醒キーとなってしまう。
(同時に無限動力機関としての役目も果たすようである)
トラルーは当初、それを避ける為にゲリラ戦を密かに展開していたのだが、
自力だけでの限界を悟り、機動六課に提携を依頼したことで、六課メンバーもその存在を知ることになる。
休眠状態のマイクロンの姿である「マイクロンパネル」が、彼らだけの独自の配色になっているのも特徴。
なお、神器のマイクロンは合体する3体が揃わなければ覚醒しないという性質を持つが、
シャトラー、スピン、アポロの3体は自力で覚醒し、共鳴によって仲間を覚醒させる力を持つ。
神器の元ネタはいずれも「マイクロン伝説」から。神器という呼び方については、玩具のカタログなどで使われていた。
<クワガ・タンク>
ベクターメガトロンのこと。ただし、悪口のようなものなので本人は非公認である。
頭部がクワガタの大あごのような形状をしていることと、ビークルモードが戦車型であることが由来。
第7話にてビコナが初めてこの言葉を使い、直後ベクターメガトロンに砲撃された。
ちなみに、ベクターメガトロンの元ネタである「マイクロン伝説」で、イカトンボことスラストがこの言葉を作った。
ただし、相手が相手なので、本人には絶対秘密。イカトンボのささやかな反撃。
<スターセイバー>
マッハ、ジェッター、シャトラーの3体が変形合体した神器。別名「星の剣」。
刀身をマッハとジェッター、鍔と持ち手からなる基部をシャトラーが構成している。
合体したことで直結・増幅したエネルギーは、刀身を覆う青白い光となる。
刀身の長い剣であるが、片手で取り回せる程度なので、大剣というよりはロングソードに近い。
その切れ味は痛烈無比であり、トランスフォーマーの頑強な装甲すら紙切れのように切り裂いてしまう。
また、刀身を丸ごとエネルギーでコーティングする為、盾代わりに使っても十分な性能を持つ。
最初は覚醒を促すシャトラーをプレダコンズが手にしていた為、ファーヴニルが使用。
その戦闘で六課に移ってからはトラルーの意向もあって使用されていないが、カオスプライムが管理している。
理由は、カオスプライムがかつての仲間ないし友としてマッハたちが認識し、彼に付き従う為。
しかし第35話で暴走したバグジェネラルに取り込まれてしまい、第36話で解放されると反発現象で散り散りになってしまった。
ちなみに、六課のスターセイバーと名前がかぶってしまい、一時は名前会議まで開かれた。
<物質再構築能力>
破壊神と呼ばれているユニクロンが持っている、もう1つの能力。
様々なものを食らいつくすユニクロンだが、体内で再構築したものを解き放つことがある。
それが物質再構築能力と呼ばれるもので、ユニクロンもまた破壊と創造の両方の性質を持つことの所以となっている。
大抵は白いトランスフォーマーなどの眷属を生み出す為に使われる能力で、ユニクロンの意思で発動可能だが、
トラルーが誕生した時だけは、制御を離れて暴発したとされている。
彼が規格外な能力やパワーを持つのも、暴発によって様々な要素がミックスされた結果であるといえる。
ちなみに、演出や方法こそ違うものの、過去のユニクロンも同様の力を使っている。
だが、破壊と創造、その両方の性質を持つと言及されたのは、実は日本版では「スーパーリンク」が初だったりする。
他にも、同作のオメガスプリームやプライマスが語るユニクロンの情報には、興味深いものが多い。
<オリハルコン>
クレアやイリアスが知っている伝承で用いられている言葉。
彼女たちの発言から考えると、マイクロンのことを示した言葉であると思われる。
クレアいわく「意思を持つ人型の金属生命体」とのことで、3体合体するということも含め、共通項が多い。
移民船団に伝えられている伝説であるが、クレアの祖父が地球に大きく関心を持っていたことから、
地球の伝承が混ざった可能性も十分にあり、昔の人々がマイクロンたちに名付けた名前であることも考えられる。
「マイクロン伝説」原作でもマイクロンのことを古代の地球人がオリハルコンと呼ぶ描写があった。
ちなみに、オリハルコンという金属には諸説あり、アトランティスに存在したといわれる幻の金属であるともされる。
また、海外では「オレイカルコス」「オリカルクム」などとも呼ばれている上に、若干意味が異なる。
<ガス欠>
いわゆる燃料切れ。別な言い方をするとエンプティとかそういう状態。
トラルー自身が言ったり、彼に対して誰かがこう言う場合、彼のエネルギー切れを意味する。
なんだかんだで燃費が悪いステータスとなっているトラルーだけに、
何かしら言いやすく、かつ分かりやすくその事態を認識できる方法を、と考えた末に出た愛称のようなものである。
一度感情がオーバーロードして暴れだした場合、怒りの矛先がくたばるかエネルギー切れにならないと止まらない為、
スター他友達や仲間一同は、暴走時のトラルーに対しては若干の期待の意味も込めてこう表現することもある。
<ソナー>
スターのパートナーマイクロン。6輪の探査車に変形。ロボットモード時、車輪が足になる。
ロボットモード時は左腕になる高精度レーダーにより、探査や索敵などで活躍する。
右腕が小型のビーム砲になっている為、攻撃力は他のマイクロンよりは高めだが、それでも自衛程度である。
ブリッツスカイの上面やルディンのチップスロットにエヴォリューションすることで、
索敵能力を上昇させたり、攻撃の命中精度を補うことができる。
原作のソナーはジェットファイヤーのパートナー。火星で目覚めたマイクロン(ドラフト)の探索で一役買った。
<流星落もどき>
第11話の冒頭でヴェルヌスがマスターギガトロンにお見舞いした技。
ジュンイチが使う「流星落」と同様のモーションで、かかとに集中させた重力エネルギーを叩きつける。
名前が「もどき」なのは、あくまでも模倣した我流の技である為。
重力エネルギーも加える為か効果は絶大で、脳天直撃ということもありマスターギガトロンを一時的に気絶させた。
<獲ったどーっ!!>
第11話にて、イテンがスターセイバーをゲットした時に発したセリフ(の一部)。
手に入れた獲物を天高く掲げて、誇らしげに叫ぶのがポイントである。
流行語大賞にノミネートされてもよかったのでは?というくらい、世間への浸透度が高い。
「いきなり!黄金伝説」でレギュラーを務める芸人、通称マッサルさんの名ゼリフ。
イテンがこの雄たけびを上げたのは、おそらくマッサルさん大好きなトラルーの影響であろう。
<水色らりほーコンビ>
かつてイテンが、トラルーと組んで芸能界デビューを果たす為の名前として考えたもの。
しかしトラルー本人によってあっさり頓挫、更に何があったのかイテンにとってのトラウマワードになっている。
イテンいわく「私の黒歴史」。
この言葉が聞こえた瞬間に土下座する辺り、イテンにとって相当なトラウマであると思われる。
<ホシケン>
神器とヴォルケンズとでスターセイバーという名前がかぶってしまい、
割と長期化せずに済んだ会議の末に出た、ヴォルケンズの方のスターセイバーの新しい名前。
名前の響きがサンバソングで有名などこかの歌手のようにも聞こえるが、
名付け親であるセインが「星の剣(ほしのけん)」という別名からもじっただけの名前である。
名付けられた本人は1日寝込んでしまうほど落ち込んだが、
インパクト絶大かつ「覚えやすいし分かりやすいから」という理由で、満場一致で決定した。
別な話ではパートナーのシグナムにまで使われてしまうわ、
パンドラがオーディーンやフェンリルにこの名前を先に教えてしまうわで、かなり難儀な人となってしまった。
ただし、名付け親のセインについては、諸事情によりお咎めなしとなっている。
更にイマジンズにまで浸透した結果、
トラルーが勝手に作った替え歌「ホシケンサンバ」まで六課内部で破竹の勢いで浸透した。
<たいへんなへんたい>
トラルーいわくエロいスイッチが入ったビコナのこと。
一度こうなると簡単にはおさまらず、大抵一般向けでは直接描写厳禁な事態に発展する為、
警戒対象を見るかのような目と意味を込めてこう呼ぶことがある。
余談であるが、敢えてひらがなだけで表記するのがポイントである。
<コックローチイマジン>
第14話で登場した、ゴキブリ(コックローチ)のような姿をしたイマジン。
本体にそっくりな大量の分身を作り出すことができ、集団戦闘で敵を圧倒する。
分身1体ずつの戦闘力は大したものではなく、ショッカー戦闘員と同程度であるが、
ゴキブリ特有の素早い動きでエクストリームスラッシュ発動直後の電王からベルトを奪うなど、
本体はなかなかの切れ者。ネガショッカーに所属していたかどうかは不明。
レーザーとビームのマイクロンパネルを手に入れていたが、
それを目撃して血相を変えたトラルーに害虫駆除をするかのような勢いで追い回され、
パルスの共鳴効果で完成したエネルゴンセイバーを振るったクレアの一撃で焼き払われた。
ちなみに、「仮面ライダーW」にゴキブリの姿をしたドーパントがいた為、それにならってトラルーが名付けた。
<エネルゴンセイバー>
パルス、レーザー、ビームの3体が変形合体した、金色の輝きを放つ大型の剣。
パートナーはそれぞれコビー、ローリ、バドとなっているが、彼らは非戦闘員である為、前線メンバーの誰かが使う。
合体プロセスはスターセイバーのマッハ、ジェッター、シャトラーと同様だが、
変更されたディテールや追加パーツも相まって、スターセイバーとはまた違った印象を受ける。
太陽の如き熱エネルギーを放つことから、「太陽剣」とも呼ばれている。
マイクロン3体のリーダー格はパルス。コビーたちの声でエネルゴンセイバーへと合体する。
第14話で初めて使用され、固有必殺技「プランティアブレイズ」でコックローチイマジンを分身ごと焼き払った。
その後もレルネとのバトルなどで投入され、バルゴラが手元にない為にジンが使用したこともある。
なお、合体中はパルスたち3体の人格が統合され、3人同時に喋っているような声になる。
元ネタは「スーパーリンク」。原作ではキッカーやロードバスター、グランドコンボイなどが使用。
火星のシティで覚醒し、サイバトロン合流後は主にキッカーの武器として度々戦線で活躍した。
なお、彼らもまたユニクロンの細胞から生まれた存在なのかは不明。
<写し身の術>
月影丸が修得している、超忍法の1つ。もはや忍法というより超能力に近いが、ツッコむのは野暮である。
任意の相手の生き写しを生み出すという非常に奇怪な術。
影分身の術を覚えたいと意気込むセインに、お手本を見せようとして誤使用したもので、
セインの生き写しとしてレルネが誕生するキッカケになった。
なお、レルネはれっきとした男なのだが、何故女の生き写しなのに男として誕生したのかは謎である。
<スコールピオ>
レルネの基本装備。「多節棍」と呼ばれる武器をモチーフとしており、棍は6つある。
棍同士は光の帯で連結したり、直列合体してロッドのようになるが、棍は全て遠隔操作兵器としても機能する。
なお、制御AIは棍ごとに1つある他、レルネの両手首のリング状のパーツにも内臓されており、
複数のAIが連係することでビット兵器として優秀なレベルでの高速処理を可能としている。
ちなみに、名前は多節棍として使う様がまるでサソリ(スコーピオン)の尻尾のようにしなることから。
<クロス・アイン>
レルネのハンドメイド・パワードデバイスの1機。挨拶は「ウッス!」。
一人称は「あっし」で、語尾に「〜っす」とつけるのが口癖。ツヴァイやドライを率いるリーダー格。
槍使いとしてはパワー型だが、なずなと互角の戦いを繰り広げられるほどの実力を持つ。
基本装備は槍「エクス・ジャベリン」。合体時は胸部・背面・肩を覆うアーマー、背部スラスター、両腕の追加パーツになる。
<クロス・ツヴァイ>
レルネのハンドメイド・パワードデバイスの1機。挨拶は「オイッス!」。
一人称は「オイラ」で、アインやドライのような語尾につく口癖はない。
3機の中でもとにかく頑丈で、ややマヌケだが多少の死亡フラグは踏み抜いても問題ない。
基本装備は杖のような斧「エクス・トマホーク」。合体時は腹部アーマーと両腕の追加パーツになる。
<クロス・ドライ>
レルネのハンドメイド・パワードデバイスの1機。挨拶は「チョリッス!」。
一人称は「吾輩」で、語尾に「〜である」とつけるのが口癖。トラルーいわく3機の中で特に主張が激しそうな性格。
3機の中で最も小回りが利く構造らしく、ガンマンさながらの射撃精度も持つ。
基本装備は拳銃「エクス・スプレッダー」。合体時は両腕と下半身のアーマー、両肩のスラスターになる。
<クロスディメンジャー>
クロス・アイン、クロス・ツヴァイ、クロス・ドライの3機がレルネのアーマーパーツとして「超無双合体」した姿。
装着により増加する重量は、ドライの上半身からなる肩部スラスターとアインの両足からなる背部スラスターでカバーしており、
スラスター3基を併用することで、スピードについては単体時の3倍相当にまで向上している。
3機のAIは統合されており、一人称は「私」。性格がやや過激になるのか、弱い相手には「愚か者めが!」と言う。
合体したことでパワーもかなり増大しており、レルネの脳内設定では30倍にアップしている。
レルネいわく「最強最高傑作」であり、全てのステータスが高次元でまとまっている。
第15話で初めて合体し、続く第16話でジンたちを相手に猛威を振るった。
クレアをブレイクオーバーしたが、その直前の一撃が原因で生じた亀裂により動作不良を起こしてしまい、
最後はゼロノスのスプレンデッドエンドで撃破された。
ほぼ唯一ともいえる欠点は、火器類を全く装備していない為に射撃という選択肢がないこと。
その為、遠距離攻撃についてはスコールピオにほぼ丸投げすることになる。
アインたちの武器が変形合体した大剣「ユニオンカリバー」を基本装備としているが、
レルネがスコールピオを使う関係でこれとの併用も可能となっている。
ちなみに、元ネタは「ダンボール戦機」のパーフェクトZX3とユニオンソード。
<オタ道スピリッツ>
オタクだけが持つ(らしい)情熱のようなもの。○○魂とか、そういう言葉らしい。
第16話でレルネが使っていたが、理解できなかったクレアたちへの説明は見事にスルーされている。
クロスディメンジャーの高い完成度と戦闘力は、このオタ道スピリッツを徹底的に注ぎ込んだ結果らしい。
ちなみに、元ネタは「ダンボール戦機」のオタクロスの口癖。原作でもこの単語についての説明は特にない。
<サーチ>
レルネのパートナーマイクロン。4輪の誘導レーダー車に変形。砲身はロボットモード時の腕になる。
入手経緯は不明だが、クロスディメンジャーの状態でエヴォリューションしていたことから、
少なくともクロスディメンジャーの開発よりは前であると思われる。
自走砲のように射撃もできるが、優れたレーダー性能を活かして索敵に使ったり、高速分析に役立てることもある。
レルネのコンピューターにはエヴォリューション用のジョイントパーツが備えられており、
コンピューターの処理演算能力を引き上げる際にエヴォリューションする。
原作ではアイアンハイドのパートナーマイクロン。マイクロンの探索や砲手、各種情報収集などを担当した。
<アタックファンクション>
デバイスに搭載して運用される、必殺技を発動させるためのシステム。また、技としてのカテゴリー名。
基本的にはフォースチップをイグニッションすることで発動するという仕組みだが、
エヴォリューションで発動したり、これらの組み合わせで上位ランクの技を発動させる、などの例外もある。
アタックファンクションという呼称については、一時的な高出力状態で発動させる技であるという識別の意味合いもある。
同じデバイスで使う技でも、通常の技と区別する為に別なカテゴリーを作ることで、
高威力の技の暴発や誤使用を防止するという、精神的・機械的なセキュリティのような役割がある。
技としての扱い自体はイグニッション技と同等。
武器の種類によって、剣、槍、ハンマー、片手銃、両手銃、ランチャー、ナックル、の7系統に分かれており、
内臓システムや運用方法などによって使用可能な系統がある程度絞られている。
アタックファンクションとして存在する技の大半は、系統さえ合えばどんな武器を使っていても使用可能。
ただし、中には特定の武器やデバイスだけが使用可能な専用技も存在する。
AIが経験値を得れば使用可能となる技については、「汎用型」などと呼ばれており、「ソードサイクロン」などが該当する。
「アレス」に参戦した選手の大半は、汎用型のアタックファンクションを使っている。
「とたきま」作中での初出はレルネ製のクロスディメンジャーが使う「カスケードカリバー」であるが、
その後はレルネ製のデバイス全般、またオーディーンたち人型デバイスの標準仕様となっており、
技術的なつながりは触れられていないが、戦国精霊やデルポイ大陸の戦士たちが使う武装にも採用されている。
技名のアナウンスについては、デバイスのAIそのものが行うパターンと、専用のシステムボイスが行うパターンがある。
なお、第3クールからは表記方法がカタカナ・漢字表記からローマ字表記に変わっている。
元ネタは「ダンボール戦機」から。LBXたちの必殺技というべきものだが、補助効果をもたらす技もある。
ちなみに、「とたきま」作中の「汎用型」の技は、同名のゲームで誰でも習得可能なもの。
<神出鬼没の鬼畜ハッカー>
ハッカーとしてのレルネの異名。
表沙汰になるような事件は起こさない為に知名度は高くないが、いつしかこのように呼ばれ、恐れられている。
そもそもレルネがハッキングを行う理由自体が不定形で、いわゆる気まぐれに近い出現頻度である。
どこからともなく突拍子もなくハッキングが行われることと、
あまりにもハッキングのスピードと勢いが凄まじいことからか、いつの間にかこう呼ばれるようになったらしい。
ちなみに、本気でハッキングしている間、レルネの口調は何故かギンガナム風のものに変貌する。
<ダメージカウンター>
レルネが作った、模擬戦などで使う為のダメージ判定システム。また、そのシステムを内臓したアイテム。
ミッド・ベルカ圏内で確立していた非殺傷設定の技術を、デバイスなしでも応用できるように再設計したもので、
究極的な形としては服装の一部として扱うことも可能となっている。
使用者の全身に対してダメージ判定を設け、受けたダメージを全て数値化、それに応じて設定されたライフが減少。
ライフが尽きた際、独特な光を放つ「ブレイクオーバー」という現象が起き、戦闘不能として扱われる。
基本的には装備するデバイスやアーマーなどにマイクロチップと同等のサイズで内臓するが、
超小型のジェネレーターからバリアのように体の表面を覆うように使用するタイプも存在する。
前者についてはレルネが作った初期型に多く採用されており、
後者はレルネから技術提供を受けたアーツバトル連盟が、戦闘スタイルの制約を無くす為に改良したものである。
使用中に受けたダメージは基本的に体力的ダメージに変換されるが、物理的な衝撃までは防げない為、
障害物などに叩きつけられる、などの肉体的なダメージはそのまま本人に伝わってしまう。
また、一撃でカウンターが振り切れてしまうほどの攻撃によって爆発してしまうこともあるが、
爆発しても使用者が受けてしまうダメージは全て体力的なものであり、火傷などを起こすことはない。
とはいえ骨折や打撲などを起こす危険性は解消しきれていない為、更なる改良が進められている。
アーツバトル連盟が主催するバトルでは、このダメージカウンターを使用することにより、
競技としての安全性を大きく底上げすることに成功している。
当然ながら、スタンダード、ゼネラルといったバトルモードに関係なく、使用が義務付けられている。
ちなみに、実はディフィカルター12の面々などにもこのシステムが与えられている。
<ブリザードセイバー>
クォンタム、ビーコン、レンズの3体が変形合体した、氷のような水色の輝きを放つ大型の剣。
彼ら自体がパルスたちの色違いといえるボディである為、剣としての形状もエネルゴンセイバーと酷似している。
ただし、発揮する能力については真逆で、一定範囲内に一時的な氷河期の如き吹雪と冷気を発生させる。
トランステクターも容易く氷結させるほどの冷気を発する為か、「永氷剣」という異名がある。
地球の流氷地帯でディセプティコンにより発見され、そのままマスターギガトロンの新たな武器となる。
マイクロンのリーダー格はクォンタム。名前がよく似ているが、某ツインドライヴのガンダムとの関連性は全くない。
第17話で初登場し、続く第18話では必殺技「絶対零度プランティアフリーズン」によって、
こなた達をトランステクターごと氷結させてしまうほどの力を見せつけた。
なお、正反対の属性を持つエネルゴンセイバーがあれば、能力同士が相殺して氷結効果を無効化することができる。
エネルゴンセイバーの色変えとして「マイクロンブースター」で発売されたもの。
ただし、このシリーズで発売されたマイクロンたちには公式設定が殆どない為、ブリザードセイバーについても詳細不明。
<"閃光の遊撃手"パンドラ>
レルネが作った、汎用人型デバイス。一人称は「私」。
基本形状はプルトーネと瓜二つ、外観上の違いはカラーリング程度となっているが、
パワードデバイスとしての機能を新たに追加されている為、人間サイズの相手とのパワード・クロスが可能。
ただし、ギガントボムからは「誰とでもパワード・クロスできる」ということを危惧されているが、
一種のテレパシーに近い特殊交信機能を持たせる為に、反比例的にセーフティレベルが下げられた為である。
クレアのSFジェットにあったブラックボックスから入手した設計図を基に新規設計されている為、
試作機といえるプルトーネから流用したのは人型の基本形態とAIユニット技術のみといえる。
設計図そのものがクレアの為に用意されていたものである為、ロールアウトと同時にクレアの第2のパートナーとなる。
パンドラという名前についても、設計図に既に記載されていたコードネームをそのまま使用している。
戦闘経験値や運用データはプルトーネが培い、収集してきたものがフィードバックされている為、
ロールアウトから間もないにも関わらず高い戦闘力を持っている。
パワード・クロス時の別名は「"閃光の防人"レイ・フォルティス」となっているが、
更にイリアスと融合することで「"瞬く大地の防人"レイ・グランディア」となる。
単体時の基本装備はダガー「ホープ・エッジ」の二刀流、アタックファンクションはナックル系上級の「蒼拳乱撃」。
素早い身のこなしで舞い踊り、見た目以上の威力を持つ鋭い一閃で戦場を駆け抜ける。
パワード・クロスすることでクレアもそのスピードを手に入れ、更に多種多様な追加モジュールを扱えるようになる。
なお、モジュールは両肩と両腰に装備されるウェポンブロックを変形させたものとなる。
ちなみに、元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名のLBX。第25話からの川村アミの機体。
パンドラという名前は、ギリシャ神話における「最初に生まれた女性」からとられている。
第36話でヒリングの奇襲攻撃により致命傷を受け、ネガショッカーに拉致されてしまう。
<プロト/"魔性の獄番"プルトーネ>
レルネが作った機体。一応デバイスではあるが、デバイスらしい機能の殆どがオミットされている。
それは、後のパンドラたちのような汎用人型デバイスの実験機である為で、パンドラのプロトタイプでもある。
人型デバイスとしての稼働データの収集と、超長距離通信技術のテスターでもある。
最初に作られた機体らしく、稼働歴はダントツ、自らレルネの専属秘書を名乗る。
実は彼女のAIは、元々はレイジングハートなどと変わらない技術で作られたものだったが、
レルネが興味本位でミッドチルダのユニクロン・プラネットフォースを組み込んだことで変質。
それまでの技術レベルを凌駕した「超AI」とも呼べるほどの性能へと進化を果たし、
更には悪霊や魔物などを使役する能力さえ発現させてしまうほどにまで適合することになった。
後発機となるパンドラたちがロールアウト間もなくから人間のように饒舌なのは、
彼女のAIデータを流用・加工したものをAIユニットの基礎としている為である。
当初はプラネットフォースの関与は秘密にしていたが、
第28〜29話でダークコマンダーと接敵したのをキッカケに露呈。その際に「プルトーネ」へと改名。
更に特殊モード「デビリズムモード」まで披露し、ダークコマンダーを退散させた。
ちなみに、元ネタは「ダンボール戦機」のパンドラ。ただし、こちらは宇崎悠介が使っていた白いタイプ。
物語中盤でアミに託され、「W」中盤以降はこれと同様のカラーの機体で戦い抜くことになる。
<ローラーブレイド>
パワード・クロスしたパンドラによって使用可能な装備の1つ。対応ウェポンブロックは右腰。
ヨーヨー型の本体とマウント用のスリット状のパーツで構成されている。
使い方はまさしくヨーヨーで、同時に出現する右手首の専用パーツと特殊ワイヤーを介してつながっている。
スリットから出して目標へ向けて放てば、内臓システムが作動してエネルギー刃が出現し、
本体と連動した回転により標的を切り裂くことができる。
レルネいわく、設計図から変更なしで作ったモジュールらしい。
<フレキシブルシールド>
パワード・クロスしたパンドラによって使用可能な装備の1つ。対応ウェポンブロックは左肩。
自在に動くアームを介してつながった大型シールド。
防げる範囲はあまり広くないが、展開することで縦に長い形状にすることも可能であり、
これとアームの柔軟性を併用することで見た目以上に防御可能範囲は広い。
パンドラ側からの操作も可能で、アームを動かして打撃に転用することもできる。
ちなみに、「ZOIDS」のCPパーツ「アクティブシールドユニット」を参考にして再設計されている。
<セブンティーンブラスター>
パワード・クロスしたパンドラによって使用可能な装備の1つ。対応ウェポンブロックは右肩。
その見た目は、どこから見ても某ディバイソンの十七連突撃砲である。
重量が増してしまう為、機動力が大幅に低下してしまうものの、
引き換えに得られる砲撃力の凄まじさは天下一品。特に1対多の戦闘時に多くの敵を蹴散らすのに役立つ。
ある意味、クレアが大地の力を借りて戦う存在であることにこじつけた装備。
ちなみに、最大出力砲撃の時に「メガ○マックス」と叫ぶのも、元ネタに準拠したもの。
<ガメッセ>
ノーザンが所有するインテリジェントデバイス。2丁のライフルとひし形の帽子型ユニットで構成される。
帽子型ユニットの方が本体だが、エヴォリューションやイグニッションはライフルの方で行う。
ウェイトモードはなく、非戦闘時はライフルを本体に圧縮収納している。
ライフルにはバヨネット(銃剣)が仕込まれており、これを展開して銃身を縮めた「ディバイドモード」は、
射撃型のデバイスとしてありがちな「近接戦闘力の低下」を防ぐ為の形態となっている。
ただし、バヨネット自体は基本形態のままでも展開・使用が可能であり、
通常形態との使い分けは主に射程距離と斬撃時のリーチを調整する為に行われる。
また、上面同士を合わせて連結させることもでき、この状態で初めてイグニッションが可能。
チップスロットがエヴォリューションポイントを兼用している、珍しい構造をしている。
サンダーとのエヴォリューションにより、「クリスタルファイバー」という照準補助ウィンドウが展開される。
これにより、高出力ながら精度の高い狙撃を可能としている。
一人称は「私」で、ノーザンのことを「主」と呼ぶ。
基本的にはノーザンのお目付け役であるが、時折彼女が脅迫じみた言動をする為、あまり効果は出ていない。
レルネが作ったものらしいが、本人によると制作後1日は寝込んだほどの労力を使ったらしい。
ちなみに、ライフルの元ネタは「ガンダムSEED C.E.73 STERGAZER」で登場したヴェルデバスターガンダムのメイン装備。
ただし銃身の伸縮機能とチップスロットについては、レルネによる独自設計。
<サンダー>
ノーザンのパートナーマイクロン。4輪式のミサイル装甲車に変形。
地球の北極圏に来る途中で発見したらしいが、第17話でスカイクェイクが探知した反応とは無関係。
あまり披露しないが、光学迷彩のように姿を消す能力を持っている。
ガメッセの開発・ロールアウトはサンダー発見前だが、何の問題もなくエヴォリューション可能。
クリスタルファイバーも本来は搭載されていない機能であり、エヴォリューションによって進化したものであると思われる。
原作ではイカトンボことスラストのパートナーマイクロン。物語終盤での彼の離反に付き添ったのかどうかは不明。
<寄せ集めの軍隊>
第18話にて使われた言葉。プロト(当時のプルトーネ)を筆頭に、クロス・アインたちも使っている。
ネガショッカーの怪人たちがシリーズさえ問わずにかき集められた人員であることからか、
連携行動も大してうまくいかないで数だけは多いということからか、こう呼ばれた。
元々、烏合の衆などと似た意味合いの言葉である。
この件に限らず、組織運営という概念において、何度かこの言葉は使われていたり、いなかったり。
<ブーストハンマー>
パワード・クロスしたパンドラによって使用可能な装備の1つ。対応ウェポンブロックは右肩。
ただし、これはパワード・クロスに加えてイリアスとの霊子融合もしていないと使えない。
大型のハンマーだが、ヘッド部分がロケットのような形状をしており、ロケットノズルもついている。
このノズルからエネルギーを噴射することで強烈な推進力を生み出すことができ、
グラーフアイゼンのラケーテンフォルムと同等の使い方が可能。
霊子融合も必要とするのは、推進力に回すエネルギーの確保の為である。
<ホープ・レイザー>
パワード・クロスしたパンドラによって使用可能な装備の1つ。
ただし、これはいわゆる必殺武器とでもいうべきものであり、全てのウェポンブロックを使用する。
ホープ・エッジにウェポンブロックから変形させたフィンを装着することで大型化し、
攻撃力と武装出力を上昇させたものであり、必殺技「グランドパニッシュ」を発動させる際に使う。
右の肩と腰、左の肩と腰、という配分で2つあるホープ・エッジに均等にパーツを割り振り、
偏りが出ることなく強度を向上させている。
<アレス>
アーツバトル連盟が主催する、次元世界規模の超大型アーツバトル大会。またの名を「総合戦闘技能大会」。
種族や戦闘スタイルは一切不問であり、参加資格は事前応募で申請した者全員に与えられる。
出身世界も全く問わず、またかなり多くの地域や惑星から戦士たちが集う為、
この大会で優勝することは、次元世界全てに名を轟かせるほどの実力を持った覇者であることを意味するといわれる。
参加資格を得た全てのチームが入り乱れてキーコードを賭けて戦う予選から、
一定数のキーコードを手に入れてゴール地点に辿り着いたチームで争う本戦トーナメント、、
ブロックごとの代表チームから選出された数人(引き分けの可能性を減らす為、必ず奇数)がファイナリストとなり、
最終的に優勝者を決めるファイナルバトルへと進んでいく。
基本的にバトルモードは「ゼネラル」で固定になっているが、本戦でのバトルでは出場人数が決まっている。
また、公平かつスムーズなバトルを行う為、結構なルール設定がされており、審判団によって統括される。
ちなみに、バトル中のメンバー交代という手法は全面禁止されている。
次元世界規模、ということで、スティアが知っていたように本来はミッドチルダにも情報はある筈なのだが、
ミッドチルダ内部でのこの大会の知名度は、おそろしいほどに低い。
ジンたちがこの大会の存在を知ったのは、第18話でタランスにチラシを置いて行かれた為である。
<コスモテクター>
インディー、ドリフト、スピンの3体が変形合体した神器。別名「銀河の盾」。
それぞれ盾の下端部、中央部、上端部を構成するが、ドリフトを中心に合体しているようである。
合体したことで直結・増幅したエネルギーによって大きな形状変化を起こすのが特徴。
発揮される防御力はもはや攻撃力に置き換えられるほどに凄まじく、
同じ神器であるスターセイバーやアストロブラスターまでも無効化できるほどである。
あらゆる攻撃を無効化する特殊なエネルギーを常時発している為で、ブリザードセイバーの氷結効果も受け付けない。
存在自体は第18話で判明するが、リーダー格であるスピンのパネルが「アレス」の優勝賞品になっていた為、
初合体は第35話終盤までおあずけになり、更には他の神器もろとも暴走したバグジェネラルに取り込まれてしまう。
第36話にてトラルーや他の神器と共に解放されると、反発現象によって散り散りになってしまった。
なお、第35話でスピンが覚醒すると、共鳴現象によりインディーとドリフトも覚醒した。
「盾」という形状と性質から、他の神器のセーフティのような役目もあったと思われる。
<アーツバトル連盟>
種族やジャンルを問わず、多種多様な人物同士によるバトル「アーツバトル」を取り仕切る組織。
構成員の種族や出身も多種多様であり、複数の支部を設けている為に連盟とされている。
総帥イディアルを筆頭に、各地で行われるアーツバトルの手配や管理などを一手に担うが、
武装警察としての一面も持っており、悪質なルール違反などを行う者には武力介入も辞さない。
一説では、仮に構成員全てが戦闘力を持っているなら、組織的な戦闘力はネガショッカーをも上回るといわれている。
バトルの手続きや審判・進行を行う「審判団」、
武力衝突などに備えて高度な武装化が行われている「警備部」、
組織の内外を問わず情報の収集・管理を担当する「諜報部」、などのグループに分けられ、
アーツバトル時に必ず現れるジャッジマンも審判団所属となっている。
警備部は更に「アレス」などの大型大会の際には会場周辺の警備も担当するが、
基本的に審判団や諜報部にも戦闘力の高い者は少なからず所属している。
ちなみに、バトルにおいては公平・平等をモットーとする為、登録されたチームの情報は一般開示している。
<バトルモード>
アーツバトルの際に設定される、戦闘時のルール。基本的に公平性と安全性を重点的に考慮されたものになっている。
このルールに逆らえばペナルティも考えられ、更に悪質なものであればその場で選手登録を抹消されることもある。
当然ながら、このバトルモードは「アレス」などの大型大会にも採用されている。
「スタンダード」は、物理的に致命傷となりうる攻撃を禁止している。
デバイスの非殺傷設定を解除することや、実弾での砲撃などは禁止対象となる。
極端な話、エネルギーや魔力による内面的なダメージのみが有効となるバトルである。
ただし例外として、武装による直接打撃や斬撃、殴打や蹴りなどの肉弾戦は違反にならないが、
これはダメージカウンターの使用が義務付けられた時期からの話である。
(少なくとも「とたきま」開始よりも早い時期であると思われる)
「ゼネラル」は禁止対象の範囲と定義が緩くなり、外装や武装の破壊は有効とされる。
とはいえ、さすがに相手の体に直接傷跡を刻み込むようなものは禁止されるが、
既にダメージカウンターが導入されている為、殆どの攻撃は反則とされなくなっている。
(唯一ともいえる反則行為は、非殺傷設定の解除などによる殺傷行為のみ)
ただし、「スタンダード」よりも攻撃によるダメージが高くなる為、骨折や打撲などのリスクは増している。
「アンリミテッド」はその名の通り制限事項は一切なく、非殺傷設定の解除も禁止されない。
参加者たちの命にかかわる危険性も少なくない為、アーツバトル連盟では基本的に使われないが、
ダークジャッジマンによって取り仕切られるダークバトルでは、必ず使われる。
文字通り何でもアリで危険なバトルだが、逆に返り討ちにする際に手段を選ぶ必要がない為、
考えようによってはプレダコンズ側だけでなく被害者側にとっても都合がいいバトルモードでもある。
「1001」は、「アレス」などの大規模な大会で使われる。厳密にはバトルモードそのものではなく、追加設定という扱い。
大会で適用されるルールも反映されることを示すもので、主にアイテムや交代などの禁止事項が反映される。
コール時は「ゼネラル1001」など、他のバトルモードとくっつけた呼び方をするが、
たとえばこの場合は、ゼネラルをベースとしつつ新たな反則などの定義が加えられていることを意味している。
ちなみに、「アレス」などの大会内のバトルで使用されるバトルモードは、基本的に「ゼネラル」のみとなっている。
また、大会以外のバトルでは、試合を申請した方のチームがバトルモードを決めることができる。
<ジャッジマン>
アーツバトル連盟が多数所有している、アーツバトルの審判ロボ。
専用の移動モジュールでもある「ジャッジカプセル」と共に飛来し、バトルを取り仕切る。
本人も公言しているが、アーツバトルにおいてジャッジマンからの通達は絶対である。
それは、ジャッジマンからの通達や決定はアーツバトル連盟の決定でもある為で、
審判であると同時に連盟の意思の代弁者という立ち位置にもなっていることに起因している。
ロボットの筈なのだが、時折非常に人間臭い言動をすることがあり、
ダークジャッジマンを物理的に再起不能にしてしまうなど、意外と戦闘力も高い。
外観上は区別がつかないが、AIの固有周波数を見分けることで個体識別は可能。
なお、審判権限を行使することで、ジャッジサテライトに地上を砲撃させることもできる。
元ネタは「ZOIDS スラッシュゼロ」から。物語中盤からは恋愛話まで出るほどに人間味が増していく。
特に「ロイヤルカップ」では通過されて寂しがったり、チーム同士が遠ざかって嘆くなど、コミカルな一面も多く見せた。
<ダークジャッジマン>
プレダコンズに所属する、黒いジャッジマン。頭部の形状も差別化されている他、人格はジャッジマンとは正反対。
ジャッジマンを押しつぶす形でバトルを乗っ取り、ダークバトルと称して取り仕切る。
ダークバトルはプレダコンズひいきで、かつ何でもありな「アンリミテッド」で固定になっている危険なバトル。
ほぼ実戦と変わらないといえば聞こえはいいが、同時に命を落とす可能性すらあるという危険性もはらんでいる為、
アーツバトル連盟からは要注意対象としてマークされているが、
出現タイミングは必ずジャッジマンの後であり、ジャッジマン自体が機能停止してしまい、なかなか対策できずにいる。
その現状にいい加減苛立っているのか、パレサに至っては「寧ろ破壊しろ」と言わんばかりの説明までしている。
ある意味で連盟のジャッジマンより人間臭く、口調は悪ガキ風やギャル風などがある。
ただし、機体としての戦闘力については連盟のジャッジマンにかなり劣るらしく、
第29話では、チーム・アルトに絡んだ個体が潰されたカプセルから這い上がってきたジャッジマンに徹底的に叩きのめされた。
元ネタは「ZOIDS スラッシュゼロ」から。物語中盤から登場し、特にチーム・ブリッツのバトルによく現れた。
ジャッジマンが人間臭くなったのは、ダークジャッジマンの人格に対抗していった結果かもしれない。
<アビリメモリ>
リア・ファルが開発した、USB端子型のアイテム。
様々な属性エネルギーや技をデータ変換して記憶させたもので、物理的に破壊されない限り何度でも使用可能。
最大出力「マキシマムドライブ」を発動させるには専用規格のスロットが必要だが、
本体にあるスイッチを押すだけで効果を発動させるタイプも存在する。
また、ディフィカルター12や三元帥、スティアなどにとっては、戦闘力を支えるキーアイテムとなっている。
武装がなくとも、専用スロットを身につけておけば生身でも使用可能である。
スティアやリートが使うと「マキシマムドライ"ヴ"」、
三元帥やディフィカルター12が使うと「マキシマムドライ"ブ"」となっているが、
これはキルスティルやラスティエルでアビリメモリを使っていることによる些細な違いで、
アビリメモリとしての根本的な性質に違いはない。なお、厳密には「ドライ"ブ"」が正しいらしい。
これについては、あくまでもキルスティルやラスティエルが管理局側で開発されたもので、
当時の開発スタッフたちが「ドライ"ヴ"」であると認識していた為である。
(ただし、現在ではリア・ファル以外は誰も気にしていない)
なお、何故かダブルドライヴの時だけは誰でも「ドライ"ヴ"」になるが、これは作者の誤表記を開き直ってそのまま使った為。
実際にガイアメモリを参考にして開発したらしいが、ドーパントへと変身させる性質はない。
リア・ファルなりの使用者に対する配慮によるものかは不明だが、
そもそものコンセプトが「属性やスキルの携帯端末化」のみである為だと思われる。
前述の通り、元ネタはガイアメモリ。
なお、三元帥の武装や運用法、スティアが持つメモリは、風の都を守る仮面ライダーが元になっている。
<ヤタノカガミ>
カナヤゴがミッドで経営する喫茶店。
初登場は第19話だが、名前が作中で使われたのは第20話が初である。
ギガロニアなどの大型種族の来店にも対応できるよう、天井が10メートル以上の高さになっている他、
椅子などの備品の一部にもサイズシフト機能が備えられている。
そのおかげもあって、訪れる客層は幅広く、メガロコンボイやメトロタイタン、
ビシディアンのダークハウンドなども来店したことがあるらしい。
実は表沙汰になることのない裏情報も錯綜する、いわば情報の交差点とでもいうべきものになっており、
希少価値の高い情報を求めてちょっとした情報屋代わりに利用する客もしばしば。
副作用的にカナヤゴも裏情報を多く持っているが、他の者に安易に語ることはない。
カナヤゴ自身が古代戦争の生き残りであることもあってか、
ベルカだけでなく多くの古代戦争の生き残りたちもこっそり来店していたりする。
<スペシャルビターブレンド>
カナヤゴが作ったことのある、超絶的な苦さを誇るコーヒー。
彼がかつて訪れた様々な土地から採取出来うる、ありとあらゆる苦み成分を片っ端から混ぜ込み、
素材費用という意味でも採算度外視レベルな苦さを誇るブレンドとして完成?した。
彼いわく「誰にも飲めなくて半日も経たずにメニュー候補から消え失せた」伝説の一杯らしい。
ジュンイチさえも一口で「即死」するという破格の苦さ故に長らく封印されていたが、
第19話にてスターの軽率な発言が引き金となってお披露目、
それぞれの事情によりスター本人だけでなく、イテン、フェイト、イクトも飲んで「即死」した。
ちなみに、本編で判明している限り、「即死率100%」である。
<アイアンフィスター>
田村ひより専用に設計されたアームドデバイス。ウェイトモードは逞しい鋼の腕をイメージしたバッジ型。
バリアジャケットは短パンにチョッキという、動きやすい仕様になっている。
両腕に装備される大型籠手により、打撃力と防御力を大きく向上させ、
ゴッドオン形態であるブレイクアームと同様に「耐えて殴る」というスタイルを確立させている。
チップスロットを右腕側の籠手に備えている為、フォースチップも使用可能。
必殺技は、左右の拳で殴りつけ、両手を組み合わせて振り下ろしてエネルギーを炸裂させる「ブレイクバレット」。
<ストームライダー>
岩崎みなみ専用に設計されたアームドデバイス。ウェイトモードは吹き抜ける疾風をイメージしたバッジ型。
バリアジャケットは本体がローラーブーツであることからか、
両足に装備されるローラー「ストームダッシャー」により、地上での優れた機動力と走破性を発揮し、
ゴッドオン形態であるニトロスクリューと同様の高速格闘戦を可能としている。
チップスロットを左足側のローラーブーツに備えている為、フォースチップも使用可能。
必殺技は、纏った風を刃とした両足で連続回し蹴りを行い、3発目でトドメを刺す「スパイラルエッジ」。
<六課・放送室占拠事件>
イテン、ビコナ、はやてが共謀して起こしたことのある事件。
下ネタとピンクネタのオンパレードなラジオを作ろうと画策し、六課隊舎の放送室を3人が占拠してしまい、
一時は衛生教育によろしくないことこの上ないラジオが流されるところだった。
しかし、六課の良心代表の1人であるシグナルランサーが、阿修羅を凌駕する存在に変貌したことで鎮圧、
3人を別室に閉じ込めて1か月間反省文を書かせるというペナルティを課せられた。
しかし、当の3人は全く懲りていないようで、今でもグリフィスの悩みの種になっているらしい。
<カマキリソード>
ルアクの両腕に存在する、刀状の装備。手首付近にある基部で可動し、逆手の刃として使う。
切れ味は非常に鋭く、刀身が薄いこともあり、スタビライザーのような役割も果たす。
なお、この装備はカマキリのコアメダルによって現出する。
<バッタレッグ>
ルアクの両足を覆う、ブーツ状のレッグカバー。一種のプロテクターとして機能する。
任意でカバー部分を展開することでバッタの足のような形になり、上空の敵にもくらいつけるほどの大ジャンプを可能とする。
なお、この装備はバッタのコアメダルによって現出するもので、リティもこれを基本装備の1つとしている。
<トラクロー>
ブライの両腕に存在する、鉤爪状の装備。手首付近を基部とし、展開することで使用する。
非常に高い強度を持っており、斬撃や攻撃のガード以外にも、超加速からの急ブレーキなどにも応用可能。
なお、この装備はあくまでもトラのコアメダルによって現出するもので、リティもこれを基本装備の1つとしている。
<チーターレッグ>
ブライの両足を覆う、ブーツ状のレッグカバーであると同時に、小型スラスター。
任意で側面のカバーを展開することで一時的な超加速を可能とするが、加速が強すぎる為、使いこなすには訓練が必要。
なお、この装備はチーターのコアメダルによって現出する。
<デビル三銃士>
デビルブライスター、デビルホーネット、デビルポセイドンの通称。
戦闘力は実は高い部類で、真面目に戦えばなのは達にさえ引けを取らないらしいが、
本人たちの性格が災いしてイマイチ戦果を挙げられていない。
最大の特徴は、それぞれ炎、雷、氷の属性を持つビーダロイド弾を放つこと。
驚異的な再現率によって脅威となるが、再現率が仇になることも。
マスターギガトロンが独自に目をつけてスカウトし、ディセプティコンの前線メンバーになる。
元ネタは全員「Bビーダマン爆外伝V」から。
ただし、外観は同名のデビルアーマーという機動兵器、人格はその使用者を元にして機獣という扱いにしている。
<ビーダロイド弾>
デビル三銃士だけが使うことのできる、特殊なエネルギー弾。
先に目から放つスキャニング光線でスキャンした物質の特徴が反映されており、
その驚異的なまでの再現率はもはや簡易コピーといっても過言ではないほどに高い。
また、スキャン対象を問わず、一種のモンスターのように自我を持って行動する。
基本的に1回のスキャニングで撃てる弾数に制限はないが、
戦況などに応じて別な対象をスキャニングし直すことも可能であり、用途は広い。
ヘビ・カエル・ナメクジの「三すくみ」の関係まで再現してしまったことで自滅するなど、
驚異的な再現率を誇るが故に使い方には注意が必要である。
元ネタの「Bビーダマン爆外伝V」では、ゲスト怪人のような扱いで使われることが多かった。
<ブレンチシェイド>
ルアクが使う、幻術とも異なる分身能力。
実体と生命反応を持った分身を作り出すことで、連係攻撃を可能とする。
しかし、ルアクのオーメダルトレイサー「ガタキリバ」のリミッター効果により、最大2人までしか分身を作れない。
また、本体と分身の動きにタイムラグがあり、1〜2秒程度であるが本体が先行してしまう為、
そこを見抜かれると本体の位置が特定されやすくなってしまうという欠点もある。
ルアクが所有するメダルのコンボ「ガタキリバコンボ」のコンボ能力であり、リティが使うことで真価を発揮する。
<ヴァリアブル・パニッシュ>
第20話でのルアクとのバトル時に、ティアナが使った「とたきま」オリジナル技。
強力な追尾効果もある収束魔力弾で、クロスファイアと同様の配置型。
ただし、1発の威力は遥かに上であり、奇襲攻撃とするには十分な威力を持つ上に、
配置してから発射するという仕組みである為、様々な方向に撃ち出すことが可能。
ウェンディから1発の魔力弾に魔力を凝縮させるノウハウを教わりながら編み出した技。
ルアクへのカウンターとして初使用し、見事に本物のルアクを撃ち落とした。
<セテフ>
ハルピュイアが手に入れた、武装強化用のブーストドデバイス。
元々はレルネが開発していた試験機の1つであり、稼働データの収集を条件にハルピュイアが受領した。
鮮やかな若葉色の輝きを放つビーム状の刀身を持つレイピアで、
元々ハルピュイアが使用している武器に合体させて使用する。
必殺技は、強烈な風をまといながら回転切りをするアタックファンクション「ストーミングセイバー」。
<マナナーン>
レヴィアタンが手に入れた、武装強化用のブーストデバイス。
元々はレルネが開発していた試験機の1つであり、稼働データの収集を条件にレヴィアタンが受領した。
先端の丸いフレームの中央にひし形の宝石が埋め込まれており、
元々レヴィアタンが持つ槍に合体させて使用する。
必殺技は、光弾状のエネルギーを炸裂させて津波の如きエネルギー波を放つアタックファンクション「ハイドロカスケード」。
<トリプルチェンジタイプ>
ロボット、ビークル、ウェポンの3形態に変形するマイクロンのこと。
同様に3つの形態を持つトランスフォーマーは別に「トリプルチェンジャー」とも呼ぶ。
高い汎用性と攻撃力を持ち、状況に応じて味方を様々なアプローチで援護することができる。
ビークルモードの形状にもよるが、傾向としては射撃系の武器に変形するものが多い。
ベクターメガトロンの元々のパートナーマイクロン・バレルも、
人型、自走砲、二連装片手銃の3形態になるトリプルチェンジタイプのマイクロンであるといえる。
マイクロンたちの中でも希少種であり、合体形態を持つ3体合体のマイクロンとはまた別である。
かつてベクターメガトロンが元の時代で覚醒させたマイクロンの中にも、
少数派であることに変わりはないがトリプルチェンジタイプのマイクロンも存在する。
しかし、元からトリプルチェンジタイプとして生まれたマイクロンの数は非常に少ないことに変わりはない。
希少種であるが故か、ウェポンモード時に発揮される単体攻撃力は他のマイクロンを上回り、
このマイクロンたちを引き連れて戦うということは大きなアドバンテージを得ることになるだろう。
<グリッド>
カオスプライムのパートナーマイクロン。F1カーに変形するが、インディーとは別種である。
かつて彼がスタースクリームだった頃、独自に獲得したマイクロンパネルから覚醒させたものであり、
その際にスピードを追求したF1カーのスキャニングデータを付与されている。
ミッドチルダで覚醒、恭文・ジュンイチ・ジンをまとめて振り回すほどの機動力を見せたが、
リティの出会いがしらの投げっぱなしジャーマン未遂によって確保され、
聖王教会に連れてこられたところでカオスプライムと再会する。
グリッド本人は、カオスプライムがスタースクリームであることを理解しているようである。
カオスプライムの元来の優しさもあり、彼とは固い絆で結ばれている。
かつての時代、スタースクリームだった彼の死後はサイバトロンに引き取られ、その後は旅に出て、
やがてミッドチルダに流れ着いて眠りについたものと思われる。
なお、スタースクリームだった彼の死の間際、彼とエヴォリューションしていたのだが、
当時の必殺技「ナル光線キャノン」発動直後に合体解除されていた為、ユニクロンの攻撃から助かっていた。
(詳しくは原作「マイクロン伝説」第49話を参照されたし)
スタースクリームであった当時の彼に、マイクロンたちの気持ちを代弁した1人でもある。
その時はパートナーである彼の叫びにこたえることはなく、マッハたち同様に力を発揮しなかった。
後の彼の数奇ながらも誇らしい軌跡を考えると、ある種の転機だったのかもしれない。
外観については、原作における「スパークグリッド」の状態である。
<バレル>
ベクターメガトロンのかつてのパートナーマイクロン。
ロボット、自走砲、二連装片手銃に変形するトリプルチェンジタイプ。
覚醒直後からメガトロンに忠実であり、彼もまたバレルのことをたいそう気に入っている。
マイクロンとしては珍しく攻撃的で、他のマイクロンたちを脅したり、自ら率先して戦場に紛れ込んで発砲したこともある。
現在は行方不明だが、他のマイクロンたち同様に旅に出ているものと思われる。
なお、メガトロンとエヴォリューションすることにより、彼を「フルバーストモード」へと移行させ、
更には重傷を負った彼のパワーアップにも貢献したことがあるなど、パートナーマイクロンの中でも関与度は高い。
余談だが、デストロン側のマイクロンの中では最古参。
トラルーいわく、グリッド同様に再開する可能性もあるとのこと。
<ガタキリバ>
ルアク専用のオーメダルトレイサー。また、彼女の使うメダルによる「昆虫系コンボ」の名前。
使用するメダルは「クワガタ」「カマキリ」「バッタ」である。
トレイサーにあるラインの色は緑。
メダルごとに備わる特徴としては、クワガタの放電攻撃、カマキリの固有武装「カマキリソード」、
バッタの超ジャンプ力を再現できる「バッタレッグ」がある。
また、コンボ固有能力として分身生成能力「ブレンチシェイド」があるが、ルアクだけでは出力不足。
最大出力でなら分身を50体まで作ることができるが、リティの消耗が激しくなる。
スキャニングチャージによる必殺技は、分身を生み出して同時に飛び蹴りをする「ラッシュシェイド」。
リティの場合は、ヘッドギアで挟み込んで敵を投げ、斬撃ラッシュから肘突きを繰り出す「ガタキリバ・スラッシュ・スリー」。
<ラトラーター>
ブライ専用のオーメダルトレイサー。また、彼の使うメダルによる「哺乳類系コンボ」の名前。
使用するメダルは「ライオン」「トラ」「チーター」である。
トレイサーにあるラインの色は黄色。
メダルごとに備わる特徴としては、ライオンの高熱も伴うフラッシュ、トラの固有装備「トラクロー」、
チーターの超スピードを実現する「チーターレッグ」がある。
また、コンボ固有能力として強烈な熱線放射能力「ライオディアス」があるが、ブライだけでは出力不足。
スキャニングチャージによる必殺技は、展開したトラクローで熱エネルギーの斬撃波を放つ「ガッシュクロス」。
<飛王(ひおう)>
古代ベルカ時代のアレックスの別名。
ベルカ王族の1つであるが、勢力規模はさほど大きなものではなく、
古代戦争当時も主に文化の保全を目的とした最低限の行動しか起こしていなかったらしい。
鎧王としてもポラリスと古い付き合いらしく、戦争中も連携作戦を展開するなど、交友関係は良好。
ヴォルケンリッターなどとは別種の魔法文化を築いていたらしい。
ベルカ王族の中では、魔法文化の保全を一手に引き受ける一族だったという。
アレックスが束ねていた飛王家は、古代ベルカ戦争中に滅亡しているようである。
<鎧王(がいおう)>
古代ベルカ時代のポラリスの別名。
ベルカ王族の1つであるが、勢力規模はさほど大きなものではなく、
古代戦争当時も主に技術の保全を目的とした最低限の行動にとどめていたらしい。
冥王イクスヴェリアとも提携関係にあり、マリアージュなどの技術も仕入れていたようである。
軍事的な意味に限定すれば、ユーリプテルスの存在は技術の結晶でもあるといえる。
ベルカ王族の中では、機械文化の保全を一手に引き受ける一族だったようだ。
ポラリスが束ねていた鎧王家は、古代ベルカ戦争中に滅亡しているようである。
<クヴァシル>
アストラルが使用するバリアジャケット式デバイスの1つ。同時に試作1号機でもある。
胸元にある留め具を兼ねている黒いひし形の宝石がコアだが、常時露出しているということから規格外の頑丈さを持つ。
コア以外は彼がいつも着ているチェック柄のコートのみで構成されており、服とは思えない強度と耐性を得ている。
システムは情報収集及び管理・運用に特化しており、そのサイクルはリアルタイムで繰り返されている。
彼いわく、これまでに起きたありとあらゆる事象、生まれ出ずる人物、存在する世界の全ての情報が入っているらしく、
精神リンクを行うことで、それらの情報を瞬時に判別、適用させることができる。
ユニクロンのメモリーバンクともリンクしているらしく、情報源の1つとなっている。
保有できる情報量に制限はないようだが、容量圧迫による処理落ちを防ぐ為、
蓄積量に応じて随時圧縮及び統合が行われているようである。
名前の由来は、北欧神話に登場する神。答えられない質問はないとまでいわれるほど賢い人物。
和平の証として他の神々が1つの器に垂らした唾液の集合体で、滅失しないように人の形を持たせたものらしい。
<バリアジャケット式デバイス>
その名の通り、コア以外のフレームなどに相当する部分全てをバリアジャケット化したデバイス。
本体の武装としての機能は殆ど失われてしまうが、その分演算処理能力や耐久性を飛躍的に向上させることができ、
外観からは想像しづらいが、特に耐久性については他の系統のデバイスとは天と地ほどの差がある。
作中で初めてバリアジャケット式として言及されたのはアストラルが作ったクヴァシルやビヴリンディだが、
実はリティたちのオーメダルトレイサーもバリアジャケット式に分類されるデバイスである。
エネルギー源については自動充電式のサイクルバッテリーを使っており、
使用者のエネルギーを常に使うということはないが、エネルギーを伝達することで機能にブーストをかけることは可能。
オーメダルトレイサーについては装填したコアメダルから供給される疑似的な魔力を変換・増幅する仕様で、
ビヴリンディについては、チャクラムビットへのエネルギー供給時に使用者であるアストラルからエネルギーを受けるが、
それも他のデバイスたちの技に比べればごく少量で済む為、かなり長時間の戦闘になっても問題はない。
しかし最大の長所を挙げるとするなら、それはデバイスとしての機能よりも、
バリアジャケットを私服替わりに着用することで生活風景に溶け込みやすいことであるといえる。
<ビヴリンディ>
アストラルが使用するバリアジャケット式デバイスの1つ。作られたのは2番目。
クヴァシルと併用しやすいように、形状は星型の留め具を備えるローブになっている。
こちらは無線遠隔攻撃端末「チャクラムビット」の制御に特化しており、
更にクヴァシルの超高速処理演算というバックアップを得ることで、その軌道は変幻自在かつ凄まじい速さのものとなる。
チャクラムビットのエネルギー供給装置としての役割もあり、
アストラルから供給されたエネルギーを数十倍に増幅して各チャクラムビットに伝達させる。
増幅する倍率が非常に大きい為、アストラル自身のエネルギー消費量はかなり軽減されており、
長時間の戦闘になっても問題なくエネルギー供給が可能。
名前の由来は、北欧神話に登場する神・オーディンの別名の1つ。「盾を振り回す者」という意味がある。
<チャクラムビット>
ビヴリンディにセットで装備されている、チャクラム型の無線遠隔攻撃端末。
チャクラムを形状モチーフとすることでビットによる格闘攻撃性能を獲得、射撃装置としての機能も備え、
更に複数が密集することで強靭なバリアを発生させることも可能となっている。
装甲に合金素材を使っている為か、コーティングなしでも非常に頑丈。
なお、本体の外周にビーム刃が出ている状態だと斬撃モード、そうでなければ射撃モードとして扱われる。
あまり機会はないが、手持ち武器としても優秀である為、アストラルにとっての基本装備となっている。
基本的に5基2セットの合計10基で運用するが、クヴァシルの超高速処理演算というバックアップを得ることで、
2倍以上の数のチャクラムビットを同時に運用することも可能である。
当初は斬撃と射撃の双方を織り交ぜたビットの乱舞を見舞う「フルビットバースト」が必殺技だったが、
「アレス」での戦闘データの蓄積により、新たに超高速での斬撃を繰り返す「閃瞬刃」という必殺技も使用可能となった。
ただし、消費エネルギーも凄まじい為、閃瞬刃発動後の数秒間はシステムの殆どが停止するという欠点もある。
ちなみに、分析した霞澄いわく「ビット使いをビットで潰す」為の装備。
<バーサークモード>
古代ベルカ戦争時代に、鎧王軍の一部によって開発された特殊モード。
闘争本能を極限まで引き出した状態であり、戦闘力の飛躍的な向上などが見込めるが、
発動すれば最後、ほぼ確実に暴走状態に陥り、エネルギー切れなどのトラブルが起きない限りは制御不能となってしまう。
ただし、これの開発については鎧王であるポラリスにさえ通知されておらず、非合法なシステムでもあった。
かつてユーリプテルスを蘇生させた科学者たちが、戦乱に乗じて自分たちが世界を支配するべく、
ユーリプテルスに無差別攻撃を行わせる為に、極秘かつ水面下で開発・搭載されていた。
その発動条件は、対象の防衛本能が活性化すること。
特殊モードとしての特記事項があるとすれば、発動と同時に破壊衝動が異常活性化することと、
本来機能している筈の非殺傷設定が全て解除されてしまうことにあるといえる。
ユーリプテルスが「暴走凶戦士」と恐れられるような大殺戮に走ったのは、
ポラリスを逃がす為に孤軍奮闘する道を選んだ彼の防衛本能を引き金としてバーサークモードが発動、
理性を消し去られて殺戮マシンへと変貌してしまった為である。
そして、ポラリスもアレックスも、形が違うとはいえユーリプテルスの無差別攻撃によって死亡している。
アストラルはユーリプテルス復活時に、この特殊モードは排除していたのだが、
ダークコマンダーの命令を受けたタランスによってハッキングに近い方法でインストールされていた。
「アレス」予選終盤で発動、大騒動へと発展するも、恭文たちの活躍により抑え込まれ、
ポラリスの必殺の一撃によってインストール用端末が停止、ヒルメによって完全排除された。
人道的に大きな問題がある為、そもそも開発されること自体が過ちであったといえる。
<荷電粒子砲>
古代戦争時代から一貫して強大な兵器として恐れられる、管理局的で言うところの質量兵器。
荷電粒子とは、電子、陽子、重イオンなどの電荷を帯びた素粒子のことで、
粒子加速器を用いて荷電粒子を集束し発射するビーム兵器である。
荷電粒子自体は磁場や地磁気の影響を受けやすく、また質量が小さいと真っ直ぐ飛ばない為、
実用化する上では2基の粒子加速器で原子核と電子を別々に加速、
同じ速度に達したそれらを発射直前にミックスし、更に電気的に中性である原子として射出する。
実は第108管理外世界(現代の地球)でもこのメカニズム自体は再現可能だが、
大気中でビームを直進させるのに必要な電力(最低10ギガワット)を確保できる電力的余裕はなく、
そもそも理論上、物理的に触れたもの全てを溶解・蒸発させてしまう為、
資源的な意味でも倫理問題という意味でも、実用化していいものか疑問が残る。
「とたきま」ではユーリプテルスが大口径荷電粒子砲を装備しているが、
アストラルいわく「余計に腹をすかせる」らしく、彼からの言いつけで多用は控えている。
また、磁場や磁気といった磁力の影響を受けやすいので、防御ないし回避手段は少なからず存在する。
ユーリプテルス自体が鎧王軍所属であり、荷電粒子砲などの装備も鎧王軍技術部の産物で、
かつ古代戦争中、最も古い荷電粒子応用技術であるという。
ちなみに、鎧王軍技術部では1号機(ユーリプテルス搭載)のロールアウト後も改良や試作を重ね、
壊滅までの間にいくつかバリエーションを用意していたらしいが、殆どの技術が喪失している。
<"鳴動の槍騎士"オーディーン>
レルネが開発した、汎用人型パワードデバイスの1機。一人称は「俺」。
パンドラがなし崩し的に機動六課の民間協力者になった後、
戦闘経験値獲得によるAIの成熟を目的として、レルネから六課に送り込まれた。
AIユニット自体はパンドラ、フェンリル、ハカイオー絶斗、ナイトメア、ゼノン、リュウビと同期であり、
それぞれ面識や仲間意識もある。また、特にパンドラとフェンリルは仲良しトリオでもある。
結局パートナーがいないままだが、パンドラ同様にパワード・クロスも可能。
基本装備はビーム刃を発生させるツインランサー「リタリエイター」だが、
後ほどヒルメから特殊な衝撃吸収材の技術を応用したビームシールド発生装置「ビームガーター」を受領。
また、他の機体とは異なり飛行形態への変形機構が搭載されており、
音速飛行さえ可能な戦闘機を模した飛行形態へと瞬時に変形することができる。
更に、特殊モード「エクストリームモード」を発動させることで機体性能が飛躍的に向上する。
主なアタックファンクションは2つ。1つは、槍系上級の「グングニル」。
もう1つは、飛行形態に変形して突撃する技「JETストライカー」。これは飛行形態を持つ機体にしか使えない。
他にも槍系上級の「ライトニングランス」など、特に槍系のアタックファンクションを多く修得している。
ちなみに、元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名のLBX。第27話からの山野バンの機体。「W」にも2回ほど登場。
名前は、北欧神話に登場する主神・オーディンから。戦争と死の神であるとされる。
第36話でネガショッカーの怪人軍団と応戦するが、途中アキレス・ディードの攻撃でビームガーターが爆散。
更にはデモニックモードを併用したブラックストームの直撃を受け、四肢と変形機構を破壊され大破してしまう。
<"電影の狙撃手"フェンリル>
レルネが開発した、汎用人型パワードデバイスの1機。一人称は「オレ」。
オーディーンと同じく、パンドラが機動六課の民間協力者になった後、
AIの成熟を目的としてレルネから送り込まれた。オーディーンともども、クレアが面倒を見ることになる。
オーディーンやパンドラ、ハカイオー絶斗、ナイトメア、ゼノン、リュウビと同期。
仲間意識もあるが、特にオーディーンやパンドラとは仲良しトリオ。
パートナーがいないままだが、パワード・クロスの機能もある。
基本装備は、高密度のエネルギー弾を発射する狙撃銃「ドミニオンライフル」。
後ほどヒルメによって最大射程が大幅に拡大、通常射撃でも1キロ先まで届くほどになっている。
なお、フェンリルが本気でキレると、狙撃銃の筈なのにマシンガン顔負けの連射力で敵を蜂の巣にする(第33話)。
得意分野は狙撃だが、ダガー系の武器を装備しての格闘戦も得意。背部のブースターで瞬間的な加速も可能。
主なアタックファンクションは、両手銃系の上級技「ホークアイドライブ」。格闘戦用に「旋風」も修得している。
ちなみに、元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名のLBX。第30話からの青島カズヤの機体。
名前は、北欧神話に登場する巨大な狼の怪物。その力と狂暴性は神の腕すら食い千切るほどで、災いをもたらすといわれた。
第36話でネガショッカーの怪人軍団と応戦するが、リヴァイブの奇襲攻撃で致命傷を受け、拉致されてしまう。
<メルクリウス>
アストラルが独自に運用する、小型戦艦程度の大きさの戦闘空母。
空・海だけでなく、無重力空間での航行も可能となっており、活動可能範囲は極めて広い。
対空砲やミサイル発射管、大出力のビーム砲などを備えている為、機能的には戦艦といっても過言ではないが、
トランステクター10機以上をまとめて収容可能なスペースが確保されている他、
サイズを問わず精密な修理や開発が可能なメカニックルームもあるなど、本分としては空母である。
普段は場所を特定されないよう、光学迷彩も利用した高度なステルス機能を使って隠れている。
ちなみに、外出用に小型ビークルも搭載しているが、アストラルいわくお遊び感覚で搭載したものらしい。
メインコンピューターにクヴァシルをリンクさせることで、
レーダー機能や照準精度の向上の他、クヴァシル自体の情報収集能力を引き上げることも可能。
メカニックルームの各種設備についても性能向上効果があり、
寝室などの居住設備も完備されていることもあってか、アストラルの住処と化している。
形状については、「ゾイド」に登場する「ハンマーヘッド」と酷似しており、
カラーリングがアストラルのイメージカラーでもあるピーコックブルーを基調としたものになっている。
大きさは全長170メートル(元の10倍)、全高36メートル(元の約6倍)、最高速度はマッハ2と60キロノット。
なお、ホバークラフトで地上移動する際は、時速200キロまで出せる。
名前のメルクリウスとは、ローマ神話に登場する商業の神。ただし、後ほど伝令の神ヘルメスと同一視されるようになる。
また、錬金術においては水銀を意味している為、この名前を聞くことは少なくない。
<グリームニル>
アストラルが使用するバリアジャケット式デバイスの1つ。3番目に開発された。
両腕の手首につけるリストバンドを模した形状であり、コアは楕円形のプレートになっている。
ナノマシンを体表面に密集させることで任意の姿への変身が可能であり、一言でいうと「超高精度偽造デバイス」。
なお、変身するには詳細な構造データが必要だが、クヴァシルとリンクすることで瞬時にデータを受け取ることが可能。
名前は、北欧神話に登場するオーディンの別名の1つ。「仮面をかぶる者」という意味がある。
<ショタっ子がエロエロになってるよレーダー>
第23話でレルネが製作した、名前からしていろんな意味でアウトな気しかしないレーダー。
彼いわく「全国各地のショタエロスキーな方々」が得するらしい。
原理については一切不明だが、ショタキャラがえっちぃ状態になっていると反応する他、
高画質なライブ中継機能までついているという、スターいわく「ある意味デバガメ以上に悪質」なシロモノ。
察知する頃にはもはや事後といっても過言ではないのだが、
レルネいわく「手遅れなくらいに進んでからじゃないと面白くない」からとのこと。
<ディフィカルター12>
リア・ファルが生み出した、アビリメモリ対応型のユニゾンデバイスたちの総称。
ケルベロス、ゲリュオン、ヘスペリデス、アウゲイアース、ヒュドラ、ケリュネイア、ネメア、
エリュマントス、ヒッポリュテ、ディオメデス、ステュムパロス、ミノス、の12体のことで、
それぞれが「○○霊」という通り名のようなものと専用アビリメモリ、基本装備を与えられている。
リーダー格はケルベロスだが、ゲリュオンやステュムパロスも時折リーダー格として動くことがあり、
作戦行動の際は「アレス」参加時のように3〜4人でチームを組むことが多いが、第36話ではより少数で行動していた。
ユニゾンデバイスである為、全員誰かとユニゾンすることが可能となっているが、
彼らには融合適正の概念が存在せず、基本的に誰とでもユニゾン可能。
ユニゾンすることで、彼らの基本装備と専用アビリメモリを使用することが可能になる他、
メモリの真の力を解放することで、ユニゾン相手が超進化する可能性もあるらしい。
ちなみに、彼ら12体の名前は全て「ヘラクレスの12の難行」に関連する動物や物質が元になっている。
固有能力や専用アビリメモリについても、名前と関連付けられたものになっていることが多い。
<アストロブラスター>
ミール、アポロ、ムーブの3体が変形合体した神器。別名「宇宙の銃」。
それぞれ銃の中心、砲身、基部を構成するが、アポロを中心に合体しているようである。
合体したことで直結・増幅したエネルギーは殆どがダイレクトに攻撃力に変換され、形状変化は最小限にとどまっている。
発揮される攻撃力は1発でトランスフォーマーすら瀕死の重傷に追い込むほどで、
スターセイバーの刀身でなんとか耐えられ、コスモテクターを使うことでやっと無力化できる。
1発でも発射すれば戦況を一変させてしまう可能性がある為、所持しているだけで抑止力にもなる。
第22話のオーディーンたちのピンチにスティアが乱入してこれを使用したことで存在が発覚。
その後はアポロたちが武器になること自体を良しとしないこともあって鳴りを潜めることになったが、
第35話で再登場した際に暴走したバグジェネラルに取り込まれ、トラルーと融合してしまう。
第36話にてトラルーや他の神器と共に解放されると、反発現象によって散り散りになってしまった。
実はユニクロンの細胞さえ完全に消し飛ばすことが可能で、原作では意思細胞であるダブルフェイスをも絶命させた。
<"秒殺の皇帝"ゼノン>
アストラルが作ったデバイスの1つだが、こちらはオーディーンらと同様の汎用人型デバイス。
レルネのコンピューターにハッキングした際、どさくさに紛れてAIユニットを盗み出し、
一緒に盗み出した設計図からボディを作り上げてロールアウトしたのがゼノンである。
そのため、AI自体はレルネの元での基礎教育が済んだ状態であるが、
それ以降の情報は全てクヴァシルのデータバンクからコピーしたものをそのまま得ている。
パワード・クロスはしていないが、アストラルを仮のマスターとして登録している。
仮登録なのは、いずれは自分もレルネの元に戻り、そちらでパートナーを得る可能性を捨てきっていない為で、
アストラル自身も本登録まで済ませるつもりはないようである。
基本装備は、円弧状の刃を4枚備えるメイス状の大型武器「ゼノンハルバード」。
ハンマー系だが片手でも難なく振り回し、高次元でバランスのとれたパワーとスピードで敵を圧倒する。
更に特殊モード「オルタナティブモード」を発動させることで機体性能が飛躍的に向上し、
その状態から繰り出される「Ωエクスプロージョン」の破壊力は絶大。
基本的なアタックファンクションはハンマー系上級の「ブレイクゲイザー」。
元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名のLBX。第37話からの海道ジンの機体。「W」でも敵としてだが一度だけ再登場した。
「秒殺の皇帝」というジンの異名を考えると、東ローマ帝国の皇帝の名からとられていると考えるのが妥当かもしれない。
<マルチボックス>
スティアが両腰にベルトを介して身に着けている、収納アイテム。
実は亜空間技術を利用しており、某猫型ロボットの四次元ポ○ットばりにいろいろ収納できる。
対象物を縮小化させることで本体サイズの小型化に成功したものであり、
人間サイズ程度までならどんなものでも圧縮収納することができ、極端な話、水の塊なども収納可能。
キルスティルに並んでスティアにとっての常用品の1つであり、
バーンメルトなどの戦闘用装備なども普段はこの中に圧縮収納されている。
なお、出す際は内部に手を入れなくても瞬間転送ですぐに取り出すことができる。
AIこそ搭載されていないが、瞬間転送や圧縮収納などはデバイス関係で普及している技術であり、
実際、この装置の開発にはミッドなどのデバイス技術が多く流用されている。
<バーンメルト>
スティアの愛用装備の1つ。レアメタル製のナックル系武器で、2つで1セット。
普段はマルチボックス内部の特殊スペースに保管されているが、有事の際には瞬間転送して装備することが可能。
頑丈さが防御力にも攻撃力にもなるというシンプルな装備である為か、スティアはよく使っていたらしい。
第24話で使用されるが、ネメアとケリュネイアの合体技「焔崩し」の直撃に耐えきれず爆散した。
その後はキルスティルやメモリウェポンを使っており、第36話までには再登場していない。
<ダブルドライヴ>
2つのアビリメモリを使ったマキシマムドライブ。
まず片方のメモリのマキシマムドライブを発動させ、すぐにもう片方のメモリの端子部分に接続。
この一連の流れにより発動するのがダブルドライヴなのだが、これはいわばメモリ同士の特性の重ね掛けであり、
先にマキシマムを発動させたメモリの特性を後から発動させたメモリに追加するというもの。
これにより、通常のマキシマムでは実現できないような凄まじいパワーを発揮する。
しかし、メモリ同士の相性問題がある為か、ダブルドライヴが発動可能な組み合わせはごく少数である。
第3クールまでに登場した中では、第24話で発動したファング+アクセルの「焔崩し」がダブルドライヴ技に該当する。
なお、技の使用者はベースとなったメモリの所有者が兼任するようである。
ちなみに、アビリメモリの元ネタである「仮面ライダーW」で一度だけ登場した「ツインマキシマム」とは別物。
<霊装・月樺式>
ビコナと月影丸が「超忍法・魂身一体」によって合身することで完成する、ビコナの最大戦闘形態。
体の各所に月影丸のパーツからなる鎧が重なっていき、三日月型の角飾りを備えた鎧武者のような風貌になる。
戦闘スタイルは基本的に月影丸と同様の素早い身のこなしによる手裏剣攻撃を軸としたものだが、
ビコナ自身のゲッコウサクヤによる格闘術もそのまま使用可能。
初めてこの形態へ変化した際、戦場が月夜であったことなどからか、別名「月光の姫君」という異名がついた。
両腕と両足のパーツが展開、その名の通り手裏剣を無限に発射する「無限手裏剣」、
三日月刀のヘッド部分を高速回転させつつ、鎖による優先遠隔操作で飛ばす「月樺鎖手裏剣」、
影分身の術の応用による複数の分身を利用し、相手をかく乱しつつ攻撃する「乱れ刃の舞」、
更にビコナの魔力を充填して月影丸を射出、連撃の後にビコナがトドメを刺す「超飛身殺法」という必殺技も持つ。
なお、超飛身殺法は、射出された月影丸が分身するのだが、
分身自体は幻なのに斬撃だけは全て実体を持つという特殊な技になっている。
ちなみに、月影丸ともども、元ネタは某海賊戦隊のハリ○ンゴーカ○オー。
<キルスティル>
スティアが持つ、アビリメモリ対応型デバイスの試作1号機。
デバイスとしては珍しく盾という基本形状を持つが、メタルシャフトを連結することで接近戦にも対応可能。
分類上はアームドデバイスに当たるが、レヴァンティンなどよりもAIの演算処理能力は劣っている。
その分、能力ソースはアビリメモリの装填によって解放されるパワーの制御システムに割り振られている為、
受け止めるエネルギーの最大許容量は管理局が誇るデバイスの中でも随一ともいわれる。
中心部にXを描くように配された4枚のクリスタルフィンには、それぞれにアビリメモリ用のスロットが設けられており、
最大で4本同時にアビリメモリを装填、能力の行使が可能となっている。
ただし、解放されるパワーがあまりにも凄まじい為、これに耐えられる者はかなり限られてしまい、
適応したスティアの実質的な専用機となっている。
4つのスロット全てにアビリメモリが装填された状態でのみ起動する特殊モードとして、
機体性能やスティア自身の能力を大きく向上させる「エクスドライヴモード」が搭載されている。
サイクロン、ヒート、ルナの属性系3本は絶対で、あとの1本により効果対象が変わる。
ジョーカーなら身体能力全般、メタルならパワーと防御力、トリガーなら連射性とチャージ速度が大幅に上昇することになる。
アビリメモリ4本のパワーを同時に解放する為、生じる反動が凄まじく、スティアも滅多に使わない。
アビリメモリの膨大なパワーに耐えられるようにする為、基礎フレームやスロットには特殊なレアメタルが使われている。
そのため、原材料が入手困難であり、反動に耐えられる者も限られることから量産は見送られ、
現状ではワンオフ機としての側面も強くなっている。
なお、量産がきかないという点はトリガーマグナムやメタルシャフトなどのメモリウェポン全てに共通しているが、
リア・ファルら三元帥は独自にその問題を解消しているようである。
アビリメモリを使えば単体でもアタックファンクションを発動させて攻撃可能。
その際は、大抵の場合キルスティルそのものを鈍器または砲台に見立てて攻撃することが多いが、
メモリの組み合わせなどによっては違うパターンで攻撃する場合もある。
ちなみにキルスティルとラスティエルは、そもそもアビリメモリが魔力によるものではない為、
普通に作れば質量兵器として定義されてしまうが、開発部もそこは対処している。
メモリから解放したエネルギーを魔力に変換するシステムを組み込むことで、基本攻撃を魔力によるものとし、
それにより質量兵器の定義からは外れることになった。
ただし、スティアが率先しての指導もあり、瘴魔獣など魔法文化圏外の敵に対する警戒として、
この自動変換システムは敢えて無効化することも可能となっている。
形状の元ネタは、某NT-Dなガンダムが装備しているシールド。
<ラスティエル>
リートが持つ、アビリメモリ対応型のアームドデバイス。
クリスタルフィンが赤ではなく水色である点を除けば、スティアのキルスティルと瓜二つであるが、
キルスティルをデチューンして汎用性を高めた、アビリメモリ対応型デバイスの試作2号機であることに起因する。
デチューンによってアビリメモリの装填数は1個に減っているが、それにより余った能力ソースは、
特殊な光学迷彩機能やリアルタイムでの情報収集・分析機能の方に回されているらしい。
なお、試験的ながらゲシュマイディッヒパンツァーも搭載されており、エネルギー系の攻撃を屈折させることが可能。
キルスティル同様、アビリメモリの使用によるアタックファンクションも使用可能であるが、
強化兵装や大型モジュールを瞬間転送して攻撃する、というタイプのものが多い。
バイオレンスのメモリを使った際に出現したパワードスーツもこのパターンに含まれており、
厳密には使用者であるリート自体の戦闘力を強化する技が多いといえる。
元々はキルスティル同様に管理局技術部で開発され、運用テストを繰り返していたものだったが、
当時嘱託魔導師であったリートの元上官の失態により、あろうことか退職金代わりに無償で持ち出されてしまった。
運用テストの頃から実質的な専用機のようなポジションに収まりつつあったラスティエルだが、
阻むものなく持ち出されて以降は、そのまま完全なリート専用機となっている。
形状の元ネタは、某NT-Dなガンダムが装備しているシールド。ただし、カラーリングは某航空会社限定品仕様となっている。
<機獣>
全身が機械化した生命体のこと。臓器なども含めて完全に機械化している為、トランスフォーマーに近い。
世界によっては、人型のタイプを別に「機人」とも呼ぶが、「とたきま」の世界では人型も獣型もこのカテゴリに含まれる。
機械化しているとはいえ、有機生命体のように血を流し、感情をあらわにする。
その為、一般的な認識としては生命体のカテゴリの1つとして考えられているのが定説。
パーツの劣化こそあれど寿命の概念はない為、精霊や精神生命体に並ぶ「不老不死の種族」とも考えられているが、
実際に長い年月を生き永らえるには、ある程度のパーツ交換が必要となる。
体のあらゆる部位が機械化していることを利用し、
核となる部分のみを残して他のパーツを入れ替えることで時代の流れに適応し続けている者も多く、
人間年齢が高ければ高いほどその傾向は顕著であるといえる。
トランスフォーマーとは完全な別種だが、ダークハウンドやデビル三銃士など一部の機獣は変形機能を持っている。
ただし、変形の際にトランスフォームなどとは呼称しない。
ちなみに、有機生命体と同様に食物摂取でエネルギーを補給する者も多いようである。
<ミハシラ>
ヒョウエンが持つ、トンファー型のアームドデバイス。
持ち手が青いタイプと赤いタイプが存在するが、基本的な機能に大差はなく、
頑強な装甲と射程の長いビーム、そして内臓されているストライクパイルによって増幅される超破壊力が持ち味。
また、クレーンやハシゴのように伸縮させることも可能で、様々な応用法をヒョウエンが実践している。
ビーム一斉掃射の「スコールソリッド」も脅威であるが、
トンファー時にイグニッションすることで発動する「プレッシャーブレイク」は直接打撃系としては最強クラスの破壊力を持つ。
ストライクパイルによって圧縮充填された膨大な空気をフォースチップのエネルギーと共に一点に放出することで、
打撃部を叩きつけたことによる衝撃も含めた3つのパワーの相乗効果により、凄まじい破壊力を発揮する。
2〜3倍以上の体格差がある大型トランスフォーマーさえ破壊可能であり、
「アレス」直前の模擬戦でもマスターコンボイとリティをまとめてブレイクオーバーさせてみせた。
ちなみに、ヒョウエンの素性の関係で、形状と伸縮機能は超○神が元ネタになっている。
ただし、プレッシャーブレイクとストライクパイルについてはビッ○オーの「サド○イ○パクト」が元ネタ。
<ビームガーター>
第25話からオーディーンに追加装備された、小型の盾。
通常はエネルギー集積装置を兼用している本体のみだが、任意で台形のビームシールドを展開可能であり、
このシステムにより重量を軽減させながらも防御面積を拡大させることに成功している。
ビームシールドは特別製で、特殊な反動吸収素材を粒子状にし、それを一定の大きさと形状にまとめ上げて展開するもの。
その為、実は本体よりもビームシールドの方が耐久力は高かったりするが、当然ながら本体の強度も徹底的に高められている。
強めにエネルギーを送れば、防御範囲を拡大させることも可能。
盾としては十分に高性能なのだが、ロールアウト早々になのはのスターライトブレイカーを防いで中破し、
やっと修理できた第36話では、アキレス・ディードの攻撃を防いだ際に破壊されてしまい、
更にその後はある事情によって形骸化してしまうという、高性能なのに活躍に恵まれない不遇の盾となってしまっている。
元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名の盾。あらゆる衝撃を8割以上吸収する強化ダンボールの技術を応用したもの。
後ほど登場した「アンブレラ」や「グランドスフィア」などは、このビームガーターの開発で得られたノウハウを利用している。
<インパクトカノン>
比較的最近開発された、新世代CPユニットの1つ。
一直線上に4つのビーム砲があり、2番目と3番目に挟まれる形でレーダーシステムも持つ。
ビーム砲はそれぞれが独立して可動し、レーダーシステムで別々に照準を定めることができる。
また基部は2段式になっており、接続ユニットの上にマウントユニットがあり、展開可能。
砲塔の連結部は回転させることができ、側面のみならず前面や背面への射撃も可能。
装備位置や発射角度に応じてマウントユニットを展開し、随時調整しながら使うことになる。
ちなみにオットーが「アレス」前日の模擬戦でこのCPユニットを装備しており、
大会参加申請の際に彼女の装備の1つとしてアーツバトル連盟に登録されている。
元ネタは平成版「ZOIDS」のCPパーツの1つ。スピノサパーに装備するのが一般的である。
<"多技の竜剣士"リュウビ>
イレインが開発した、汎用人型パワードデバイス。ただし、AIはレルネが開発している。一人称は「僕」。
三国志に登場する英雄の名を冠しただけはあってか、どことなく中華風な意匠が随所にみられる。
頭部が竜の顔のように見えたり、尻尾が竜を思わせるものだったり、炎をあしらった装飾があるなど、
近代的なデザインにも関わらず古風な雰囲気を醸し出す外観を有している。
とにかく攻撃力と防御力、スピードのバランスを追求した設計がなされており、
特筆すべき機能や特殊モードは持たないが、その分基礎スペックが高次元で安定している。
フィードバックされた戦闘技術から様々な戦い方をシミュレートする策士のような一面もあり、
「アレス」でもそれまでに得られた戦闘データなどから相手の勢いを利用して隙を作るという戦いを見せた。
基本的には温和な性格だが、冗談を言うような性格ではない為、些細な脅しでも重圧感抜群な脅迫と思われることも。
基本装備は両刃のロングソード「武の剣」と、携行性を重視して小型化されている円盤型の盾「鏡の盾」。
ただし、武装の扱い方にかなり精通しているようで、両手銃や片手銃なども問題なく使いこなす。
基本的なアタックファンクションは、白虎のオーラをまといながら衝撃波で敵を切り倒す「白虎衝波斬」だが、
他にも様々な系統のアタックファンクションを修得しており、臨機応変な戦いが可能である。
元ネタは「ダンボール戦機W」で登場する同名のLBX。同作での灰原ユウヤの機体。市販品だがカスタマイズされている。
実は、ジンがユウヤの病状の回復を願って贈った機体であり、コスプレのお題になるなど、ユウヤからの思い入れは非常に強い。
<"地獄の破壊神"ハカイオー絶斗>
ヒロリスが開発した、汎用人型パワードデバイス。一人称は「俺」または「俺様」。
AIユニットとフレームの設計図はレルネから提供されたもので、ヒロリスは主にフレームと武装を開発した。
名前の「絶斗」とは「Z(ゼット)」、つまり完成系を意味しており、この機体の前にも試作機が作られている。
設計段階での試作機からの主な改良点としては、関節部の耐久性と総合的な運動性能の向上が挙げられる。
獰猛さを感じさせる頭部、胸部に備えられた二連装のキャノン砲、威圧的なボディ、と、
全体的に攻撃的な印象を与える外観を有しており、バトルに関しては正面突破を主とした攻撃的な性格。
一方で、実力を認めた相手には一歩譲ったり、敗北を素直に認めるなど、仲間想いで潔い一面も持つ。
特殊モードは持たないものの、それでも最新鋭機や管理局の猛者とも互角以上に渡り合える実力を持っており、
直情的な言動が目立つ割には頭脳プレーを見せることもしばしば。
ナイトメアとはしょっちゅう張り合ってばかりだが、お互いに実力は認め合っており、
連係攻撃をさせれば並大抵の実力では止められないほどの勢いを見せる。
基本装備は、チェーンソー型の大剣「絶・破岩刃」。刃は全てエネルギー刃で、回転させることもできる。
また、その大きさと強度を活かして盾代わりにすることも可能で、強行突破に使うことも。
アタックファンクションは珍しく固有技で、胸部のキャノン砲から高密度ビームを放つ「超我王砲」。
威力が凄まじいだけでなく射程距離も長い為、対多数戦でも有用性の高い技であるといえる。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場する同名のLBX。第33話からの郷田ハンゾウの機体。
郷田の父が経営するプロメテウス社の技術の粋を集めた機体であり、同社の機体の中では最強クラスの強さを持つ。
<"箱の中の魔術師"ナイトメア>
サリエルが開発した、汎用人型パワードデバイス。一人称は「俺」。
AIユニットとフレームの設計図はレルネから提供されたもので、サリエルは主にフレームと武装を開発した。
ナイトメアという名前は「悪夢」を意味しており、高速移動の状態から行われる分身殺法はさながら悪夢のよう。
パンドラと同系統のフレームなので機動力が抜群に高い他、パワー出力も最大限に高められている為、
重量級の武器を装備したとしても、本来の持ち味である機動力が低下することはない。
全体的に中世の魔術師を思わせる意匠となっており、逆Vの字になっているマントも印象的である。
独特な絵柄が描かれているタロットカードを常に持ち歩いており、時折タロット占いで自身の近辺のことを占う癖がある。
特殊モードは持たないものの、それでも最新鋭機や管理局のエースたちとも互角以上に渡り合える実力を持っており、
得意の分身殺法によるイリュージョンバトルで眼前の敵を冷徹なまでに葬り去る。
ハカイオー絶斗とはしょっちゅう張り合う関係にあるが、お互いに実力は認め合っており、
なんだかんだ言いながらも彼との絶妙なコンビプレーを見せる。
基本装備は、上下非対称の大きさの端部を持つ大型のスタッフ「ナイトメアズソウル」。
杖ということから転じてハンマー系の武器になっており、一部ではマジカル鈍器とも呼ばれている。
主なアタックファンクションは、紫のオーラを集めた竜巻で敵を吹き飛ばすハンマー系上級の「デスサイズハリケーン」。
基本的には1対1で放つことが多いが、一度に複数の敵を巻き込んでダメージを与えることも可能である。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場する同名のLBX。第33話からの仙道ダイキの機体。
実はタイニーオービット社の試作機なのだが、何者かに持ち出された後に仙道の手に渡るという数奇な運命を辿っている。
<"漆黒の射撃手"アキレス・ディード>
レルネが製作した汎用人型パワードデバイスの内の1機。一人称は「私」。
実はオーディーンの発展過程で分岐して開発された機体であり、トサカ付きの頭部などにその名残がある。
原型機「アキレス」からの純粋な発展型となっており、変形せずとも単独飛行が可能。
全体的に宇宙戦士風なデザインで、同時期に開発されたオーディーンなどとはまた違う独特な雰囲気を見せる。
初登場時にはレルネの面目を保つ為か、「ディレス」という偽名で活動していたが、
登場早々にミスリルに本名をバラされてしまい、半ばヤケになって本名で活動し始める。
「アレス」終了直後のネガショッカー襲撃事件に便乗して多数の「ハンター牙」と「鬼クノイチ」を連れて乱入、
自身も特殊モードまで使って大暴れして戦場を混乱させた。
その一方で、アストラル経由でクレアに謎の地図を託すなど、独自の行動目的を持っている模様。
性格は厳格で、戦場とあらば誰が敵であろうと容赦はしない主義(ただしミスリルにだけは銃を向けられない)。
ロールアウト後はミスリルと行動を共にしていたらしく、彼女とは固い絆で結ばれているようである。
基本装備は、連射性と威力の両方に優れる片手銃「ダークシューター」と、異様な防御力を誇る盾「ダークシールド」。
ただし、ネガタロスにムリヤリ名付けられたものらしく、本来は「フォールライフル」「ブーストガーター」という名前らしい。
特殊モード「デモニックモード」を搭載しており、発動することで赤紫に発光、機体性能が飛躍的に向上する。
この状態で放たれる攻撃の威力は尋常ではなく、特にアタックファンクションは直撃すれば再起不能になりかねないレベル。
基本的なアタックファンクションは、紫のエネルギーを凝縮した光弾を炸裂させて嵐を起こす「ブラックストーム」。
元ネタは「ダンボール戦機W」に登場する同名のLBX。当初は使い手不明だったが、第29話で青島カズヤであることが判明。
本来はタイニーオービット社の次期主力商品候補。続編の「ウォーズ」では市販化されているらしい。
<デモニックモード>
アキレス・ディードが持つ特殊モード。
発動すると機体性能が大幅に向上すると共に、機体全体がマゼンタに近い赤紫の光を放つのが特徴。
出力も大幅に高められ、片手銃であるダークシューターの1発だけで重厚な隔壁を破壊してしまうほど。
特にデモニックモード発動中の「ブラックストーム」の威力は尋常ではない。
また、機動力も向上し、スピード自慢のナイトメアなどですら追いつけないほどのスピードを発揮する。
発動時、胸部のマークが回転、正面から見て「D」の字に見えるようになっていたりする。
実は設計段階では搭載されていなかった機能らしく、ロールアウト後に何者かによって搭載されたものらしい。
おそらくはネガショッカー合流後、アストラルの手によって搭載されたものであると思われる。
<ブラーンギー>
スリアの頭のターバンに住み着いている(?)コブラのような生き物。
本来は笛型ツールの音色によりコントロールを可能とするが、スリアは主として認識しているらしく、
彼女の言葉にも反応して攻撃などをしてくれる。
ブラカワニコンボ発動時はリティが笛型ツールを使って音色を奏でることで、
さながら砂漠の国の蛇使いの如く自在にコントロールすることが可能。
元ネタは「仮面ライダーオーズ」の劇場版で登場したブラカワニコンボの蛇。ブラーンギーという名前は、笛の方らしい。
<トランスカウンター>
トラルーが持つトランス系の技の1つ。
効果はインフレといっても過言ではなく、光学系・物理系を問わず、あらゆるエネルギーを吸収・反射することができる。
物理系のエネルギーとは、物体の運動エネルギーや攻撃を防いだ際に発生する衝撃エネルギーなど。
実質上ほぼ全ての攻撃を無力化することも可能という、コスモテクターと並ぶインフレ防御を実現している。
ただし、効果が凄まじい反面エネルギーの消費量も非常に多く、トラルーが持つ技の中でも1、2を争うほどに燃費が悪い。
特に展開範囲が広ければ広いほど消耗も大きく、短時間での「ガス欠」も当たり前なほど。
その為、普段はリミットベストによって出力リミッターがかけられ、展開範囲は手のひらを中心に直径40センチ程度、
ヘッドウィングモード時で半球状まで展開可能に、リミットベスト排除で全周囲展開まで可能になる、という、
2段構えのリミットをつけることで燃費の悪さをある程度カバーしている。
ちなみに、展開するフィールドは空間湾曲による障壁そのものである為、
スターライトブレイカーなどのようなバリア・結界破壊効果を持つ攻撃でも問題なく防御可能となっている。
第26話での初使用時は、この特性を応用することでなのはの暴挙から生き残った。
<400字詰め棺桶の刑>
第26話でなのはが受けた罰。
内容は、何十枚もの400字詰め原稿用紙にオール手書きで反省文を書き続けるというもの。
何故こうなったかといえば、同話での模擬戦において超広域スターライトブレイカーを発動させ、
ヒルメを筆頭に技術スタッフが徹夜確定となったことの怒りを一身に向けられた為である。
(もっとも、加害者はどう考えてもなのはだけであり、責任転嫁も何もあったものではないのだが)
少し考えればわかるだろうが、リアルでこれをやるとほぼ確実に片手は使い物にならなくなる。
はたして試合前日にやらせていい罰かどうかは不明だが、それだけ技術スタッフ(主にヒルメ)の怒りは大きかったのだろう。
<センシングマインド>
ツクヨミが保有している、精神系特殊能力。
詳細については未だに不明点が多いものの、抽象的とはいえある程度の未来予知ができるようである。
ただし、あくまでも使用者であるツクヨミ本人に関連のある事象しか予知できず、
情報を得られてもそれを正確に読み解くには豊富な経験と膨大な情報による幅広い見解が必要となる為、
実用性は騎士カリムの「プロフェーティン・シュリフテン」と同程度といえる。
しかし第26話ではこの能力で予知できた事象からミスリルのことを暴くことに成功したことから、
予知できた事象から得られる情報の説得力は決して小さいとはいえない。
精神学者の中には、何人か同様の能力を身に着けている者も存在するらしい。
元ネタは「ガオガイガーFINAL」に登場したパピヨン・ノワールの同名の能力。薬物実験の末に身に着けたようである。
作中では何度かこの能力の効果に起因していると思われるパピヨンの活躍が描かれている。
<アビリティングジャック>
ミスリルが持つ特殊能力。名前は出ていないが、第26話後半の騒動の原因はこの能力である。
任意の相手の潜在能力を一気に解放してしまうという能力だが、
能力の解放があまりにも急かつ強制的なものである為、大抵の者はテンションが上がり過ぎて暴走してしまう。
意思を持つ者であれば有機生命体だろうが無機物だろうが関係ないようで、
作中ではフェンリル、ブライを筆頭に、ガイア・サイバトロンの一部も暴走していた。
能力の発動キーは、ミスリルが普段は閉じっぱなしである右目を開いていること。
効果の対象者は全て、右目が彼女の右目と同じく金色に輝いているが、効果が解除されると元に戻る。
ミスリルが右目を開いている間だけ有効らしく、右目を閉じればその時点で全員が元に戻るようである。
どうやら潜在能力のみならず潜在意識さえも解放してしまうようで、
第26話でジュンイチが2回ほど殺されたのも、解放された潜在意識の赴くままに惨殺された為である。
標的がジュンイチだけだったのは……おそらく、日頃の行いに対する過激な天罰であろう。
実は管理局から既にレアスキル認定されているのだが、それにかこつけてミスリルを捕獲しようとするグループがいるらしく、
アキレス・ディードはそれが原因で管理局と全面的に敵対している。
<デルポイ>
管理局では第37管理外世界といわれている次元世界。また、デルポイ大陸とはこの世界の大半を占める広大な大陸のことである。
地球やミッドチルダなどとは異なり自然の風景の大部分がそのまま残されており、アニマトロスに近い環境だといえる。
中央、北東、南、南西、北西の5つの区画に分かれて国が存在し、
国ごとに様々な特徴を持ったモンスターが多数生息している。
モンスターの中には高い知能を持ち、人語を理解するだけでなく話すこともできる個体もおり、
人間や魔族などの他の種族とは、長年にわたって築き上げられた共生関係にある。
ちなみに、大陸の大きさはアメリカ合衆国の国土の2〜3倍。
「アレス」の予選はこの大陸の広範囲で、本戦及びファイナルバトルは中央の闘技場で開催された。
<極輝覚醒複胴艦>
ヒルメが所有しているディビジョンフリート。
彼女と同様に船体を整備ブロックが三次元的に取り囲んでいるのが特徴。
内部には大量の資材が保管され、トランスフォーマーサイズの者でも迅速な修理ができる設備も充実している。
よって、大雑把にいえば、艦自体が巨大な移動整備工場であるといえる。
後方で味方の支援及び救護を担当するが、船体の左右に備えられたミサイル発射管などによる攻撃も可能。
なお、コードネームは所有者と同じくヒルメであるが、区別の為に正式名称の方で呼称することが多い。
古代戦争時代に回収不能になっていたらしいが、ヒルメが独自に回収し、秘匿していた。
その為、シグナムら古代戦争経験者でもこの艦の現存という情報は知らなかった。
元ネタは「勇者王ガオガイガーFINAL」に登場したディビジョンフリート第9号。第4号アマテラスの後継艦。
コードネームは、「天照大神(あまてらすおおみかみ)」の別名「大日孁貴神(おおひるめのむちのかみ)」からとられている。
実は、4つの整備ブロックを排除して高速艇として運用することもできる、という設定もあるらしい。
<ディビジョンフリート>
古代ベルカ戦争中、鎧王軍技術部を中心に開発された大型宇宙船。基本的な性質は巡洋艦といっても過言ではない。
動力部に独自のテクノロジーが使われており、半分ブラックボックス化している。
その為か、現在でも時空管理局の艦船などよりも優れた機能を発揮する。
出力だけでいえば次元航行艦の数倍〜数十倍ともいわれ、仮に出力を全て1つの武装に回せば、
アルカンシェルの砲撃にも匹敵するほどの威力を発揮するという。
古代戦争中に諸事情により回収不能になったといわれているが、
実際にはヒルメたちが独自に回収し、地球に来たばかりの頃に別空間に秘匿され、修理されていた。
秘匿していたのは、無用な軍事利用を避ける為である。
元ネタは「勇者王ガオガイガー」に登場した大型艦船。コードネームは日本神話の神などが元になっている。
「FINAL」も含めて作中で登場した7艦に加え、小説などの別作品で2艦ほど登場している。ただし、第6号だけは不明のまま。
<ハンター牙>
アキレス・ディードが独自に量産した、汎用人型デバイス。
ところどころに猟犬のような雰囲気を感じる意匠が特徴で、背中の6本のトゲはミサイルである。
全体的に暗い灰色のカラーリングがなされ、アクセントとして青や黄色が入っている程度。
遠距離狙撃能力に優れ、射程距離および命中精度は量産機らしからぬハイレベルぶりになっている。
基本装備は狙撃銃である「ファングライフル」。更に背中のミサイルを発射することも可能だが、殆ど使われない。
なお、原型機である「ハンター」とは、フェンリルの試験機として開発された初期設計機であり、
この機体はカラーリング変更と同時に各種スペックを向上させている。
元ネタは「ダンボール戦機W」に登場する同名のLBX。ディテクターの量産戦力として登場。
ただし登場したのは結局第3話だけで、あとはせいぜいファングライフルをアキレス・ディードが使っていた程度。
<鬼クノイチ>
アキレス・ディードが独自に量産した、汎用人型デバイス。
その名の通り女忍者のような風貌が特徴で、忍者らしい機敏な動作と攻撃を得意としている。
全体的に黒っぽい藍色のカラーリングで、アクセントとしてピンクや黄色が入っている。
接近戦能力に優れ、高い機動力によるヒットアンドアウェイの精度は量産機らしからぬハイレベルさを誇る。
基本装備はビーム刃を発するナックル系の武器「鬼コダチ」。
なお、原型機である「クノイチ」とは、パンドラの試験機として開発された初期設計機であり、
この機体はカラーリング変更と同時に各種スペックを向上させている。
元ネタは「ダンボール戦機W」に登場する同名のLBX。ディテクターの量産戦力として登場。
第3話の他、第7〜8話にかけてのダークパンドラ戦でも登場し、高速連係攻撃でバンたちを苦しめた。
<ガレット>
リリエンが所有する、魔導書型のMSデバイス。水色を基調とし、六芒星は表紙にある。
基本的な性質は、夜天の書などにもみられる大容量の魔法ストレージ機能であるが、
ガレットの場合はリリエンが行使する召喚術や転送術などの媒介装置も兼任している。
ムーンストーンの魔力回復・増幅効果を利用したもので、少ない魔力でも大規模な術の行使を可能とし、
副作用的な効果として術の効果範囲が飛躍的に拡大している。
操作方法は展開したウィンドウを用いたタッチパネル式となっているようで、
恭文は「飛び出す絵本の電子化したもの」と称している。
言葉を発することは少ないがAIは超高性能であり、
魔導書型という形状的・性質的な面を活かして、超大容量の情報貯蓄機能も有する。
蓄えられた膨大な情報は、音声認識機能により迅速な閲覧が可能であり、
他のAIなどに対して瞬時に情報を共有することもできる。
その為、魔導書としての側面だけでなく、極めて高性能なデータバンクとしての側面もあるといえる。
武器としての機能は一切持たないが、術の行使に詠唱時間は一切不要となっており、
ガレットを得たリリエンの総合的な戦闘力は驚異的なものであるといえる。
<MSデバイス>
ルナ族の民の一部が持つ特殊なデバイス。
「MS」とは特殊鉱石「ムーンストーン」の略であり、ムーンストーンを加工して作られたデバイスであることを意味する。
該当する機体には必ずどこかに黒い六芒星のマークが刻まれており、
それがムーンストーンを用いて作られたものであることの証となっている。
配合割合によって個体差はあるものの、共通項として魔力伝達の効率が良く、また使用者の魔力を増幅させる効果がある。
増幅量及び回復量については、配合量が多ければ多いほど比例して大きくなるが、
ムーンストーンの性質の関係上、ルナ族以外の者は触れることすらできず、実質上彼らの専用機と化している。
形状は他のデバイス同様に様々であり、魔導書タイプや武器タイプなど多彩なバリエーションがある。
<ムーンストーン>
ルナ族が居を構える月面の都で流通している、特殊鉱石。
この物質が発する特殊な魔力には、ルナ族以外の者に対して極めて強い反発作用があり、
触れるだけで非常に凄まじい激痛に襲われてしまう為、結果的にルナ族でなければ触れることすらできなくなっている。
魔力が溜まっている間は青白く発光しているが、魔力が尽きると色がくすむという特徴もある。
加工が容易であるが、加工後は非常に凄まじい強度を発揮するという性質があり、
装飾品から建造物の内装まで幅広く使われており、MSデバイスもその使い道の1つである。
魔力自体には高度な治癒効果もあり、ルナ族が使う分には回復薬代わりにすることもできる。
ルナ族の生活にはかなり浸透しているが、他種族は触れられない為、認知度すら低い。
<ルナ族>
月に都を築いて住んでいるという精霊の一族。
一族の大半が一生を月面の都「ルナーティア」の中で過ごしているが、
アーツバトル連盟のパレサやリリエン、ユウサなどのように、外世界へ進出している者も少なからずいる。
ルナーティアがあるのはデルポイ大陸からいける月であり、他の次元世界には存在していないらしい。
特殊鉱石ムーンストーンを扱える唯一の種族であり、
ルナ族の生活文化や風景にムーンストーンが大きく関与している。
用途は大半が建造物や一部生活品であるが、MSデバイスなどのような装備品に転用している場合も多く、
特に外世界へ進出する者は必ずといってもいいほどMSデバイスを手にしている。
これは指導者からの教えで、外世界での敵襲などから自分の身を守る為の手段の1つとしているようである。
黒い帽子にノースリーブのベスト、大きめの振袖、スパッツまたは短パンという服装は、
指導者の趣味という側面も持っている上に人間でいうところのジャージ扱いになっている。
ちなみに、リリエンいわく一式でお値段2000円程度というお手頃価格らしい。
<ダンジョンバトル>
「アレス」の予選で行われたバトル方式。大規模対戦用。
その名の通り、一種の迷宮ともとれる広大なバトルフィールドを用意し、
選手たちはそのフィールドの中を巡り相手と戦うことになる。
しかし戦闘は全て副次的なものであり、本来の勝利条件は別に用意されている。
バトルフィールドのどこかにゴール地点を定め、そこへ至る為の座標データを分割した「キーコード」を用意、
選手たちはバトルに勝利することでキーコードを集め、ゴール地点を見つけることで本来の勝利を得る。
その本来の勝利とは、一定数のキーコードを集めることで判明するゴール地点に辿り着くこと。
それまでの過程でチームメイトがブレイクオーバーしていても、誰かが辿り着けば全員が勝者として扱われる。
ダンジョンバトル用のフィールドは、多数のジャッジカプセルを用いて作り出され、
ジャッジカプセルを中心に展開されたバトルフィールド同士が繋がりあうことで1つの広大なフィールドとなる。
なお、いくつかのカプセルが破壊されても、他のカプセルがエネルギーを増幅しあう為、
すぐにフィールドが消滅してしまうということはない。
選手たちは登録した通りのチーム分けがなされ、各チームはバラバラに設定された地点からスタート。
進んだ先でジャッジカプセルのあるエリアでジャッジマンからコールを受ければ、指定されたチーム同士でバトルする。
ただし、フィールド圏外であれば必ずしもバトルする必要はないが、
圏外でもブレイクオーバーすれば失格となってしまう為、ゴール地点に辿り着くその時まで戦いは続いている。
デルポイ大陸の居住区を除く大半のエリアを利用し、ダンジョンフィールドを展開することで広大な舞台を用意。
戦闘は激しいものも多かったが、全て展開されたフィールドによって防がれている為、実質的な被害はない。
<トランスポーター>
アーツバトル連盟で定義する、移動拠点の総称。
移動拠点としての最低限の能力を持っていると認められれば、具体的な仕様に対する制限は少ない。
プレダコンズの引き起こすダークバトルを筆頭に、外部からの介入行動に対する自衛も想定されている為か、
戦艦並みの重武装が施されていても問題ないようである。
六課の周りでいえば、マックスフリゲートやダイナザウラーでさえトランスポーターとして登録可能だが、
トランスポーターへの攻撃や戦闘行為は原則として禁止事項となっている為、
大抵のチームは輸送機能や移動範囲に優れた母艦タイプのものを登用することが多いようだ。
ヒルメの極輝覚醒複胴艦を初め、古代戦争から現存しているディビジョンフリート各艦は、
「アレス」開始前にトランスポーターとして登録済みとなっている。結局、極輝覚醒複胴艦しか使われていないが。
<ジャッジサテライト>
アーツバトル連盟が多数保有している、純白の人工衛星。
内部には多数のジャッジカプセルが格納されており、ジャッジマンたちの待機所兼整備工場となっている。
本体下部の中央に半球状のハッチがあり、そこからジャッジカプセルを投下する。
またハッチ周辺にはビーム砲台が多数設置されており、有事の際には砲撃も可能なだけでなく、
重度のルール違反を犯した者に対する「制裁」として使用されることもある。
ちなみに、ビーム砲による砲撃には非殺傷設定が適用できるようになっているらしく、
仮に衛星軌道上からの砲撃が直撃しようとも致命傷を受けることはない。
元ネタは「ZOIDS スラッシュゼロ」から。多数の同型が存在する上に、超大型版まで建造されている。
<詩霊・月詠>
「うただま・つくよみ」と読む。第36話現在、詳細情報は殆ど不明な謎の人物。
人脈の広いトラルーや昔の日本にも縁があるビコナでも面識はおろか情報すらない。
断定できるのは、精霊ないし精神生命体であることと、人間年齢でいえば非常に高齢であるということだけである。
トラルーは月詠というだけに原住地=月のルナ族と関係があるのではないかと考えている。
<ダンジョンフィールド>
ダンジョンバトルを行う際に展開する、空間湾曲を利用したバトルフィールド。
ジャッジマンの起動と同時に特殊なエネルギーウェーブを照射、戦闘用の疑似フィールドを形成し、
他のジャッジカプセルとリンクすることでフィールド同士が繋がりあい、巨大な迷宮と化す。
フィールドの形成には空間湾曲の技術が使われている為、
内部で激しい戦いが繰り広げられようとも、元々あった地形などには一切の被害がない。
この効果により、大陸の大半を丸ごと使った広大なフィールドを作ることも可能で、
選手たちも心置きなくバトルできるようになっている。
フィールド形成技術についてはディバイディングドライバーによる湾曲フィールド技術が参考にされている。
空間を押し広げようとする力場である「レプリションフィールド」で空間の穴をあけ、
空間を固定しようとする力場である「アレスティングフィールド」で疑似フィールドを固定。
押し広げられた部分を穴とする、存在が隔絶されたフィールドが生まれ、それをバトルフィールドとして扱う。
この内部で生じた損壊については湾曲範囲内にあったものに対して一切影響しない為、
アーツバトル連盟にとって理想的なバトルフィールドを実現させることができる。
元の地形を崩さず、かつ自由度の高いフィールド設計が可能な為、アーツバトル連盟にとっても画期的な技術だが、
空間湾曲には莫大なエネルギーが必要である為、ジャッジカプセルにはエネルギー増幅装置が内臓されており、
増幅装置同士をリンクさせることで広大なフィールドの形成と、長時間の維持を可能としている。
1つのジャッジカプセルにつき直径30キロのフィールドを展開しているが、
ダークジャッジマンが来た場合も、押しつぶすと同時にシステムをジャックすることでフィールドを維持している。
ただし、ジャッジマン本人の管轄範囲はバラバラで、最大でも直径10キロまでらしい。
ちなみに、アイテムや武器が落ちていたり、ワナが多数存在するなど、
実は「風来のシレン」のシステムを一部流用しているところが見られる……が、ワナについては何故か危険物系が非常に多い。
なお、拾えるアイテムの殆どが未識別状態である為、特に回復アイテムかどうかの判別に困る。
前述の通り、フィールド形成については「勇者王ガオガイガー」のディバイディングドライバーによるものが参考にされている。
ディバイディングフィールドの主な使用目的は戦闘被害を抑えることだが、勇者王の機転でスゴイ使い方をすることもある。
<トリプルハリケーンバレットアタック>
チーム・バレッターの合体攻撃。
「アレス」以外でも、数多のアーツバトルで勝率8割を叩き出している技らしいが、
予選第1戦の開始早々に使ったことや、トラルーからの挑発に乗った形であることなどから敗北フラグが成立、
1分足らずの内に3人まとめてトラルーに粉砕されてしまった為、詳細が語られることはなかった。
トラルーに瞬殺されてしまった要因の1つとしては、
3人が同一線上かつ横一列に並んだ状態で突撃する技だということであろう。
<レアスキルホルダー乱獲事件>
「とたきま」作中時間で約800年前にミッドで起きた事件。管理局の暗部に潜む者たちの陰謀であったともいわれている。
その名の通り、ミッド滞在者を中心に希少技能保有者が相次いで拉致されたもの。
拉致の目的は希少技能の研究を重ねるということだけであり、拉致被害者の殆どは生体実験の実験台にもされている。
第36話までに判明している限り、シュルツやレジスト、トラルーなどがこの被害に遭っている。
ただしトラルーについては被害者リストから名前が漏れていたが、最高管理局によって隠ぺいされていた可能性もある。
生体実験の実験台にされるだけでなく、成果が出なければ友人知人を殺されたり、
加害者側の娯楽目的で理不尽な拷問が行われることも多々あったという。
中でも拷問回数が圧倒的に多かったのがトラルーであり、いつしか彼の心は大きく歪んでしまっていた。
繰り返された拷問によって蓄積されていったストレスが爆発したことで発狂、
犯人グループの殆どを狂ったように笑いながら虐殺するという猟奇的な行動に走った。
ちなみに、トラルーの拉致については、彼がユニクロンと似た性質の力を持つことをリサーチした上でのことだったようである。
この拉致監禁・暴行事件によって心が歪んでいった者は多いらしく、
トラルーほどではないにしろ犯罪者や管理局員を相手取った殺害や復讐を続ける者も少なからずいるという。
動機としては、人類、厳密には管理局に対する絶望や憎しみによるものが大きいと思われる。
犯人グループの1人であるバルケル・バロードはトラルーの虐殺から逃れネガショッカーに流れ着くが、
「アレス」予選中にアストラルと遭遇、この事件のことで目の敵にされ、レジストも加わった連続攻撃で御用となった。
(アストラルがバルケルを目の敵にしたのは、トラルーに対する仕打ちなどを不快に思った為らしい)
なお、バルケル以外は全員トラルーに虐殺された為、唯一の生き証人となった。
この事件は管理局共通のブラックリストに残っている。
<パタリオット>
レジストが装備している武器で、アームドデバイス。イグニッション用にチップスロットが内臓されている。
ヘリコプターのプロペラとローター部分だけを切り離したような形状をしており、
ローター部分を模した基部を左腕に装着して使用する。プロペラは高速回転させたまま射出することもできる。
プロペラはブレードとしても使うことができ、接近戦でも威力を発揮する。
プロペラのブレード先端部にはクリアーオレンジのパーツがあり、この部分は特に切れ味が鋭くなっている。
また、エネルギーを伝達、ブレードを重ねた状態でビームライフルとして使ったり、
高速回転させることでエネルギーをクナイなどのように飛ばすことも可能。
<ドバン家>
デルポイ大陸に存在する、武道の名門の1つ。現在は最大手ともいえる状態にある。
ただしドバン家というのは通称に過ぎず、必ずしもドバンの血筋の者が当主として存在していたワケではないらしく、
そもそも当主が「ドバン」を名乗るのは先代から次期当主として認められた証のようなものだという。
日本でいう武士道を重んじてはいるが、さすがに切腹などの風習までは存在しないらしい。
現在は14代目のバラン・ドバンが当主を務めているが、バランは留守にすることも少なくない為、
代理として「影の当主」なる存在もいるらしい。なお、影の当主は表向きには道場師範として認知されている。
なお、代々の当主は全て「由緒正しき決闘」で先代に勝利した者のみがなることを許されている。
武闘派だけに武具への関心も高く、他の系統とは一線を画した特性デバイスも数多く開発している。
なお、ドバン家で開発されたデバイスは全て、道場などで優秀な成績を収めた一部の門下生の手に渡ることになっている。
総じて素手での格闘術はもちろん、武器を使った技能にも磨きをかけており、
いつしか特性のデバイスまで作り出すほどの技術力まで手に入れている。
道場での修行はいわば「鍛えざる者食うべからず」とでもいうべきもので、
生活資材の調達なども並行して行うような仕組みで組まれているが、門下生たちは特段気にしていない。
また、鍛錬と休息のメリハリをつける為、夕食後〜早朝までの夜間は自由時間にあてられており、
更に突き詰めるもじっくり休むも、当人たちの自由となっている。
修行を行う為の前提条件の1つとして、他人の武器や技をコピーするというスタイルは禁じている。
(ただしミナトのシースタースパイクなど、元ネタはあってもアレンジを加えている場合は認められる)
ちなみに、ドバン家及びバラン・ドバンの元ネタは「第3次スーパーロボット大戦α」から。
専用BGMの印象もあってか、同作の登場キャラの中でも絶大なインパクトを残している。ある意味でラスボス以上?
<我こそはバラン・ドバン>
ドバン家の現在の当主であるバランの為に作られた応援歌。
デルポイ大陸においては割と認知度は高いようだが、ミッドや地球では認知度は非常に低い。
ざっくばらんにいってしまえば演歌なのだが、ノリはやはりというか昨今のBGMとして通じるものがある。
「アレス」の予選で、景気づけにどこからともなくこのBGMが流れることがあった。
ちなみに、「第3次スーパーロボット大戦α」におけるバラン専用BGM。
まさかの演歌、特徴的すぎるフレーズ、わざわざ歌い手付き、など、いろんな意味でインパクト絶大である。
<モーニングスター>
一言でいえば鎖鉄球。ただし、鉄球には無数のトゲがついており、攻撃力が高められている。
これを振り回すことで全周囲に対して攻撃することができるが、両手持ちである為、防御力が犠牲になるという欠点もある。
トラルーが「アレス」予選中に見つけたアイテムの1つだが、そもそも彼にはイグナイテッドがあった為、
使われることなく終わってしまい、予選終了後に連盟に返却されている。
元ネタは「風来のシレン2」で登場する武器。ただし、余程のことがない限り物語終了後の追加ダンジョンでしか見ない。
徹底的に鍛え上げればある程度は防御面のカバーも可能だが、追加ダンジョンは盾の存在も重要なので、出番はあまりない。
<大型地雷のワナ>
「アレス」予選のダンジョンフィールドに仕掛けられていたワナの1つ。
その名の通り地雷であり、踏んだ瞬間にダメージカウンターの残りライフの4分の3が失われるという恐怖のワナ。
周辺の者も巻き込む上に、状況次第ではトラップの範疇を超えたダメージを叩き出す最強のワナである。
なお、地雷というが1回でなくなるワケではなく、一度作動したあとも見えるだけでそのまま残っており、当然踏めば起爆する。
広域なフィールドで大量に仕掛けられていたらしく、トラルーも10個以上発見している。
ちなみに、小型版の「地雷のワナ」もあり、こちらは残りライフの半分のダメージを受ける。
元ネタは「風来のシレン」で登場するワナ。物語中盤から登場し、プレイヤーの恐怖の的になる。
ただし、これの爆発に巻き込まれたモンスターは即死する為、時には敢えてこれを起動させて爆死させるという利用法もある。
<大落石のワナ>
「アレス」予選のダンジョンフィールドに仕掛けられていたワナの1つ。
その名の通り、踏んだ者の頭上から大きな岩が大量に落下し、周辺にいた者も巻き込まれてダメージを受ける。
威力はトラップの割には高い、という程度の筈だが、これを踏む直前に大型地雷のワナを踏んでいた場合、
残りライフ次第ではこのワナでトドメを刺されてブレイクオーバー、ということさえあるという極悪コンボに早変わりする。
(実際、はやてが大型地雷→大落石のコンボをくらい、一度ブレイクオーバーしている)
ちなみに、小型版の「落石のワナ」もあり、こちらはダメージは軽めで、周囲を巻き込むこともない。
元ネタは「風来のシレン」で登場するワナ。物語終盤から登場、大型地雷の直後には踏みたくないワナ。
モンスターも巻き込まれればダメージを受けるが、即死するワケではないので、地雷ほどの逆利用価値はない。
<袈津尾丸(かつおまる)>
マキトが長年愛用している武器。「かつお」という名前から連想できる人もいるかもしれないが、要するにかつおぶしである。
大きさは全長約120cm、質量は膨大、異様に硬い上に、何故か対ビームコーティング効果まである。
ご丁寧に形状まで武器として見れそうなものになっており、ある意味で撲殺用に鍛え上げられている。
さり気なく「+99」という最高強化値まで鍛え上げられた名品レベルの武器と化している。
なお、愛用者のマキトいわく「伝家の宝刀」。何故にかつおぶしかは謎。
ヴィータは1人大笑いしてしまったが、直後にこの撲殺用かつおぶしによって一撃で叩き潰されることになる。
元ネタは「風来のシレン2」で登場する「かつおぶし」。一応武器扱いされていて、装備して攻撃できる。
攻撃力が1段階下がってしまうが、「かじる」ことで満腹度を少し回復することができる。何回でもかじれるので非常食にも。
<痛恨の一撃>
とどのつまり、通常威力の数倍のダメージを与える攻撃。
マキトが袈津尾丸のことを笑われた怒りで、ヴィータに対して発動させた。
その時のダメージは尋常ではなく、ノーダメージだった筈のヴィータを一撃でブレイクオーバーさせた。
(もっとも、その時は急所に当たった上に「効果は抜群」という補正まで加わっての結果的なオーバーキルだったのだが)
なお、別に袈津尾丸でなくとも武器を持っていれば使えるといえば使える。
元ネタは「風来のシレン」から。本来は「ミノタウロス」など、ごく一部のモンスターだけが使うもの。
なお、プレイヤー側が使うものには「会心の一撃」がある。効果は同等で、使い手による呼び方の違いだけかも。
<ガノッテ>
ユウサが持つMSデバイス。銃口が4つ備わっている弓型で、射撃力に特化している。
非戦闘時はユウサの背中にマウントするように待機させることもできる。
持ち手は3つ存在しているが、中央が片手持ち用、両サイドは両手持ち用となっている。
片手持ちでは単発銃として機能し、両手持ちでは連射力を向上させることができる。
なお、イグニッションの際は両手持ちで行い、エネルギーを集中させた射撃による反動に耐えるが、反動の逆利用も可能。
必殺技は4つの銃口からエネルギーを集め、巨大な光弾として発射する「ライジングパルサー」。
「電磁戦隊メガレンジャー」に登場したメガウインガーの「ウインガーキャノン」が元ネタ。
余談だが、ユウサという名前もメガシルバーこと「早川 裕作(はやかわ-ゆうさく)」からもじったものである。
<ディバリウム>
ロードナックル・シロが、チーム・パルサーズのメンバーの外観のたとえとして出した言葉。
ジェットガンナーによれば完璧に同じということでもないようだが、
チーム・パルサーズの面々がディバリウムを模したアーマーを作ったのはチーム全員公言の事実である。
なお、原作では相方にヴァイクランがいるが、合体システムを再現しようとするとコストがかかりすぎたらしい。
「第3次スーパーロボット大戦α」で登場した機体。プレイヤー側が使うことはない。
マップ兵器を3つも持つ他、ヴァイクランとの合体技「アルス・マグナ・フルヴァン」は強烈な全体攻撃となっている。
<グラップル・ファクトリー>
デルポイ大陸にある会社で、主に装備品の製造や販売でセールスを行っている。
割増しで料金を払えばオーダーメイドにも応じるようで、チーム・パルサーズのアーマーなども開発した。
ミッドチルダ方面には進出していないが、アーツバトル連盟関係者には御用達らしく、
多くのチームがこの会社の世話になっているようである。
第35話で登場したアルトアイゼン用の追加装備の開発資材を提供してくれたのもこの会社で、
恭文の戦いぶりを気に入った社長のご厚意によるものである。
<シャマシュ>
スピアが持つ試作型デバイス。分類としてはインテリジェントデバイスに該当する。
形状はヨーヨー型だが、紐部分が光の帯になっているほか、超高温で目標を切断するヒートカッターを4枚内臓している。
使い方は偶然にもレイ・フォルティスのローラーブレイドと似たものになっているが、
切断などについての原理は別物になっており、炎属性の魔力運用に特化した仕様らしい。
スピアはこれの二刀流で運用し、変幻自在な軌道でコントロールし敵を翻弄する。
<インビット>
プレダコンズが大量生産している、自立型の純粋な戦闘用パワードデバイス。
ヒルメいわく、開発時期はガジェットW型と同時期らしいが、現在のものとは型が随分と違うらしい。
元々、人間が入れないような狭い空間での警備などを目的として開発されたものであるが、
警備目的というのは建前であり、大規模な軍事攻撃の際に無線コントロールによる大量派兵、という形で運用することもある。
古代戦争のものということである意味で当然だが、非殺傷設定はなく、殺傷力も高めになっている。
どことなく不気味な風貌をしており、機敏な動作と量産機というには高レベルなパワーで敵を殲滅する。
古代ベルカ時代に開発・量産されていたものだが、アストラルが得た情報を元にタランスが製造しており、
「アレス」開催時点で大規模な軍事行動も可能なほどに数を増やしている。
基本装備は武器腕となっている「インビットアーム」。5本爪のクローで、連射可能なビームガンが内臓されている。
肩のランチャーに見えるものもセンサーであり、実はこちらがメイン。これを破壊されると行動不能になる。
建前とはいえ元々警備用なだけはあり、暗い場所でも暗視センサーで問題なく行動でき、装甲は極めて堅牢。
生半可な攻撃では大したダメージを与えられない為、装備や攻撃力次第では対処に苦労することもある。
発見した標的は見境なく攻撃する為、ヒルメは待ち伏せ型の襲撃者といっている。
関節部の強度は装甲よりも低めなのと、感情を持たないが故に動きがワンパターンになる点も弱点として挙げられる。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場した同名の機体。神谷重工が開発したもので、シリーズとしては初の無人機。
頑強な装甲を持つという設定も同様だが、物語中盤からは空気化しており、デクーなどと同様に一撃で破壊されるシーンも多い。
<W2部隊>
パスナがかつて所属していた、鎧王軍所属の戦闘部隊。別名「第6師団」ともいわれている。
有能な狙撃・射撃能力を持つ者が大半であり、パスナはこの部隊の隊長でもあった。
ワイルドウィーゼルユニットや特殊徹甲弾など、当時の最先端火器の多くが支給されていたらしい。
「W2」とは「ワイルドウィーゼル」の略であり、メンバーの多くがワイルドウィーゼルユニットを装備していた。
その隊長がパスナであり、かつ古代戦争からの数少ない生き残りでもある。
鎧王家滅亡と同時に事実上壊滅しているが、パスナ以外にも生き残りは密かに活動中らしい。
<復活の草>
「アレス」の予選でダンジョンフィールド内にあったアイテムの1つ。
他の草系アイテムとは違い、普通に使ってもただの草だが、
これを持っている状態で力尽きると、一度だけ全てのステータスが回復した状態で復活できる、という驚異のアイテム。
なお、一度効果を発揮するとただの雑草になってしまう。
大型地雷→大落石のワナコンボでブレイクオーバーしたはやてが助かったのは、このアイテムのおかげである。
元ネタは「風来のシレン」で登場するアイテム。シリーズを通してプレイヤー必携の保険アイテム。
ある意味で最強の回復アイテムだが、「壺」の中に入っていると効果がない為、状況を見て出しておく必要がある。
<ビシディアン>
次元世界を股にかけて活動している宇宙海賊。首領は変形能力も持つ機獣のダークハウンド。
海賊らしくドクロを模したレリーフや黒を基調としたパーソナルカラーが特徴で、
その活動範囲は極めて広く、時空管理局にも彼らのことを知っている者は多い。
大気圏内でも活動可能な宇宙戦艦「バロノーク」を拠点として、常に移動しながら活動している。
ただし、主な標的は違法行為や犯罪行為に走った組織全般であり、
襲撃時に略奪した物資は自分たちの活動資金にしたり、貧困世界にばら撒いたりする義賊である。
その為、民衆からは英雄視すらされており、アーツバトル連盟も選手登録を快諾している。
なお、活動方針についてはダークハウンドのみならず、歴代の首領全員に共通しているらしく、
かなり古い時代から彼らのことを知り、提携している者も少なからず存在する。
「アレス」に出たメンバーは全員機獣であるが、構成員には人間や精霊、精神生命体などもおり、
全員が首領であるダークハウンドの元に一丸となって活動している。構成員同士の仲も良好なようである。
ちなみに、構成員の種族も多用だが、人間年齢に換算すれば10歳程度から数百歳以上まで、幅広い世代が同居している。
元ネタは「ガンダムAGE」のキオ編から登場した同名の宇宙海賊。紆余曲折を経て、3世代編ではディーヴァと共闘する。
義賊行為を繰り返す一方、物語の鍵を握るEXA-DBを探していた。彼らの活躍は外伝「追憶のシド」でも語られている。
<武宝(ぶほう)>
古来の地球に実在した武器などをモチーフにした特殊武器。
戦国精霊が所持していることが多いが、殆どの場合はあくまでも装備品扱いにとどまっている。
しかし秘宝のような扱いでもあり、仮に売却すればとてつもない金が手に入るとされる。
ただし霊力が宿っている関係上、中には怪しい効果を持つものもあり、
ナムチのゼツセイバなどのように管理局にロストロギアに指定されることもある。
正式名称は「四文字の漢字+カタカナ」で表記される。
総じて高い強度と確かな実用性を持っているのが特徴で、
名前も形状や特性に由来していることが多い(スクナのトモエゲキなど)。
多くは専門の職人が作り上げたものであるとされるが、何らかの原因で通常の武器が変異したものや、
戦国精霊が自ら作り上げたハンドメイド品などもある。
また、ビコナのゲッコウサクヤなどのように、専門技術があればデバイス化させることも可能。
デバイス化させた場合は水晶部分がコアとして機能する。
ちなみに、ごく一部の武宝には精霊が宿るケースがあり、マキトがこれに該当する。
ただし、その場合は永遠に運命共同体となり、万が一水晶部分が壊れると消滅してしまうが、
実体化できなくなるだけであり、死んでしまうワケではない。
<双流撃鉄(そうりゅうげきてつ)トモエゲキ>
スクナが保有している武宝。形状は中国圏で確認された「流星錘(りゅうせいすい)」によく似ている。
鎖の両端に手と同程度の大きさの鉄球がついており、長大な鎖を巧みに利用して振り回して使う。
2つの鎖鉄球が一体化したようなもので、攻撃にも防御にも応用できる汎用性の高い武器で、
頭の回転が速いスクナが使うことで、かなりトリッキーな攻撃も可能となる。
奥義「双塊流星撃(そうかいりゅうせいげき)」は、複数の相手に鉄球部分を何度も叩きつける技。
元々は織田軍が回収してから使い手不在だったが、ある種の昇級祝いとしてスクナがナムチから受領したもの。
ただし、一説では単にナムチが使いこなせなかったのでスクナに押し付けたのでは?という話もある。
トモエゲキには元ネタはないが、スクナは「戦国コレクション」から「太閤娘 豊臣秀吉」が元になっている。
<メダジャリバー>
リティが持つメイン武器。普段はその姿を見ないが、戦闘時にはどこからともなく出す。
グリップ部付近にセルメダルの装填口があり、そこに1〜3枚のセルメダルを投入することで攻撃力を上げることが可能。
また、必殺技「オーズバッシュ」発動時には3枚投入し、更にオースキャナーで刀身をセタッチする必要がある。
剣としての基本的な性能も高いが、必殺技は空間ごと相手を切断するという凄まじい技になっており、
これにより物理的な防御力を無視してダメージを与えることも可能である。
ただし、空間両断の為にエネルギー攻撃となっている為、ゲシュマイディッヒパンツァーで無効化されたことがある。
なお、アタックファンクション対応型のシステムを新たに得ており、「大真空斬」を使用したケースもある。
アストラルの猛攻撃でアルトアイゼンが破損した際、恭文がリティから一時的に借りたこともある。
なお、オースキャナーとセルメダルさえあれば、リティでなくても必殺技を使用可能。
元ネタは「仮面ライダーオーズ」から。トラクローの出番を減らし、メダガブリューに出番を減らされる。
<ゲシュマイディッヒパンツァー>
古代戦争時代に鎧王軍技術部によって開発された特殊装備。別名「特殊偏光装甲」。
発生装置を中心に特殊な磁場を形成し、エネルギーを屈折させる装備である。
開発コンセプトは、魔力やビームに対する防御力の確保。ただし、運用効率の高さが重視されている。
その結果、人間サイズでの運用も想定し、装備品に内臓するタイプのシステムが構築されることになった。
古代戦争時のトラブル(戦争の実質上の終結に繋がる事件)によって開発技術が失われていたが、
実はデビルポセイドンが技術を保有しており、管理局の施設からデバイス技術を奪うことで、
この装備を搭載したデバイスを完成させる。それがポラリスの双頭大蛇である。
(双頭大蛇は元々ポラリスが持っている装備だが、デバイス化にあたり追加搭載されることになった)
双頭大蛇が諸事情により六課側に渡るとヒルメによって解析され、
ゲシュマイディッヒパンツァーの技術が復元されることになる。
ただし、軍事利用されることを避ける為、メカニズムなどは公表されていない。
なお、リートのラスティエルにも同等の機能が搭載されているようである。
ちなみに、この装備の名称はドイツ語で訳すことができ、
「ゲシュマイディッヒ」=「柔軟な」、「パンツァー」=「装甲」を意味する。
<"先駆ける悪魔騎士"プロトゼノン>
レルネが設計していた汎用人型パワードデバイスの1機。一人称は「私」。
宇宙海賊ビシディアンで訓練と追加教育が重ねられた為、時に荒々しい攻撃を見せることもある。
そして、俗にいう「マジメにふざける」タイプなので、主にレルネが痛い目に遭ったりする。
レルネのことは設計図の事情から「創主」と呼んでいるが、彼の性格や言動のおかげで尊敬の念は薄い。
開発時期はオーディーンらと同期なのだが、アストラルがレルネのサーバーにハッキングした際、
設計図のデータは細分化された状態で流出してしまい、核となるAIユニットはアストラルに盗み出された為、
そのまま開発が凍結されることになった。
しかし後ほど、細分化された設計図データの一部をダークハウンドが偶然にも発見し、
ビシディアンによって残りのデータも回収され、設計図から得られた技術から独自にAIユニットが作られ、
プロトゼノンという本来は存在しない筈の機体はこの世に生まれ落ちた。
本来搭載される筈だったAIユニットは、現在のゼノンであり、プロトゼノンのAIはビシディアン流の独自設計である。
その為、AIの固有周波数についてはプルトーネでさえ把握していなかった独自のもので、
プロトゼノン本人の自白もあって、ビシディアンによって作り出されたことが明らかになっている。
実はゼノンの原型であると同時に武装バリエーションでもあり、ゼノンにはない特徴として単体飛行能力を得ている。
他にも全体的な装飾や形状が大幅に異なっており、ある意味でゼノンよりも悪魔騎士らしい風貌になっている。
基本装備は4枚の刃状のパーツを備えた金色と紫の大型メイス「オベロン」。
主なアタックファンクションは、地面に叩きつけた一撃でマグマエネルギーを噴出させる「インパクトカイザー」。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場した同名の機体。第28話から第36話までの海道ジンの機体。
ゼノンのプロトタイプだが、そのパワーは減速していたとはいえリニアトレインを止めてしまうほどの凄まじさを誇る。
<妖怪出しゃばりチート>
第28話でトラルーが使った、ジュンイチに対する表現。
いるだけでパワーバランスが崩壊すること必至な上に、事情がない限り基本的に現場に出しゃばる為、
ジュンイチに対する皮肉と嫌味と恨みを込めて使われた。
当然ながら、過去のジュンイチの活動記録や逸話などを知った上での表現である。
<USP>
正式名称「ユニバーサル・スペシャル・ポリス」。とどのつまり宇宙警察のことである。
アーツバトル連盟同様、多種多様な世界の出身者たちで構成されており、
種族も人間から精霊、機獣、半人半獣など様々。
迅速に犯罪者をとらえ、裁きの場に連れ出すことが主目的なのは警察としてお約束だが、
時空管理局とはまた違うアプローチによるものである為、時には食い違いなどからモメることもあるらしい。
アーツバトル連盟とは同盟関係にあり、互いに技術や情報を提供し合っている。
逆にビシディアンからは警戒されているが、それは義賊とはいえ宇宙海賊であることを彼らが熟知しているが故である。
とはいえ、世間評判に疎い組織ではないらしく、ダークハウンドいわくUSPとビシディアンは険悪な関係ではないようである。
一説では、メタルヒーローな某宇宙刑事もこの組織の一員としてどこかを流離っているとか、いないとか…。
<シーサーペント>
レルネが公的組織や漁業団体などをターゲットに据えて開発した、汎用人型パワードデバイス。
水中行動に特化しているタイプで、両肩や両足に備えられた大小多数のスクリューにより、
他の人型デバイスたちが不得手としている水中行動に適した機動力を獲得している。
人型として設計されている利点の1つに、様々な作業に対応できる汎用性がある。
背中には小型のブイが装備されており、これは有線式のマーカーや各種電波の中継器として利用できる為、
深海探査や海上警備などを行う客層に大ヒット。一気に市販用の量産体制が築かれることになる。
(本編中では言及されていないが、量産についてはミッドの一般企業がレルネから委託される形で担当している)
フレームの基礎はオーディーンらと共通している為、ある程度のパーツの組み換えも可能。
基本装備は、4連式の大型火器「マリンランチャー」。
ただし、運用する組織などによって様々なタイプの装備に変更されていることもある。
戦闘については、水中用ということで高い強度を誇る装甲による防御力と、
マリンランチャーによる高火力で敵を近づけさせない戦い方を得意としているが、格闘戦でも強い。
元ネタは「ダンボール戦機W」で登場した同名の機体。暗殺者ジャッカルやミゼルが使っている。
特にミゼルは大量に量産されていた機体をゴーストジャックして利用しており、大規模な水中戦が行われた話もある。
<ブロウラーフレーム>
レルネが開発した人型デバイスのフレーム規格の1つ。
パワーを重視した設計であり、スピードは犠牲になっているがその分高い攻撃力と防御力を発揮する。
ハカイオー絶斗やシーサーペントなどがこれに該当する。
原作「ダンボール戦機」シリーズでは、パワー型のLBXが多くこのフレームを採用している。
プロメテウス社のハカイオーシリーズが印象深いが、「ウォーズ」のドットフェイサーも実はこのアーマーフレームである。
<ナイトフレーム>
レルネが開発した人型デバイスのフレーム規格の1つ。
攻撃力・防御力・機動力のステータスがバランスよく調整されており、最も汎用性が高いといわれる。
オーディーンやゼノン、リュウビ、プロトゼノンなどがこれに該当する。
原作「ダンボール戦機」シリーズでは、主人公のLBXや汎用性の高いLBXに多く見受けられる。
最も機体の種類が多いスタンダードなアーマーフレームで、それ故に扱いやすさは随一。
<ヴァーミナル家>
デルポイ大陸で代々有能な騎士たちを排出してきた名門で、
現存している末裔たちも相当な腕前を持っている。
しかし、実は古代ベルカ戦争と同じくらいの時期には既に衰退しており、
現在ではライバル関係にあるドバン家とは絶対的なまでの勢力差が生じてしまっている。
ドバン家が武士道を重んじるのに対し、ヴァーミナル家は騎士道を重んじている。
チーム・セイバーズのテレイル、フロスト、ナレスラはヴァーミナル家の末裔である。
「アレス」で優勝することによる名声を利用して再興を画策していたが、
ノーヴェ、ホクト、オットーのチーム・フリゲートアルファに予選で敗れたことにより野望は潰える。
<プラフィル>
審判団所属のフィーリに支給された装備。イグニッションシステムも持つ。
基部となる中央にスペースがあり、その角に対角線上に2枚のプレート状のパーツを備えている。
サブフライトシステムとしての機能もあるらしく、フィーリは普段プラフィルに乗って浮遊している。
武器としてはツインランサーのように運用する。持ち手はないが、基部のスペースに手を入れて保持する。
なお、保持についてはスターの各種リングと同等の技術が使われており、浮いているとは思えない保持力を持つ。
フィーリ自身に飛行能力はあるが、楽なのかサブフライトシステムとして運用していることも多い。
<アンカーズメイス>
シズクが使う、大きな錨の柄尻に鎖鉄球を繋げた武器。
錨だけでシズク本人の体ほどもある大きなもので、鉄球共々超重密度な一品。
実は鉄球と錨はそれぞれ単品で10トンはあるのだが、彼女は持ち前の怪力で平然と振り回す。
通常は鉄球を使って攻撃するが、時には逆に錨を振り回したり、盾代わりにしたりできる。
デバイス化されており、平時はアクセサリーという待機形態をとる(さすがに待機形態の時は軽い)。
持ち主のシズクが門下生なので、バリアジャケットを形成する機能は初めから存在しない。
専用アタックファンクション「ギャラクシアンテンペスト」を持つ。
ちなみに、元ネタは「神羅万象」でシズクが持っている武器。元ネタでも彼女は怪力娘である。
<シースタースパイク>
ミナトが使う、ヒトデを模した武器。
星の角に当たる部分が変形、前方を向くことで格闘武器として使うことができ、
プロテクター兼スパイクとして膝に装備する。ミナトは主に左膝に装備している。
手持ちも可能で、盾にすることもできるほか、手甲としても使用可能。
ドバン家において接近戦用デバイスとして開発されたもので、平時はバッジという待機形態をとる。
持ち主のミナトは門下生である為、バリアジャケット形成機能はオミットされている。
専用アタックファンクション「スターライトニードロップ」「スターダストクラッカー」を持つ。
元ネタは「忍風戦隊ハリケンジャー」に登場した「ピタットヒトデ」。玩具には磁石が仕込まれている。
<魔王覇刀(まおうはとう)ゼツセイバ>
ナムチの愛刀。左腰に常に帯刀されており、唯一の基本装備。
特殊な技を持つでもなく、この刀のみで数多の戦場を駆け抜けた歴戦の名刀。
ただし、斬った相手の精神エネルギーを勝手に吸収して切れ味を維持する能力があり、
名刀であると同時に高ランクの妖刀でもある。
ナムチはこの武宝だけを武器として戦闘経験を重ねているが、
精神エネルギーを吸収する妖刀であるということまでは知らないまま使い続けている。
奥義「業火撃滅斬」は、ナムチ自身が持つ炎属性のエネルギーを刀身に付与し、
ナムチ自身の突撃の勢いも加えて渾身の袈裟切りを叩き込む技。
元ネタはナムチと共に「戦国コレクション」から「小悪魔王 織田信長」。
剣の方には名前はなく、精神エネルギーを吸収する能力も含め「とたきま」オリジナル要素である。
<双頭大蛇>
ポラリスの持つ、厚みのある両刃を備えたツインランサー風の形状を持つ武器。
実は分割することで二刀流としても運用可能で、かつシグナムのレヴァンティン同様の連結刃でもある。
普段は前後対称となるように柄同士を連結しているが、状況に応じて分離する。
一応剣のように使うが、刀身の形状から斬りつけるというより叩きつける武器であるといえる。
アレックス共々ポラリスが一時的に幽閉されている間にデビルポセイドンが独自改修、
名前はそのままに特殊蛇腹剣型アームドデバイスとして生まれ変わる。
連結刃への展開機能はそのままに、ゲシュマイディッヒパンツァーが使用可能。
一応刀身を展開していても磁場を形成できるが、出力が行き届きにくいのか不安定になる。
なお、新技「グランドドライブ」は、連結刃として展開した刀身を超重圧で叩きつけるものである。
炎帝翼剣と同型のスロットを片方の柄の付け根付近に搭載している。
連結刃としての機能を完全開放した「テンペスターフォルム」もあり、必殺技はこの状態から発動する。
ダークバトル中、華麗(?)に逆襲したジャッジマンの機転で、ポラリスの登録武装となった。
(炎帝翼剣と同様、デバイスリーダーの自動登録申請機能をアレックスが利用した)
元ネタは「神羅万象」のポラリスが所有する武器。連結刃として展開した状態は、さながら2匹の蛇のようである。
<炎帝翼剣>
アレックスが持つ、赤い刀身が特徴的な片手剣。元々は「炎帝の剣」という名前だが、改造に合わせて改名されている。
刀身は幾重にも曲がっているが、果たしてちゃんと鞘に収まるのかは疑問なところである(鞘は一般的な形状)。
アレックス、ひいては代々の飛王に合わせたものなのか、
炎属性の魔力を増幅、放射できる能力があり、必殺技「フレイム・ストーム」などでも活かされる。
一時的にアレックスが幽閉されている間にデビルポセイドンがデバイスとして独自改修し、
元来の機能はそのままに刀剣型インテリジェントデバイスとして生まれ変わる。
「フェザーズフォルム」に移行すると刀身が展開して新たな刀身が現れ、
かつ鍔を軸に高速回転させることで炎の渦を発生させることができる。
新技「バーニングブレード」は、内臓されている小型かつ大容量の魔力コンデンサーとフォースチップ、
更に周辺からかき集めた魔力によって増幅された炎の渦を攻撃に利用する技である。
フォースチップが使えるよう、手のひらサイズまで小型化されたチップスロットが鍔に搭載されている。
ダークバトル中に見事(?)に逆襲したジャッジマンの機転で、アレックスの登録武装となった。
(バトル開始前にセットしたデバイスリーダーの自動登録申請機能をアレックスが利用した)
元ネタは「神羅万象」のアレックスが所有する武器。ただし、刀身の展開ギミックについては「とたきま」オリジナルである。
<デバイスリーダー>
アーツバトル連盟が支給している、携帯電話型の小型端末。
主な機能はアーツバトル連盟の各種手続き用の通信、登録チーム同士での通信となっているが、
バトル時に登録済みの武装にセットするか本人が身に着けることで、登録選手としての身分証明も行う。
またダメージカウンターの機能も有しており、特に肉弾戦主体のファイターたちがその恩恵を受けていることが多い。
本体は「どうしてこうなった」とさえいえるほどに恐ろしく頑丈であり、核ミサイルの直撃でもかすり傷すらつかないが、
武装に直接接続する必要がある為に、それほどの強度を確保されているといえる。
支給については、連盟に選手登録をした時点でお約束な誓約書と共に本人に渡される。
もう1つの大きな機能として、未登録の装備に接続した場合、瞬時にそれを登録する機能もある。
これは武装を大量に保有していたり、現地で武装の乗り換えをした際に重宝するが、
アレックスは第29話で利用し、デビル三銃士に奪われた状況下にあった炎帝翼剣と双頭大蛇を連盟に登録。
更にこれは偶然であるが、生き残っていたジャッジマンによってアレックスとポラリスのチーム復帰さえ認可され、
デビル三銃士をアーツバトル連盟から叩き出すことになった。
元ネタは「ZOIDS スラッシュゼロ」で登場したゾイドギア。
第29話でのアレックスの手口は、原作第20話でバラッドがラオン博士を裏切った際の手口と同じである。
(ゾイドギアはバトル開始時にセットする必要があり、当初シャドーフォックスはゾイドバトル連盟に登録されていなかった)
<タカガルバ>
リティが「タカ」「カンガルー」「バッタ」のメダルで変身した亜種形態。
腕には大型のボクシンググローブが装着され、プロボクサー顔負けの鋭いパンチで敵を攻撃する。
スピードも追及しつつ、パンチ力を徹底的に上昇させる形態であるといえる。
必殺技は、解放されたエネルギーをグローブに集中させて敵を殴り飛ばす「コアチャージパンチ」。
ちなみに、カンガルーメダルは某雑誌限定付録であり、オリジナルストーリーが収録されたDVDでのみ登場する。
<メダガブリュー>
レクセが使う武器。恐竜系コアメダルの力で現出する為、実質上レクセの専用装備となっている。
ティラノサウルスの頭部を模した形状になっており、口を開くことで「アックスモード」、
口を閉じてグリップの半分を倒すことで「バズーカモード」として扱われる。
アックスモード時に刀身の上部分の装填口からセルメダルを投入することでパワーを溜め込み、
更に本体下部のタンク部分でメダルのエネルギーを3倍相当まで増幅する。なお、一度に4枚まで装填可能。
普段はどこにも存在しないが、恐竜系コアメダルの「紫の力」を地面に流し込むことで現出する。
ただし、リティだけはレクセの影響を受けている為に使うことができ、
変身中のコンボに応じたカラオケソングと共に様々な効果を得た「グランド・オブ・レイジ」が発動可能。
バズーカモード時の必殺技「ストレインドゥーム」は反動が強すぎる為、
レクセ本人またはプトティラコンボを発動させたリティのみが使用可能となっている。
元ネタは「仮面ライダーオーズ」から。メダジャリバーの出番を大きく減らす要因になった。
玩具にはプトティラ用ソングの他、タジャドルを除く他のコンボのカラオケソングも入っている。
<プトティラ>
レクセ専用のオーメダルトレイサー。また、彼の使うメダルによる「恐竜系コンボ」の名前。
使用するメダルは「プテラ」「トリケラ」「ティラノ」である。
トレイサーにあるラインの色は紫。
メダルごとに備わる特徴としては、プテラの飛翔能力、トリケラの固有武装「ワインドスティンガー」、
ティラノの超パワーを再現できる「ティラノレッグ」及び「テイルディバイダー」がある。
また、コンボ固有能力として周囲の氷結能力があるが、レクセだけでは出力不足。
スキャニングチャージによる必殺技は、冷気で凍らせた敵をテイルディバイダーの一撃で破壊する「ブラスティングフリーザ」。
<デビリズムモード>
プルトーネが持つ特殊モード。
発動と同時に緑色の輝きを放ち、後頭部のフィンとホープ・エッジのクリアパーツは変形する。
ミッドチルダのユニクロン・プラネットフォースの力を完全に掌握した結果、
有り余るエネルギーの影響からか偶発的に発生した特殊モードである。
ユニクロンの魔の力によって怨霊や悪霊、魑魅魍魎といった魔物を使役することさえ可能であり、
プルトーネがロボットであるという概念を崩壊させかねない現象をもたらす。
モード発動中の戦闘力はまさにオーバースペックであり、ダークコマンダーを一方的に攻撃し、撤退させたほど。
必殺技「スピリチュアルデッドエンド」は、八芒星の空間ゲートから魔物を召喚、その力を集めた一撃で敵を粉砕する技。
召喚された魔物たちはホープ・エッジの刃部分に宿り、破壊力を通常時の数十倍にまで高める。
実態を知ったことでレルネに最初は怖がられたが、プルトーネ自身の心意気によってすぐに和解。
改めてコンビ継続を誓い合うことになった。ネガショッカー大襲撃時にも発動させている。
<"粛清の堕天使"ルシファー>
プレダコンズで開発された、汎用人型デバイス。一人称は「僕」。
AIも含めた全てのパーツがプレダコンズで開発されている為、正真正銘の完全なプレダコンズ製であるといえる。
西洋の騎士を思わせる外観に加え、本体と独立して浮遊するブースター2基により機動力が高められ、飛行も可能。
アストラルが完成させたゼノンの基礎設計データが参考にされており、
ブースターの採用もあって、スピードとパワーがゼノン以上に高い次元で両立されている。
なお、ブースターにはエネルギーの翼があるが、これはルシファー本人の美意識によるものである。
美しさを徹底的に追及するナルシストで、かつその美的センスは独特なものらしい。
基本装備は紫のエネルギー刃を持つ「ヘブンズエッジ」と、独特な装飾が見受けられる盾「天帝ネメシスシールド」。
使用するアタックファンクションは全てルシファー専用であり、
ゲロビの如き高密度エネルギーで周囲を薙ぎ払う「デビルソード」や、
無数のエネルギー体から不規則に屈折するビームを放って眼前の敵を焼き払う「セラフィックウィング」を持つ。
また、特殊モード「セラフィックモード」を持ち、発動することで出力が大幅に向上する。
(原作ゲームでは、全ての状態異常を無効化するという追加効果がある)
第30話で登場し、チーム・ハイウェイズ及びチーム・ドバンと交戦。
最終的に暴走コンビをお空の星にするが、バランのドバン・インパクトでボディを粉々に吹き飛ばされた。
ただし、AIはアストラルによって回収されており、第36話にて予備機にAIを移植した状態で再登場している。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場した同名のLBX。終盤で登場した神谷コウスケの愛機。
実力はバンとジンをまとめて相手にしても遜色ないレベルなのだが、いかんせん扱いが悪く、見せ場どころか出番すら少ない。
<CPユニット>
正式名称「カスタマイズ・パフォーマンス・ユニット」。
鎧王軍で開発されていた、基本的に人が装備することを前提に設計された強化パーツ群のこと。
なお、鎧王家滅亡後に開発されたものも、根本的な定義が違わない限りはCPユニットとして扱われる。
装備者の戦闘力を向上させることのみをコンセプトとしており、それ以外の目的で開発されるものは殆どないらしい。
戦後に開発されたものは「第3世代型」とも呼ばれるが、需要が減ったこともあって種類は少ない。
なお、第1世代型は古代戦争の前期〜中期、第2世代型は後期に開発されたものを指す。
基本的に人間サイズであればだいたい装備可能。
元ネタは平成版「ZOIDS」シリーズで発売された改造パーツの総称から。商品企画としても使われている。
基本的に特定のゾイドに合わせた設計になっているが、大半は他のゾイドにも装備可能(改造が必要な場合もある)。
ちなみに、ライガーゼロやバーサークフューラーのCASアーマーは本来CPユニットとは別な規格なのだが、
商品展開の都合なのか、玩具では全てCPユニット扱いになっている。
<ワイルドウィーゼルユニット>
パスナが装備しているCPユニット。アーム可動式のレドームを備えた基部を背面に持つ。
両肩にアームを2本備えたアーマーを、アーム先端には連装式のビーム砲とレーザーガンを備えたポッドを持つ。
武装については接続部がアーム先端にあるジョイントと同じ規格であれば装備可能な為、様々なタイプがあったようである。
パスナのものは最初期型であり、第1世代の後発組に当たる。
本体とは別に両肩のアーマーにブースター内臓のミサイルポッドも備えている。
基本コンセプトは火力及び多様性の向上であるが、レドームを標準規格としたことにより、
ある程度は使用者次第ではあるものの、高度な電子戦能力まで獲得することに成功している。
結果、射撃力の向上のみならず、索敵範囲の拡大による射程距離の延長、周辺の電子攪乱まで可能となった。
高性能ゆえにCPユニットとしては高額な部類であるが、根強く愛用する者も多い。
元ネタは「ZOIDS」で登場した同名の改造パーツ。基本的にガンスナイパー用だが、ゴドス用のジョイントも付属している。
ワイルドウィーゼルという名前は、敵防空網制圧を主任務とするアメリカ空軍の航空機の通称でもあったりする。
なお、その名は「狂暴なイタチ」を意味しており、専用マークにもイタチが描かれている。
<源王(げんおう)>
古代ベルカ時代のモノの別名。
アレックスやポラリスによれば、古代戦争終結後は長らく消息不明だったようであるが、
現在はアーツバトル連盟の総帥・イディアルの側近ともいえるポジションにいる。
一説では本気のジュンイチだろうと瞬殺どころか消滅させることさえ可能だとされているが、
具体的な能力や特性などについては言及されていない。
ちなみに、元ネタは「ラクガキ王国」に登場する「ラクガキの王」。モノという名前はいわゆる通称のようなもの。
名前には「道具」という意味が込められているが、製作者のガリレオにその気はなく、モノ自身も道具ではないと考えている。
<グラディエーター>
第30話でルアクたちが戦った機体。言及されていないが、ブロウラーフレームに該当する。
汎用性の高さを重視しつつ、防御力にも重点を置いた設計がなされており、マッシブなシルエットが特徴。
防御力がやや平均より上なこと以外は見事なまでにスタンダードな性能であり、
カスタマイズの選択肢を大きく広げているが、逆にいうとカスタマイズなしだとある意味で悲惨なことになる。
ルアクたちが戦った相手は全員ランチャー装備だったが、片手剣と盾を装備しているのがデフォルトなようである。
なお、やはりというかレルネが開発した量産機であり、世間一般に試験的に売り出されている。
元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名のLBX。不特定多数のプレイヤーが使用している。
敵でも味方でもよく登場するが、北島店長がカスタマイズした赤いグラディエーターはワンオフ機顔負けな実力を持つ。
<タジャスピナー>
ステンスが持つ固有武装。ただし厳密にいうと「クジャク」のコアメダルからのみ現出可能な装備である。
左腕を覆うように装備するガントレットであり、中央のカバー上面にはタジャドルコンボのマークがあしらわれている。
カバーを開くと7枚分のメダル装填ポイントが設けられた円盤状のパーツが確認でき、
7ヶ所全てにメダルを装填した状態でオースキャナーを上面にセタッチすることで内部の円盤パーツが高速回転、
その勢いで装填されたメダルを一気にスキャンする「ギガスキャン」を発動する。
しかし、装填分全てをスキャンするにはセタッチした状態から数秒間待つ必要がある他、
実は何故か7枚中6枚までしか読み込まないという謎のシステムになっている。
ただし、7系統それぞれのコアメダルを1枚ずつ装填した状態でのみ、7枚全てを読み込む。
ちなみに、盾代わりにしたり、火炎弾を発射できたりと、メダルなしでも結構優秀である。
セル7枚での「ストレートブレイズ」、鳥類系コンボでの「マグナブレイズ」、
恐竜系コンボでの「ロストブレイズ」、全系統併用による「ワンダフルブレイズ」、と、組み合わせで技の名や性質も異なる。
ただし、基本的にスキャンしたメダルを模したエネルギーを集めたリングを放つのは共通している。
クジャク・コアから現出する為、ステンスはもちろん、クジャク・コアを用いた亜種形態であればリティも使用可能。
ギガスキャンも使用可能だが、同系統のコアメダル3種を加えたギガスキャンの場合、
生じるパワーによる反動に耐える為、先にタジャドルコンボを発動させておく必要がある。
なお、タジャドルコンボのリティであれば、他系統のコンボの組み合わせでギガスキャンも可能。
元ネタは「仮面ライダーオーズ」で登場した同名の武器。玩具ではクジャク・コアとコンドル・コア、固定用ベルトが付属する。
実はサウンドギミックもあり、ギガスキャン時と通常時で異なるパターンの音声を楽しむことができる。
<綺羅流星(きらりゅうせい)スターマイン>
ミアキが所持する武宝。大砲型だが、ランチャーとしてだけでなく両手銃として使うこともできる多機能型になっている。
大砲として使った場合は主に花火玉を撃ち出すが、実はあらゆる種類の弾を使用可能になっており、
両手銃として使う場合はビームやレーザーなど光学系の射撃・砲撃も可能。
全長がミアキの身長とほぼ同等という大柄な武宝だが、ミアキ本人は軽々と使いこなす。
発射される花火玉については、シグナル式と時限式の2パターンによるリモコン爆弾として使用可能である。
なお、アタックファンクションは両手銃系とランチャー系の両方を使うことができる。
元ネタはミアキと共に「戦国コレクション」から「殲滅姫 最上義光」。
戦国時代の大砲にしては未来的なデザインだが、ツッコむのは野暮である。
<疾風迅雷(しっぷうじんらい)ミツドノツルギ>
ヤクチが所持している武宝。刀身がノコギリのようにギザギザしている。鍔部分に水晶がある。
長さ的にはロングソードまたは日本刀と同程度。若干幅が広い為、盾替わりにすることも可能。
武宝は総じて高い強度を誇るが、ミツドノツルギはそれに加えて属性耐性も持つ為、
属性付与による攻撃の反動では強度が落ちないという性質を持つ。
それの応用で、相手の属性攻撃を刀身で無力化することもできる(ただし物理的衝撃は残る)。
付与される属性は主に炎、雷、風というヤクチ自身が持つものだが、他の属性も付与可能。
元ネタはヤクチと共に「戦国コレクション」から「乙女 水原親憲」。
なお、こちらでは大剣に名前がついているのかは不明。
<カブト>
自立稼働型デバイスの量産機。鎧武者をモチーフとしているが、頭部に逞しい一本角がある。
基本装備は「カブトハンマー」で、接近戦を得意としているが、汎用性が高いので射撃装備も使いこなす。
頭部にある一本角の他、全体的に武骨なフォルムになっているのが特徴的。
フレーム規格はナイトフレームに相当する。
テクノロジーの根本はレルネであるが、開発して売り出したのは眷属霊のルマトスである。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場する同名のLBX。大会優勝候補が使っていることも。
ムシャの後継機であり、性能強化されたのはもちろん、より鎧武者らしいフォルムに洗練されている。
<ムシャ>
自立稼働型パワードデバイスの量産機。その名の通り、武者甲冑をイメージした外観を持つ。
基本装備は「斬馬刀」で、接近戦を得意としているが、汎用性が高い為射撃装備にも問題なく対応する。
主に頭部がやや縦長になっているのが特徴的。
フレーム規格はナイトフレームに相当する。
テクノロジーの根本はレルネだが、開発して売り出したのは眷属霊のルマトスである。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場する同名のLBX。不特定多数のプレイヤーが使用している。
基本性能の優秀さもさることながら、和風デザインも人気を博した要因の1つらしい。
<超重装甲>
ユーリプテルスのアーマーに採用されている装甲。
特殊な配合金属を幾重にも重ねたもので、単純な強度のみならず様々な環境への耐性も高められている。
マグマエネルギーの超高温にも余裕で耐え抜き、岩盤を破壊する超硬度ドリルを無傷で粉砕するほど。
その為、物理的な攻撃では殆どダメージを与えられず、
ビームなどの光学系攻撃でも生半可なものでは優れた耐熱性によりダメージにならない。
ほぼ唯一といってもいいが、衝撃ダメージだけは抑えきれない。
また、いかに頑強な装甲といえど、異常重圧にまでは耐えきれないなど、少ないとはいえ攻略法はある。
六課保有戦力でいえば、スバルの振動破砕が最も有効な攻撃となる。
材質の密度が高い為に重量もあり、生半可な者が身に着けてもその重さで動けなくなるだけで、
これを身に着けながらも異常なまでの瞬発力を発揮するユーリプテルスは、実は超パワー型でもあるということになる。
元ネタは「ZOIDS」から。デスザウラーに用いられる装甲のこと。平成版ではデススティンガーなどにも搭載される。
殆どの武装による攻撃を無力化するが、ゼロシュナイダーのレーザーブレードなど、防ぎきれない武器もいくつか存在する。
有効な武器が他にもあるとすれば、ディバイソンのツインクラッシャーホーンや、マッドサンダーのマグネイザーぐらいである。
ガイロス帝国軍では、この装甲の技術を応用した防御兵装「フリーラウンドシールド」なども開発された。
<パンダ・ジャイアントストーム>
リティが「タカパンバ」の姿でスキャニングチャージした際に繰り出す必殺技。
実質上、パンダ・コア専用の技となっているようである。
まず空高く飛び上がってボディプレスをお見舞いし、
パンダクローで敵を拾い上げて振り回し、いきなりブリーカーを決め、
トドメに無造作に後ろに放り出して終了する、という、パンダの猛獣らしい(?)一面が垣間見える技である。
ミアキには「プロレス技」と評され、アストラルに至っては「エゲツなさはオー○の技の中でダントツ」とまで言われた。
超重装甲を得た副作用でパワーも凄まじいユーリプテルスをフラフラにさせるほどの威力を見せた。
元ネタは「ガンバライド」で使えるタカパンバの必殺技。
エゲツないのはもちろんのこと、こちらでは放り出した際に「明日はどこに行こうかな」などと言い出す始末である。
<弱肉強食>
弱き者は強き者に食われる。それは大自然の食物連鎖にも、人間同士の競い合いにも通じる、根本的なルールである。
どのような形であれ、強い者だけが頂点への道を進むことを許される。それが勝負の世界。
「アレス」においても例外ではなく、大会中に生じる外部介入などのアクシデントすらも想定の範囲内としてとらわれ、
そのアクシデントの中でも生き残ってきた者だけが優勝の座を掴むことを許されるのである。
特にデルポイ大陸の開拓の歴史はシビアだったようで、
卑怯な手を使おうがそれに屈するということは弱い者であると認識され、
逆にどんなに無策だろうが眼前の敵全てを屈服させるというなら強い者であると認識されているらしい。
いわば、「卑劣に屈しない心」を育み続ける為の訓示のようなものであるが、
外世界の住人たちからすれば無茶苦茶なものであると認識されることもしばしば。
だが、心が弱ければどんな力を持っていても宝の持ち腐れであり、結果的にはかなり重要な教えであると受け取ることができる。
強い心を持つからこそ初めて強大な力を使いこなすことができ、強き者へと己を昇華できる。
その中でも高みの道の更なる先を歩み続ける者たちはいつしか王と呼ばれるようになり、
現在のデルポイ大陸の5つのエリアを統治していくようになったという。
この弱肉強食という概念は「アレス」においても度々触れられており、
戦場で起こりうる何事にも屈しない者だけが覇者となることを許されている、という大宇宙のルールを、
総帥イディアルを筆頭にアーツバトル関係者の多くが遵守しようとしている節がある。
それと同時に、アーツバトル連盟やデルポイ大陸において、先人たちからの古き教えでもあるらしい。
<落とし穴のワナ>
「アレス」予選のダンジョンフィールドに仕掛けられていたワナの1つ。
その名の通り、踏んだ者の真下に穴が開き、その下の空間へと落下してしまう。
威力はせいぜい落下時の衝撃ダメージ程度だが、寧ろ厄介なのは大幅なタイムロスが出てしまうことで、
状況次第ではそのまま数十分以上は行動不能になるということさえありうる。
(実際、第30話でパスナがいつの間にかこのワナにかかって、行動不能になったまま話が終わっていた)
ワナ起動前は木製の板が網目状になったものがあるだけというお粗末なもので、いかにもな落とし穴である。
元ネタは「風来のシレン」で登場するワナ。物語中盤から登場、地味に厄介なワナ。
ちなみに、モンスターがこのワナにかかった場合、そのまま強制退場となるが、1回しか効果がない。
<補欠な保険>
第31話にてアレックスが使った表現。
ライカ、イクト、橋本など、ジュンイチと鷲悟を除くブレイカーズの面々のこと。
上記メンバーはアーツバトルの選手登録は済ませているものの、「アレス」には参加していない為、
ジュンイチによって大会中の事件に対する保険として、また参加メンバーの予備戦力として、
本戦トーナメント開始前に極輝覚醒複胴艦に送り込まれていた。
要するに、前線チームの補欠であり万が一の際のボディガードである。
ライカは心底不満げだったが、ネガショッカーの影がある関係上この上ない適材だった為、
彼女の抗議が誰かに受理されることは一切なかったようだ。
<荷電粒子爆弾>
「アレス」予選中に使用されたらしい、特殊爆弾。
相手を数秒間スタン(麻痺)させるスタングレネードなどに偽造しているが、
爆薬は荷電粒子そのものである為、衝撃を受けて信管が抜けた途端に膨大な熱エネルギーを伴って炸裂、
さながら荷電粒子砲のビームが乱反射したかのような被害をもたらす。
荷電粒子である為、非殺傷設定が無い場合、かすっただけでも後遺症が残るほどの重傷になりかねない。
特にタチが悪いのが地雷式であり、被害を受けた患者の中には下半身が丸ごと消失した者までいる。
言うまでもなく、炸裂した荷電粒子の超高温によって瞬時に蒸発した為である。
威力を重視したが為に、かけられるべき非殺傷設定がかけられていなかったこともあり、
そもそも殺傷力がありすぎる武器として分類できる為、アイテム類の中では唯一、完全に使用禁止となった。
ちなみに、予選で多数散見されたワナの類についても「人命尊重」の理念は反映されており、
使用される全てのワナに非殺傷設定がかけられている。
<デバイス界のワンマンズ・アーミー>
スティアの異名。ただし、名前的な意味でビッグコンボイとは何の関係もない。
アビリメモリを複数同時に扱うことが可能なデバイス・キルスティルを運用する際、
専用メモリウェポンもまた同時に運用することになるが、スティア自身の戦闘技術が卓越しており、
ただ一人で数百〜数千の敵を一網打尽にしてきたことから、いつの間にかこう呼ばれるようになった。
そもそもワンマンズ・アーミーとは「たった一人の軍隊」などという意味であるが、
メモリ次第でもあるとはいえ多種多様な技を同時に使いこなす様は、
さながら十数の軍人をまとめて相手にしているかのような錯覚を起こすほどらしく、
距離も攻撃方法も選ばないスティアの技能も、この異名の由来になっているようである。
現状、一部隊と同等かそれ以上の戦力を単体で発揮可能なデバイスは殆どなく、
キルスティル以外にあげられるとすれば、トラルーと合体した状態のイグナイテッドぐらいであろう。
<メタルシャフト>
スティアが持つメモリウェポンの1つ。
銀と赤で彩られた、非常に高い強度を持つ棍で、近〜中距離での打撃戦に使われる。
両端がスライド式である程度伸縮可能であり、多少ではあるがリーチの増減を調整できる。
またアビリメモリを装填するスロットは中心部にあり、
メモリによって様々な追加効果などを伴った攻撃を可能としている。
普段はキルスティル内部に圧縮収納されているが、基部を接続した状態でも使用可能。
その際はアームブレードなどのように使うことになる。
どの状態でもアビリメモリの装填は可能で、キルスティルにもメモリを装填することで強力な必殺技を発動させる。
なお、基本的にメタルシャフトには「メタル」のメモリを装填する。
元ネタは「仮面ライダーW」から。メタルメモリ専用武装。
メモリ装填口付近には、メモリガジェットをドッキングさせるためのジョイントもある。
<アビリシャフト>
アムリタ専用機として開発されたメモリウェポン。
設計基礎はメタルシャフトを元にしているが、赤い部分が紫になっている点と、
両端部に台形型の打撃部が追加されたことで差別化が図られている。
メモリ装填用のスロットの位置もメタルシャフトと同様で、
マキシマムドライブにより必殺技を発動可能。
<トリガーマグナム>
スティアが持つメモリウェポンの1つ。
青を基調として黄色のアクセントが入った可変式の銃で、中〜遠距離で使われることが多い。
メモリを装填しない状態の通常形態ではへの字型になっており、
銃身内部にあるスロットに装填して変形させたマキシマム形態でより銃らしいフォルムになる。
マキシマム形態時に上面にくる部分にも銃口があり、通常形態時はこちらが前方を向くようになっている。
メモリ交換の際には通常形態へ変形させる必要があるが、
スロット内部のメモリの有無を問わず射撃可能な為、スティアにしてみれば大した問題ではない。
メタルシャフト同様、キルスティルと共にアビリメモリを併用することで強力な必殺技を発動させる。
なお、トリガーマグナムには基本的に「トリガー」のメモリを装填する。
元ネタは「仮面ライダーW」から。トリガーメモリ専用武装。
基部上面にはメモリガジェットを合体させるジョイントがある。また、いくつかバリエーションが存在する。
<アビリマグナム>
リア・ファル専用機として開発されたメモリウェポン。
基礎設計はトリガーマグナムを元にしており、こちらは純粋なカラーバリエーションであるといえる。
紫を基調とした赤のアクセントという、毒々しい感じすらする色合いになっている。
メモリ装填用のスロットの位置もトリガーマグナムと同様で、
マキシマムドライブ発動により強烈な必殺技を放つことができる。
<スティアのアビリメモリ>
アビリメモリ対応型デバイスの試作1号機であるキルスティルを与えられた際、
スティア自身にもアビリメモリが与えられ、日々その運用試験を繰り返していくことになった。
与えられたメモリは全部で6本、その全てがキルスティルにも外部装備にも使用可能である。
デバイスの性能や持ち主の身体能力を向上させる「ジョーカー」、
メタルシャフトのリミッターを解除して破壊力を上げる「メタル」、
トリガーマグナムのリミッターを解除すると共に命中精度を上げる「トリガー」。
風属性のエネルギーを武器や体にまとわせることができる「サイクロン」、
炎属性のエネルギーを付与することで攻撃力を爆発的に増大させる「ヒート」、
武装や身体に軟体生物の如き柔軟性を与え、追尾効果も与える「ルナ」。
これらのアビリメモリは、スティアが別な任務中にリア・ファルら三元帥から偶然にも奪取したもので、
キルスティルの設計開発に利用された後、更なる詳細データ収集という目的と共にスティアに譲渡された。
メタルシャフトとトリガーマグナムもキルスティルと同時期に開発されたもので、
スティアがアビリメモリを奪取したことがこれらの装備を開発するキッカケになったといえる。
メタルとトリガーはそれぞれの専用武装に装填することでリミッター解除の役目を果たすが、
サイクロン、ヒート、ルナ、ジョーカーは基本的にキルスティルに装填する。
ただしスティアの持つマルチパックはメモリスロットも兼用しており、こちらに装填することも可能である。
元ネタは「仮面ライダーW」から。風の都を守る仮面ライダーが使用するメモリたちである。
中でもジョーカーメモリについては、単体変身という意味でも重要度が高く、かつ最も使用頻度の高いメモリである。
<ジェットストリームアタック>
3人1組で行う、高速連係攻撃。アーツバトル連盟公認のフォーメーションでもある。
高速移動状態で3人が一直線に並び、1番目が敵の目を引くアクションを起こし、
2番目がすぐさま追撃を加え、3番目が浮足立った敵にトドメを刺す。
つまり、時間差での3人一斉攻撃により敵を撃破する為のフォーメーションである。
同じ方向に連続攻撃を加える為、防御力が高い敵でも突破することができる。
ただし、これはあくまでも理想的な流れであり、流れを崩されることも。
1番目の攻撃を抑え込まれた場合、2番目と3番目は同士討ちを避ける為にも位置を変えなくてはならず、
連係攻撃のタイムラグが生じてしまうことになる。
スティアとチーム・AMDKのバトルは典型的な失敗例で、
ディオメデスの攻撃をスティアがキルスティルで真っ向から受け切った為に流れが崩れ、
アウゲイアースとケルベロスの攻撃パターンを絞らせてしまうことになった。
元ネタは「機動戦士ガンダム」で登場した同名のフォーメーション。
黒い三連星がドム3機で戦場を突っ切る姿が印象的である。なお、崩し方の伝統(?)は「オレを踏み台にした!?」。
<スラストゥルスピア>
ディオメデスの基本装備。
ロングソード並みに長い刀身を備えたレイピアであり、フェンシングのような戦い方を可能とする。
鍔部分にメモリスロットが設けられており、マキシマムドライヴの発動も可能である。
ディオメデスの専用メモリ「ユニコーン」に合わせた装備であり、貫通力にも優れている。
<セーフティソード、ゲートシールド>
ケルベロスの基本装備。それぞれ鍵のような形状をした剣と、円形の扉のような形をした盾である。
彼の専用アビリメモリ「キー」の特性に合わせて設計された装備であり、
組み合わせれば盾という名の扉に剣という名の鍵を差し込む、というギミックにより転送ゲートを作ることができる。
キーのメモリに秘められた「扉を開く力」を活かす為の機能である。
その場で即席の転送ゲートを作ることができるが、直径が大人1人の平均身長と同程度のゲートでさえ、
展開するにはキーのメモリのマキシマムドライヴを発動させ、力を練り上げる為の時間も必要となる。
よって、戦闘の場で空間ゲートを運用するには、敵の目をそらす為の時間稼ぎ役が必要であり、
実質的な運用効率は決して良いものとはいえない。
しかしながら、第35〜36話において起こったネガショッカー大襲撃の際、
襲撃に用いられた転送ゲートは全てケルベロスとこれらの装備、そしてキーのメモリによって作られたもので、
非効率的だからと侮れるような装備だというワケでもない。
ちなみに、通常の剣や盾と同様の使い方をしても、一般的な装備品よりは高性能である。
<デクー>
自立稼働型パワードデバイスの量産機。ブロウラーフレームに該当する。
ミリタリー色が強い外観も相まって、様々な武装バリエーションが存在している。
頭部のモノアイと円柱状になっている胴体などが特徴的。
基本装備は連射性に優れる片手銃「スキャッターガン」と、厚みを持たせた盾「タイディシールド」。
自立稼働型パワードデバイス、ということで、最初はレルネが開発したものかと思われたが、
アストラルによればネガショッカーが他の量産機たちの設計などを参考にし、
独自の量産機として開発されたのがデクーであるらしい。ただし、何故か一般ルートで普通に市販されている。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場する同名のLBX。バリエーションが最も多い機体。同時に、最も撃墜された数が多い機体。
登場当初は軍事組織によってテロなどに利用されていたが、「W」からは一般販売もされているらしい。
<旋風黒刀(せんぷうこくとう)シップウジン>
ミナノが所持している武宝。刀身が全体的に黒く、少し厚みがある。水晶は刀身の根本にある。
黒いことを除けば一般的な日本刀に近い形状をしているが、刀身がやや反り返っている。
その為、平時に納めておく鞘も多少反り返っているが、備え方を考えるほどの大きな反りではない。
この刀に風属性の魔力を送り込むことで、数十倍にまで増幅して風を起こすことができ、
実は有視界距離内にいる相手を牽制、または退場させてしまうことを得意とする。
また、風を練り上げて弾丸のように飛ばすこともできる。
尼子家に伝わる刀だが、当時の武将たちは武宝と知らず(普通の刀として)運用していたらしい。
やがて尼子家が滅亡した後、悪用などを避ける為にミナノが自分の武器として所持するようになった。
誰の手によるものか、「アレス」参加前には既にデバイス化していたらしく、
パワースラッシュやストームソードなど、剣系の汎用型アタックファンクションを使っている。
元ネタはミナノと共に「戦国コレクション」から「乙女 尼子晴久」。
所持している刀については、外観と風を起こすこと以外は「とたきま」オリジナル要素となっている。
<制風弾倉(せいふうだんそう)フォンダオダン>
レイフォンが持つモジュールの1つ。右腕に装備する樽型のモジュール。
緑を基調とし、中心に白いラインが入っている。
前面には4つの穴が開いており、圧縮した空気弾や突風を放つすることができる。
名前に「弾倉」とあるが、実弾を扱う機能は設けられていない。
元ネタは「勇者王ガオガイガー」の撃龍神の右腕パーツ。風龍の時にはブースターの役割も果たす。
<制雷衝盾(せいらいしょうじゅん)レイドゥーン>
レイフォンが持つモジュールの1つ。左腕に装備するベッセル型のモジュール。
ベッセルとは、ダンプカーの荷台になっている箱状の部分のことである。
黄色を基調としており、内臓している特殊な電磁ユニットにより自在な放電が可能。
また、中に物を入れたり、盾代わりに使うこともできる。
元ネタは「勇者王ガオガイガー」の撃龍神の左腕に装備されるパーツ。雷龍の時にはサブフライトシステムとしても運用可能。
<タカパンガル>
リティが「タカ」「パンダ」「カンガルー」のコアメダルで変身した亜種形態。
上半身はタカパンバと同様だが、下半身は茶色のボクサーパンツと赤いボクサーシューズに変化。
胸部のオーラングサークルも上から順にタカ、パンダ、カンガルーが描かれている。
カンガルーメダルは胴体と脚部の双方に対応する唯一のコアメダルで、
脚部に使用した場合、まるでシューズにスプリングを仕込んでいるかのような小刻みなジャンプが可能。
加えてジャンプ力とキック力も大きく上昇する為、足技で敵を粉砕することもできる。
第32話で披露されたが、レイフォンに打ち勝つ為にブラカワニコンボへとコンボチェンジした為、
必殺技も含めて大きな見せ場はおあずけになったが、汎用型アタックファンクション「旋風」を使っている。
<ブラカワニ>
アラリア専用のオーメダルトレイサー。また、彼女の使うメダルによる「爬虫類系コンボ」の名前。
使用するメダルは「コブラ」「カメ」「ワニ」である。
トレイサーにあるラインの色はオレンジ。
メダルごとに備わる特徴としては、コブラのブラーンギー使役、カメの固有武装「コウラガードナー」、
ワニの噛みつきのようなエフェクトの蹴りを浴びせる「ソウデッドサイザー」がある。
コウラガードナーは、両腕を合わせて甲羅のような形状にすることで、最大防御「ゴーラシールデュオ」を発動可能。
また、コンボ固有能力として、全身を循環する特殊物「ソーマ・ヴェノム」があり、毒や熱、電気などへの耐性や、
傷を受けてもすぐに修復する自己再生能力も備えている。
スキャニングチャージによる必殺技は、誘導弾のようなスライディングで敵に突撃、挟み蹴りで粉砕する「ワーニングライド」。
リティの場合は、ゴーラシールデュオで弾いた敵を空中挟み蹴りでブッ飛ばす「ブラカワニ・デンジャラス・スリー」。
<パイルバンカーユニット>
古代戦争時代に量産されたCPユニットの1つ。第1世代型の後発組の1つ。
その名の通りパイルバンカーであり、人が装備するにはやや大柄である。
内部を貫通する一本槍を基部で前後にスライドさせることでリーチを変更できる他、
ゴムパッチンの要領で射出することで威力を倍増させることも可能。
基部の小型化がうまくいかなかった為に取り回しに難があるが、その大柄な外観に裏付けされたパワーが魅力的でもある。
現在でも愛好家は多いらしく、愛好家が集ったチーム・バンカーは全員がこのCPユニットを装備しているほど。
ちなみに内部の槍はチタン合金製で、工夫が必要だがそれ自体を手持ち武器として使うこともできる。
元ネタは「ZOIDS」で登場した改造パーツ。基本的にレブラプターに装備するが、他の機体にも流用可能。
実はキットはラックも本体も左右対称になっている為、2セット購入すればダブルパイルバンカー仕様にすることもできる。
<キャノリーユニット>
古代戦争時代に量産されたCPユニットの1つ。第1世代型の中でも特に古い部類。
いわば長大なレール砲であるが、実弾からエネルギー弾まで、多種多様な弾頭に対応する。
接続部と本体を仲介するアームもある為、発射角度を調整できるレール砲であり、
特に遠距離砲撃の微細な誤差修正などを得意としているようである。
開発時期は古代戦争の中でもかなり前期に当たるようで、
ワイルドウィーゼルユニットやパイルバンカーユニットよりも前の時期にロールアウトされていたらしい。
基本的に装着位置は限定しないが、レール砲なので、耐衝撃・防音用の装備も必要になる。
元ネタは「ZOIDS」で登場した改造パーツ。基本的にモルガに装備するが、他の機体に装備できるジョイントパーツも付属する。
パージも可能で、「ゾイドジェネシス」では砲弾を撃ち尽くしたらパージ→離脱という戦法も使われた。
<特殊徹甲弾>
かつて古代ベルカ戦争時代に生産された徹甲弾。現在でも一部で生産されているらしい。
魔力などによるエネルギーバリアに対抗するべく、鎧王軍技術部が開発した。
通常の徹甲弾と違うのは、弾丸の芯にタングステン合金を使うことで、通常の徹甲弾を遥かに上回る貫通力を持つこと。
加えて弾頭自体も固い鋼材で作ることで、物理装甲はおろか、エネルギーバリアなども貫通可能になった。
当時第6師団の隊長でもあったパスナが有用性を評価したことで、戦争終結まで広く使われ続けた。
現在でも一部のルートでは流通が続いており、古代戦争時代に猛威を振るった逸品として高い評価と人気を得ている。
アーツバトル連盟もこのデータを入手、幾重にも重ねて分析と検証を行い、ダメージカウンターに反映させている。
貫通力の高さに比例して射程距離も長い為、スナイパーライフルの弾として使う者もいる。
パスナはそのケースであり、特殊徹甲弾はロールアウト当時から愛用している。
手塩にかけたスナイパーライフルで撃ち出された特殊徹甲弾は、障害物も障壁も突き抜ける強靭な矛と化す。
ただし非殺傷設定は反映できる為、殺傷力だけ抑えて破壊力を発揮することもできる。
特殊徹甲弾の技術については、我々の世界にも実在している。
だがアニメで特に注目を浴びたのは、「ZOIDS」でガンスナイパーがブレードライガーのEシールドを貫通したシーンであろう。
<オルタナティブモード>
ゼノンに搭載されている特殊モード。発動時には水色に発光し、機体カラーもメタリック調の水色になる。
いわゆる出力リミッターであり、これを発動させることで初めてゼノンはフルスペック状態で戦うことができるが、
長時間にわたるフルスペック状態は自壊の原因になりかねない為、60秒程度の限界時間がある。
(特殊モード発動時のスペックは、通常運用時の3倍相当ともいわれる)
正式仕様であるゼノンの武装がプロトゼノンより軽装・簡略化されているのは、
解放されるパワーをより活かしやすくする為の処置とも、出力向上による高負担部分を減らす為とも思われる。
元ネタ「ダンボール戦機」のゼノンにも、この特殊モードが搭載されている。
ゲーム中では遠距離の射撃系攻撃を無効化するが、中距離の場合はダメージを受ける場合がある為、注意がいる。
<閃瞬刃(せんしゅんじん)>
アストラルが「アレス」のBブロック2回戦第2試合で初披露した技。一応アタックファンクションである。
ポラリスが豪快に繰り出した「目にもとまらぬ一撃」をヒントに、クヴァシルがシステム化した。
発動の際には、チャクラムビットの性能を完全開放する為にビヴリンディのリミッターを解除する必要がある。
更にフォースチップをイグニッション、5基ずつ集めたチャクラムビットを持ったままパワーをまとい、
振り払うように解放したチャクラムビットで眼前の敵全てに神風の如き連撃を叩き込み、
手近な2基を手にしたアストラル自身が飛び込んでトドメの一撃をお見舞いして爆発を起こす。
発揮される攻撃力は尋常ではなく、あのアルトアイゼンの刃を防御越しに切断してしまうほどである。
ただし、威力が凄まじい上に複数の敵を同時に攻撃できるが、
エネルギーの消耗が激しく、発動直後は全てのチャクラムビットがビットとしての機能を失うという欠点もある。
最初にその弱点に気づいたのはリティで、Bブロックの代表決定戦で打ち破られた。
元ネタは「ダンボール戦機」のアポロカイザー専用技「神速剣(しんそくけん)」。
無数に飛び交う斬撃をチャクラムビットによって発生させている、というものである。
<フェアリー>
アストラルがBブロックの代表決定戦で呼び出した、自立稼働式の人型デバイス。
細身であり、本編で言及されなかったがストライダーフレームである。
白とピンクを基調としたカラーリングと3対6枚の羽から、フェアリー(妖精)の名も似合う気もするが、
特攻機という役目と機械的ゆえなその風貌は、とてもではないが妖精と呼ぶにはお粗末といえよう。
搭載されているAIは自己学習型であり、相手の攻撃パターンをリアルタイムで学習することで、
戦闘中にいきなりバトルスタイルを切り替えることが可能。
インビットと同様に古代戦争時代に密かに開発・ロールアウトされた機体だが、
核エンジンを超小型化したメガトン爆弾を搭載している為か出力は段違いであり、超高度な光学迷彩機能まで持っている。
ただし光学迷彩は長時間の保持はできず、また自身の影までは消せない為、場所によっては逆に目立つこともある。
基本装備は連射性に優れる片手銃「ビームサブマシンガン」だが、
動力部がメガトン爆弾であるせいか、肉弾戦でインビットを一撃で破壊するほどのパワーを持っている。
なお、単体飛行能力も持っている。
アストラルがレルネのコンピューターにハッキングしたことで技術を手に入れ、
プレダコンズによって現代に復活した。
これでも量産機なのだが、動力技術の影響で量産機らしからぬ戦闘力を獲得している。
「アレス」でも恭文、マスターコンボイ、リティの3人を2機で翻弄した。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場した同名のLBX。イノベーターが密かに量産していた。
内部に超小型メガトン爆弾「ドングリ」を搭載しており、戦闘力も最新鋭のワンオフ機を複数相手にしても遜色ない。
物語の始まりの機体ともいえる「AX-00」の完成形として開発されている。
<タカゴリタ>
リティが「タカ」「ゴリラ」「タコ」のコアメダルで変身した亜種形態。
銀色の巨大籠手「ゴリバゴーン」による攻防一体の腕と、
強烈な吸着力を発揮する「タコレッグ」による非常に高い安定性を得ることで、
氷のフィールドなど足場の悪い環境下でも行動を阻害することなく戦闘することが可能になる。
安定性と防御力が同時に向上する為、敢えて言うなら持久戦あるいは長期戦に向いた亜種形態であるといえる。
外観は、タコレッグの腰布の存在も相まって、中国圏の舞踏家のようでもある。
第32話で初使用。フェアリーに苦戦するも、マスターコンボイとの連携で追い詰め、必殺技「バゴーンプレッシャー」で撃破。
更にタコレッグの安定性とゴリバゴーンの防御力を活かし、恭文が逆転の一撃を放つ為のオトリの役目も果たした。
元ネタは「仮面ライダーオーズ」から。相手が進化を始めたカザリだった為に戦果は挙げられなかったが、
通常のヤミーが相手であったなら、この形態でも十分に勝利を収めることもできたであろう。
<ヴァイス>
デルポイ大陸に住まう魔族の一族。六課のヘリパイロット兼スナイパーとは何の関係もない。
チーム・ヴァイスとして「アレス」に参戦したアークとアルカナがこれに該当する。
元々デルポイ大陸には、人間や複数の魔族も含めた多種多様な種族が共存していたが、
その中でもヴァイス族は極めて強い力を持つ一族であったとされている。
しかし、元から少なかった個体数がかつて起こった紛争の末に激減、現在では数えるほどしか生き残っていないという。
デルポイ大陸の魔族は元から複数の属性を併せ持っているが、
ヴァイス族は特に多くの属性を持っており、それに比例して凄まじい魔力を秘めている。
特にアークは、かつては大魔王とまで呼ばれ、紛争前まではデルポイ大陸の全てを統治していたほどである。
(もっとも、魔力だけでなく元来のお人好しなまでの優しさもあっての統治だったのだが)
ちなみに、ヴァイスという魔族については「神羅万象」のシリーズの1つ「大魔王と八つの柱駒」が元ネタになっている。
アークに至っては同作の主人公でもあり、秘められた力は全魔族でも屈指である。
ちなみに、同作の魔族にはソロモン72柱などから由来する名前を持つ者が多い。
<マリナーズフィールド>
ヘスペリデスが「オーシャン」のアビリメモリを起動して作り出す特殊フィールド。
フィールド内部は完全な水になっているが、一定範囲を障壁で覆い、その内側に水を満たしている。
その為、フィールド内部の水が一切漏れ出さないばかりか、外部からの介入もシャットアウト可能であり、
彼女の得意地形である水中の場に相手を閉じ込めてしまうことができる。
水はどこからともなく際限なく出てくる為、彼女の能力も全方位から使い放題となる。
唯一ともいえる難点は、オーシャンメモリの力の大半をこのフィールドの形成・維持に回す必要がある為、
物理的な意味でマキシマムドライブが不可能になってしまうことである。
また、メモリ自体はむき出しで浮いている状態なので、直接攻撃で破壊される可能性もある。
<マリナーズゴーグル>
ヘスペリデスの基本装備。ゴーグルという名の通り、攻撃装備ではない。
このゴーグルには特殊な細工がされており、有視界距離内の空間にある水素を可視化することができる。
基本的に水素を武器にも防具にもする彼女に合わせ、その能力を最大限に活かせるようになっている。
考えようによっては空間認識能力の補助装置でもあり、水のファングやビットを飛ばすことも容易くなる。
武装ではない為か、ヘスペリデスは常にこれをおでこの上にかかるように身に着けており、
戦闘時などには目にかかるようにかけなおす。
<羽帯(はおび)エッジフェザー>
ステュムパロスの基本装備。振袖のようなものだが、柔軟性を高めつつ一体化している。
鳥の羽のような意匠になっており、言及されていないが飛行補助装置でもある。
その為、ディフィカルター12で唯一彼だけは単独飛行能力を獲得している。
手のひらサイズの羽型爆弾を精製する機能があり、クナイをバラ撒くように使うことで広範囲攻撃も可能な他、
エッジフェザー自体がカッターのような役割も果たす為、接近戦にも対応する。
「バード」のアビリメモリによるマキシマムドライブが発動することでリミッターが解除され、
俗にいうハーピーのように腕が翼と一体化したような風貌になる。
この時は左右に分割されており、通常時よりも運用効率が上昇している。
更に必殺技として、アニマトロスのフォースチップから得たエネルギーで機動力を極限まで高め、
エッジフェザーの斬撃を伴う乱舞で敵を圧倒する「空中殺法・大翼の舞」がある。
<スタングレネード>
アーツバトル連盟公認の、戦闘用アイテム。
大きさは手榴弾ほどで、直接ぶつけることで起爆。その名の通り、触れた相手を一定時間麻痺(スタン)させる。
スタンによる行動不能の時間は個体差などがあるが、大体20〜30秒程度。
使用アイテムとして登録しておけば、あらかじめ指定された最大数までならバトル前に補充可能である。
バトルモードがゼネラルで指定された際の一般試合や、初めからゼネラルで固定されている予選でも使われることがあるが、
Cブロック2回戦第1試合でのGサイフォスによる使用は、特に大きな戦果を挙げるキッカケになったといえる。
元ネタは「ダンボール戦機」で登場するアイテム。アニメでもアングラビシダスで首狩りガトーがバンに対して使用している。
<パルチザン>
ヒッポリュテの基本装備。刃の根元に4枚の板状のパーツを備えた槍。
リーチや強度についてはストラーダと同等であるが、より扱いやすくする為に槍としての機能だけを追求しており、
板状のパーツはコツがいるが傘のように盾代わりにすることもできる。
「クイーン」のアビリメモリによるマキシマムドライブが発動するとリミッターが解除され、
刃の根元が回転するようになり、ドリルや回転刃のように使うこともできるようになる。
また、全体的に刺々しくなり、見た目にも攻撃的な印象を与える。
元ネタは「ダンボール戦機」に登場する槍系の武器。LBXアマゾネスの基本装備でもある。
<デーモンズアーム>
ゲリュオンの基本装備。同時に彼女の二つ名「猛使霊(もうしれい)」の由来でもある。
三元帥が異世界で捕らえた機械生命体の腕をほぼそのまま転用した武器腕であるが、
通常状態の彼女に備わっている人間の腕は、あくまでもこの武器腕の存在を不必要に晒さない為、
そして人間サイズである彼女の私生活に支障をきたさない為のカモフラージュである。
非常にアンバランスな外観へと変貌する為、彼女自身もあまり使いたがらないようだが、
Cブロック代表決定戦にて、月面の重力に慣れていないヒュドラとヘスペリデスに代わって自身が攻撃する為に発動させた。
元々彼女専用のアビリメモリ「パペティアー」は、自分以外の何かを操る力に特化したメモリであるが、
このデーモンズアームを展開・装備するとその能力が増幅され、身体を操るのみならず、エネルギーの制御まで掌握してしまう。
(ただし、この能力によって相手が本来持つ固有能力までは引き出せない)
その性質を利用したのが、コントロール対象から力を強制的に引き出して炸裂させる「マリオネットデストラクター」だが、
操られたことで強制的に放出されたエネルギーが行き場を失い、暴発などの事故を起こす危険性がある。
代表決定戦では彼女が激昂していたせいもあり、ヒュドラとヘスペリデスがその憂い目に遭うところであった。
(幸い、ダークハウンドが「最悪の状況」の可能性に気づき、瞬時にゲリュオンをブレイクオーバーさせたことで回避された)
猛る相手をねじ伏せ、万物をも意のままに操るこの腕は、「悪魔の腕(デーモンズアーム)」と呼ぶに相応しい。
なお、デーモンズアーム展開中であれば、一度に複数の相手をパペティアーの能力でとらえることもでき、
代表決定戦ではヒュドラとヘスペリデスの2名のみだったが、状況次第ではより多くの相手もコントロール可能である。
ちなみに、関節部は球状のユニットであり、更に関節部・上腕・下腕・手、と、パーツが独立している。
<オールレンジミサイルユニット>
第3世代型と呼ばれるCPユニットの1つで、アーツバトル連盟の警備部にも配備されている。
大・中・小、遠・中・近と、威力も規模も多彩なミサイルを同時運用することに特化しており、
ユニット本体といえる部分は各種ミサイルポッドと長距離ミサイル装備用のユニットのみという簡素な仕様。
右腕もしくは右肩に半円状の、左腕もしくは左肩に長方形のミサイルポッドを装備するのが基本仕様。
連盟の警備部ではいずれも肩に装備するのが基本だが、ルレイルは腕に装備している。
暗視ゴーグルと高精度センサーを兼用したヘッドギアも用意されており、
ルレイルも第36話での戦闘時にはこれを装備している。
弾薬のコストを考慮し、ルレイル装備のものも含め大半がエネルギーミサイルの精製装置に改良されており、
装填されているように見えるミサイルはあくまでも精製装置である。
ただし、全てのミサイルを実弾にして一斉発射した場合、東京ドーム程度の規模のものは粉微塵にできるらしい。
元ネタは「ZOIDS」の「全方位ミサイルユニット」。ハンマーロックに装備することが多い。
スナイプマスターに装備する例もあるが、ヘッドギアはハンマーロックに合わせて設計されている為、装備できない。
<ビビンバード>
レルネが開発した、汎用人型デバイスの1機。鳥のような意匠が目立つが、一応ナイトフレームである。
鳥を模した覆面のような頭部、鳥の足のようなフットパーツ、鳥を模した背部ユニットが特徴。
飛行能力はないが機動性と敏捷性は高く、基本装備である片手銃「ビビンバードガン」による銃撃戦を得意とする。
ちなみに、ビビンバードガンは右太ももにマウントすることも可能。
カラーの違いによるバリエーション機が多いが、色によって得意属性と苦手属性が違うらしい。
AIユニットまで含めて全部で5機がロールアウトされたらしいが、
カラーバリエーションであることを活かしてか、戦隊ヒーローのようなことを始めている。
全員が妙に目立ちたがりで、「ミッドのオタク文化の守護者 ビビンレンジャー」を名乗っている上に、
片足立ちで前かがみになり、両腕を翼をイメージして広げるという決めポーズまである。
レッドがリーダー格で、他の面々も真面目に戦えばそこそこ強いのだが、
いかんせん戦隊になりきるという点に重点を置きすぎておふざけが過ぎることもあり、
結果的に大した戦果を残せることは少なくなっている。
元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名のLBX。オタレンジャーの愛機。
スペックはアルテミス決勝まで勝ち進めるほどの優秀さだが、レッド以外は活躍という意味でのインパクトが弱め。
「W」で更に追加され、ゴールドとシルバーが、ディテクター使用としてカオスが登場している。
<ティルフィング>
アークの基本装備。デルポイ大陸に伝わる魔剣の1つ。
円錐状のエネルギー刃を生み出すことで武器としての性能を発揮する。
ただし、このエネルギー刃は使用者自身の魔力を直接変換することで展開する仕組みである為、
魔力量の少ない者が使うとそれだけで命にもかかわる諸刃の剣である。
それでも彼がこの魔剣を使い続けられるのは、ひとえに元来持つ魔力量の多さゆえだといえる。
(もっとも、紛争勃発以前の彼の魔力には遠く及ばないらしいが)
柄尻にチップスロットが内臓されていて、ヴァイス族特有のフォースチップを使用可能。
イグニッションによって「アークストラッシュ」が発動する。
元ネタはアークと共に「神羅万象」の「大魔王と八つの柱駒」から。
原作では元々は人間側が持っていた魔剣であるが、アークの大魔王復権の為の旅の際に彼に託された。
<カッターホイール>
ケリュネイアの基本装備。腕にアームブレードのように装備する丸ノコ型のカッター。
高速回転と共に刃の温度を急上昇させることができ、某グフのヒートソードさながらな超高熱カッターとして使用でき、
最大温度の状態で使った場合、デンガッシャーのオーラソードさえ破壊可能な威力を発揮する。
「アクセル」のアビリメモリを起動することで転送装着するが、
メモリ自体は右腕側に備えられているメモリスロットに自動的に移動。
一度抜いてからさしなおすことでマキシマムドライブを発動させることができる。
それによって発動する必殺技は、メモリから発せられる膨大な熱エネルギーを回し蹴りで叩き込む「アクセルグランツァー」。
<ヤンデレ小動物>
ビコナいわくノーザンのこと。第33話でこう表現している。
普段スターにベッタリであるせいか、彼とは違うチームでの出場となったことでフラストレーションが溜まり、
八つ当たり同然な形でそれを発散していく為、ヤンデレと表現。
小動物と表現するのは、スターのノーザンに対する愛称(?)が「あなぐらマムル」であることから。
ちなみにあなぐらマムルとは、「風来のシレン」で登場するモンスターのこと。
普通にザコモンスターだが、シレンのレベルが1〜3の時は状況次第で撲殺される可能性もある。
<サポットバズーカ>
エリュマントスの基本装備。取り回しをよくする為に軽量化されたランチャー。
彼の持ち前のダッシュ力とランチャーの破壊力により、
スピードと攻撃力のメリハリがきいたバトルスタイルを確立している。
射程距離は意外と長く、また短時間での連射も可能。
「ロケット」のアビリメモリをグリップ部上面のスロットに装填することでマキシマムドライブが発動、
巨大な弾頭ロケットを模したエネルギー弾を発射する「ロケットボンバー」を発動させる。
<月華双扇(げっかそうせん)ゲッコウサクヤ>
ビコナが持つ武宝。番外編で「覇璃扇(ハリセン)」とも呼ばれていた、大柄すぎるほどに大きな扇である。
ただし巨大扇というのは1つの姿に過ぎず、「双扇」とある通り二刀流で使うこともできる。
扇面の色は紺色一色になっており、堂々と徳川家の家紋が描かれている。
普通の扇と大差ない重量ながら、どういう素材を使えばそうなるのかビームやミサイルでさえ壊せないほどに頑丈。
更に、何者かの細工によって既にデバイス化までしていたが、
ゲッコウサクヤ自体は瘴魔獣が密かに活動していた江戸時代からの愛用品であり、デバイス化の時期は不明。
武装として使用した場合、それ自体が鋭利な刃であると同時に強固な盾となる。
水晶部分は扇の軸(要と呼ばれる)を兼用しており、実は他の武宝よりも強度が高くなっている。
強度アップの要因は、デバイス化によってコアを兼用するようになった為であると思われる。
地球のフォースチップを水晶部分にイグニッションすることで、「獄炎激流乱舞」や「風雷双龍闘舞」を発動可能。
解析を済ませたレルネによって改良が加えられ、アタックファンクション対応型になった他、
新たにバーストモードのシステムも搭載されることになった。
元ネタはビコナと共に「戦国コレクション」から「泰平女君 徳川家康」。
双扇形態は「泰平女君」版に、巨大扇形態は「泰平ノ君」版に由来しているが、扇自体には名前はない。
<"技巧の仮面闘士"マスカレードJ>
レルネが開発・ロールアウトしていた、汎用人型パワードデバイスの試作機の1つ。
プルトーネ同様にストライダーフレームに該当するが、その意匠は大きく異なり、鋭角的な部分が多い。
ストライダーフレーム故に高機動かつ柔軟な身のこなしが可能である他、
ナイトフレームなどにも引けを取らないパワー出力も確保されており、パワーファイトにも対応可能。
プルトーネの運用データを元に再設計されたとはいえ、開発時期はオーディーンたちより前らしく、
パワードクロスまではできないが、その分出力リミッターも無い為、常にフルパフォーマンス状態で戦うことができる。
基本装備はビーム状の細長いブレードを備える細剣「デュエルレイピア」。
プルトーネとは異なり男性人格であり、一言でいうなら技術者タイプである。
自身の機体構造はおろか、他の機体の基本構造までも把握し、迅速な修理や改良などを行うことができ、
それを更に活かすという意味合いも込めて、実戦データ収集の為にレルネによって単独行動を開始。
当初の予定ではプルトーネ、ジ・エンプレスと共に一定期間内で収集を打ち切り、撤収させる予定だったが、
レルネの深刻な手違いによりプルトーネしか帰還できず、「アレス」出場までの間行方不明状態になっていた。
途中で合流したジ・エンプレスと共に「アレス」に出場したのをキッカケにレルネと合流を果たす。
合流後は蓄積してきたデータを提供した上で、技術サポーターとして六課に協力する。
元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名のLBX。マスクドJとして変装した山野博士が使用した。
第3回アルテミス以降の出番はないが、舞うかのような動きで敵を翻弄するバトルは「1人仮面舞踏会」ともいわれた。
<ストライダーフレーム>
レルネが開発した人型デバイスのフレーム規格の1つ。
他の追随を許さないスピードが最大の持ち味で、これによるヒット&アウェイを得意戦法とする。
パンドラやナイトメア、マスカレードJなどがこれに該当する。
原作「ダンボール戦機」シリーズでは、女性型が多い為かヒロインのLBXが多いが、男性キャラが使うケースも少なくない。
アニメでの活躍は目覚ましいが、キットは股関節構造のせいで脚部の可動域が狭いという重大な欠点がある。
<魔王懐刀(まおうふところがたな)ハイスイジン>
リラの持つ武宝。自身の身長ほどもある細長い刀だが、軽い素材で構築されている。
素材は軽いが刀身は加工の工程の都合上高密度化しており、強度は決して低くはない。
ナムチが剣の腕を磨き上げたリラに贈ったもので、リラ専用装備となる。
「魔王懐刀」の名は、リラに己の背を任せるというナムチの意思に由来する。
アルトアイゼンをもってして「名刀」と言わしめる逸品で、
その評価に恥じない戦果を残している。
奥義「水面斬り」は、敵の懐に音もなく飛び込み、全く同じ軌道の斬撃を3回連続でお見舞いする技。
踏み抜いた後にはまるで水面が揺れた時のように同じ形の斬撃の痕が生じることから、こう名付けられた。
元ネタはリラと共に「戦国コレクション」から「可愛 森蘭丸」。
剣については名前や具体的な性能の設定はなく(アニメでも使われていない)、「とたきま」オリジナル要素である。
<"戦いの探究者"デクーOZ>
第3クール時点で制作者不明の汎用人型デバイス。「OZ」は「オズ」と読む。一人称は「俺」。
名前の通りデクーをカスタマイズした機体で、ブロウラーフレームに該当する。
ただし、外部装甲のみならず基本フレーム自体にも大幅な改良が加えられているのか、
その戦闘力はもはやデクーシリーズを凌駕し、オーディーンらワンオフ機と何ら遜色ないレベルになっている。
デクーとの外観上の違いは、肩アーマーと頭部が鋭角的になっていること、
赤を基調としたカラーリングになっていること、基本装備、そして左のサイドスカートに刻まれた「24」のマークである。
基本装備はハンドアックス「OZトマホーク」と突起部を備えた盾「OZシールド」。
得意とするアタックファンクションは、×の字状に斬撃波を飛ばして攻撃する「Xブレイド」。
何かしらの目的の為に戦闘経験値を集めているようだが、
単純な経験値ではなく、より強い者と戦ったことで得られる戦闘データを集めているようでもある。
また、経験値が集められるということでより強い者を探しており、
大きな戦績を残していたり強大なポテンシャルを秘めている相手と巡り合うとテンションが上がるという戦闘狂。
ただし、それ故に空気が読めないところがあり、ナムチの怒りを買うハメになる。
元ネタは「ダンボール戦機W」に登場する同名のLBX。風摩キリトの愛機の1つ。
原作のアニメでは豆知識程度にしか使われなかったが、「赤い乱舞」という異名を持っているらしい。
<"流麗の女帝"ジ・エンプレス>
レルネが開発・ロールアウトしていた、汎用人型パワードデバイスの試作機の1つ。
同時期に完成していたマスカレードJのような細身の機体であるが、ナイトフレームである。
スピードとパワーの両立というコンセプトを徹底的に突き詰めた末の1つの形であり、
基本装備を敢えて大柄な武器にした関係で基本出力も高められている。
マスカレードJ同様に開発時期はオーディーンたちより前らしく、
パワードクロスまではできないが、その分出力リミッターも無い為、常にフルパフォーマンス状態で戦うことができる。
基本装備は五角形のプレート4枚をヘッド部に備えた金色の大型メイス「聖槌(せいつい)アフロディーテ」。
プルトーネのAIシステムをより近い形で再設計した女性人格で、システムエンジニアとしての才能を持っている。
今では超AIシステムさえも短期間で設計することが可能で、マスカレードJと連携すれば高度なAIロボットも作り放題である。
それを更に活かすという意味合いも込めて、実戦データ収集の為にレルネによって単独行動を開始。
当初の予定ではプルトーネやマスカレードJと共に一定期間内で収集を打ち切り、撤収させる予定だったが、
レルネの深刻な手違いによりプルトーネしか帰還できず、「アレス」出場までの間行方不明状態になっていた。
途中で合流したマスカレードJと共に「アレス」に出場したのをキッカケにレルネと合流を果たす。
合流後は蓄積してきたデータを提供した上で、技術サポーターとして六課に協力する。
元ネタは「ダンボール戦機」に登場する同名のLBX。山野博士がランキングバトルで使用しているが、アニメでは未登場。
パンドラ、アキレス、ジ・エンペラーなどに見受けられるパーツがいくつもあり、設計の参考にされた可能性もある。
<トランスムーブ>
トラルーが持つトランス系の技の1つ。同時に、チートすら超えたバグ技のレベルに達した「禁じ手」でもある。
エネルギーの消耗が激しいトラルーの技の中でも群を抜いて消耗が酷く、
通常の体感時間でいうところの10秒程度が限界だが、ジュンイチ相手でも瞬殺するのには十分であった。
内包エネルギーの大半を一気に機動力に回し、一時的に光速で行動することを可能とする。
本来、光速では動けない物体を光速で動けるようにした場合、
体力的な負担も大きく、結果的にエネルギーの消耗も非常に大きなものとなる。
その分、発揮される効果は非常に強大であり、ジュンイチでさえ認識すらできないほどの高次元な速度域である。
よほどのことがない限りは使われないが、それはこの技だけはリミットベストによって完全封印されている為であり、
使い手であるトラルー自身が「禁じ手」としていることに起因している。
マスターコンボイいわく「採算度外視なオーバーキル」。
ちなみに、光速とは約30万km/秒であり、「1秒間で地球を7回半回る」ともいわれる速さである。
地球から太陽までで約8分20秒、月までなら2秒もかからないという。
<スナイプマスターキット>
トラルーが使用した、後付け式の強化パーツ。ミッドで作られたもので、CPユニットとはまた別である。
最大射程距離とセンサー有効範囲を大幅に拡大させることで、スナイパーライフルさながらの超遠距離狙撃も可能となる。
当然ながら銃型の武器専用であるが、トラルーはイグナイテッドをシュートフォルムにした状態で装備した。
射程距離を延長すると共に発砲時の反動を抑制する為のバレルユニット、
センサー機能を拡張させる為の高精度カメラを内蔵したスコープユニットの2つで構成されている。
基本的にバレルユニットは銃身部分に、スコープユニットは基部上面に装着するが、
特定の形状の接続部がないマルチアタッチメント方式である為、最終的な装着箇所の制限はない。
なお、装着した武器が他の形態へ変形する際は、スコープユニットがスコープ部を収納して箱状のフォルムになる。
この変形システムは、なるべく元来の機能を損なわないように配慮されたものである。
バレルユニットは上下に1枚ずつ板状のバレルを装着する方式である為、
変形時に銃身が展開するタイプのデバイスなどにも問題なく対応する。
またバレル自体も非常に頑丈に作られていることもあり、トラルーが援護射撃用の補助パーツとして採用した。
ちなみに市販品であり、本編には登場しなかったがアーツバトル連盟登録選手には愛用者も多い。
<みなまで言うな>
第34話でのアレックスやポラリスとのやり取りでスターが使った言葉。
みなまで、つまり最後まで言わなくてもわかってる、という意味であるが、
二次創作などにおいてこの発言は、時に発言者自身に撃墜フラグなどが成立する可能性がある。
もっとも、スターがこの言葉を使った時は観客席での観戦だった為、何事もなかったが。
元ネタは「仮面ライダーウィザード」のビーストこと仁藤の口癖。
ただし、彼がこう言う時は肝心なことを理解していないことが多く、騒動の引き金になることもしばしば。
<空中神殿>
「アレス」の頂上決戦、すなわちファイナルバトルの為に用意された特設フィールド。
中央の巨大な円形の足場の周囲に、円を描くように配された大小多数の浮遊ブロックによって構成されている。
なお、円形の足場も浮遊ブロックであり、下の空間に落下するとその瞬間に失格扱いになってしまうという恐怖の舞台である。
その為、単体飛行能力や滞空能力を持つ者が優位に立てるが、足場自体は広い上に足場同士の間隔はそう遠くない為、
飛行能力を持たない者でも(動きに制限は出るものの)戦えないほどではない。
元ネタは「ダンボール戦機W」に登場するステージの1つ。第4回アルテミス決勝やゼウス戦の舞台となるステージである。
<アーマードセイバー>
ヒルメ指導の下レルネが急遽開発した、アルトアイゼン用強化パーツ。
ポラリスの厚意で提供された鎧王軍技術が大いに使われており、言及されていないが第3世代のCPユニットに該当する。
その目的はただ1つ、アルトアイゼン本体へのダメージを抑えることのみである。
クリアグリーンの半透明素材で作られる「クリスタルパーツ」で刀身全体をカバーし、
鍔から柄にかけても青いプロテクターを追加装備している。
接近戦による鍔迫り合いを想定したものであり、恭文の手に対するダメージの危険性を減らす為のパーツである。
刀身をまるごとカバーするクリスタルパーツにより、アルトアイゼン本体への衝撃などが軽減される他、
あくまでも副産物的な効果だが、武器自体の攻撃力も向上することになった。
従来通り魔力を付与すると、それに反応してクリスタルパーツも恭文の魔力光と同じ色に輝く。
なお、クリスタルパーツにはビームガーターのビームシールドと同様のテクノロジーも応用されている。
この装備が開発されたキッカケは、Bブロック代表決定戦でアルトアイゼンが折られてしまった上、
最終的にファイナルバトルに出られるほどの余力を残せたのが恭文だけになってしまい、
時間の都合で応急処置しかできなかったアルトアイゼンを補強する必要があった為である。
ファイナルバトルにおいてその有用性は恭文が実感したものの、
スティアとの一騎打ちの際、度重なる必殺技同士の激突によってクリスタルパーツが爆砕。
残ったプロテクターも暴走したバグジェネラルから伸びた触手が接触、侵食された為、
ダークハウンドによってアルトアイゼンから切り落とされ、ドッズガンの連射で触手ごと破壊された。
ちなみに、予備として複数が生産されたらしく、極輝覚醒複胴艦に格納されている。
元ネタは「ガンダムOO」のダブルオーライザーが最終決戦時に装備した「GNソードV」。
ただし、鍔から下については劇場版のダブルオークアンタが装備した「GNソードX」を模しており、
Vの刀身とXの基部を組み合わせたような形状をイメージするとよい。
<ワイルドフレーム>
レルネが開発した人型デバイスのフレーム規格の1つ。
動物のような構造の脚部や風貌が特徴的で、スピードとパワーのメリハリをきかせた戦い方を可能としている。
フェンリルやインビットなどがこれに該当する。
原作「ダンボール戦機」シリーズでは、主人公たちをサポートする仲間が使うことが多い。実はセンサー系にも優れている。
高い敏捷性を活かし、時に荒々しく戦場を駆ける。機体にもよるが、操作には若干クセがあるらしい。
<ターボインファイター>
みさお専用機として開発された、レルネのハンドメイド・デバイス。
待機形態のバッジには「風を切る格闘家」が描かれている。
基本装備「ブーストナックラー」は、みさおのトランステクター・オクトジャンボに由来しており、
ジェット機さながらの推進力を攻撃に上乗せすることができる。
バリアジャケットについては動きやすさ重視だが、
総合的に見るとアイアンフィスターとストームライダーのバリアジャケットを足して二で割ったような仕上がりになっている。
オクトーン及びテンカイオーでのバトルスタイルを考慮したものである。
余談だが、バリアジャケットの全体的な仕様については、「仮面ライダーW」のアクセルトライアルなども参考にされている。
<アームズプロテクター>
あやの専用機として開発された、レルネのハンドメイド・デバイス。
待機形態のバッジには「水を切る防衛者」が描かれている。
上半身の鎧も兼用する基本装備「マルチプルランチャー」による遠距離射撃戦を得意としている他、
両腕の大型グローブに防御フィールド発生機能も搭載されており、距離を選ばず高い防御力も発揮する。
バリアジャケットはインナーに足の丈を短くしたツナギ服という変わったものだが、
ジャケット自体の防御力をなるべく高めた結果らしく、アイアンフィスターとはまた違った意味で堅牢になっている。
ブロードサイド及びカイテンオーでのバトルスタイルを考慮したものである。
余談だが、このデバイスによる戦闘スタイルについては、「ガンダムOO」のセラヴィーガンダムなども参考にされている。
<アーバレスト>
シアンが持つ特務MSデバイス。形状モチーフはアーチェリー。六芒星は基部の片面にある。
腕にはめるタイプで、システム上は左右両方に対応しているが、シアンは左手に装着している。
大きさは全長・全高ともにシアンの体ほどもあるが、意外と軽い。
内蔵されているトリガーを引くことで放たれる光弾は任意でホーミングさせることもできる。
また先端部や上下の弓部分は薄さもあってブレードとして使える他、先端部にはビームサーベルも内蔵している。
ウェイトモードはブレス型で、通信やデータ照合などもできる。やはり左手首に装着している。
<ガルッズ>
ヘイルが持つMSデバイス。ランチャーとライフルのセットで、六芒星はそれぞれのトリガー部上面にある。
右腰側にランチャー、左腰側にライフルをそれぞれ装備し、
それぞれでも十分に高い威力を誇るが、連結させることで出力と射程距離が倍加する。
ランチャーを前にすれば「拡散砲撃モード」、ライフルを前にすれば「収束狙撃モード」として機能するが、
大量にエネルギーを消費する為、拡散砲撃モードで発射した場合は再チャージに時間がかかってしまう。
ウェイトモードは双眼鏡で、最大10キロ先まで見ることができる。この時六芒星は上面中心部にある。
<シェラークス>
レリィが持つデバイス。円盤の対角線上に4枚の三角形プレートがついた形状をしている。
更にプレートを縦に分割し、更に円盤部分のハッチを開いた展開形態も持ち、
展開形態へ移行すると強靭なバリアを発生させることができるようになる。
また、基本形態時でも高い物理防御力を誇り、盾であると同時に質量武器でもある。
持ち手側にはチェーンが内蔵されており、形態を問わず鎖鉄球のように使うことができる。
ウェイトモードは設定されておらず、平時は肩や背中にマウントしている。
<メルツダイバー>
レルネが持つIS。セインが持つディープダイバーの派生型となっている。
本家同様の無機物潜行に加え、イテンのカリーシュダイブがかまいたちを放つのに対し、
こちらは飛び込む前と後のそれぞれで数秒間、光学迷彩で姿を消すことができる。
その為、より奇襲攻撃や隠密行動に適したスタイルになったといえる。
初お披露目は番外編「〜26と年末とバレ〜」だが、本編では第36話でようやくの初使用となった。
飛び込みと飛び出る時の波紋までは隠せないが、飛び出た直後の数秒間も光学迷彩自体は有効である為、
トラルーから見ても実戦向けであると評価されている。
ちなみに、名前の「メルツ」は「It melts」から由来しており、「溶け込む」という意味がある。
<干将莫邪(かんしょうばくや)>
アルカナが所持している、2つの魔剣。
刀身が赤く、カメの甲羅のような模様が刻まれているものが「干将(かんしょう)」、
刀身が青く、波のような模様が刻まれているものが「莫邪(ばくや)」であり、これら2本を1セットとしている。
セットで運用するのは「より優れる」からではなく「本来の力を発揮する」為であるが、
それは干将が炎、莫邪が水、という相反する属性を持っており、かつ単体での性能は並みのものでしかないこと、
なにより相反する属性を持つ魔剣同士が共鳴することで、強大な力を発揮する仕組みになっている為である。
相反する属性を同時に宿し、かつ使いこなせる者のみが使用適正を持つと判断できる関係上、
デルポイ大陸の猛者たちですらこの魔剣を使いこなせるのはごくわずかであるといわれている。
所持者であるアルカナも炎と水の力を持っている為、干将莫邪を使いこなすことができる。
ちなみに、干将莫邪という剣は実在しているが、性質や外観などは全く異なっており、完全な別物である。
<一騎当千シュンジントウ>
かつて塚原卜伝が愛用していたとされる武宝。形状はいわゆるどうたぬきに近い。
核ともいえる水晶部分は刀身の根元付近にあり、鞘にも同じ形状のものが埋め込まれている。
塚原卜伝の死後は、マキトによって彼の墓に遺体と共に埋葬されていたが、
いつの間にかネガタロスが掘り起こし、新たな装備としていた。
斬撃波だけで怪人数体を消し飛ばすという神器並みの威力を叩き出すが、
マキトの不意打ちとミシオのファインプレーにより、ネガタロスの手から奪還されることになる。
<次元新聞>
アーツバトル連盟が関与している世界に共通で販売されている新聞。
諜報部が主導で作っており、連盟のメディア展開を支えるほどの影響力を持っているらしい。
内容は配布地域等に関係なく統一で、外世界(ミッドや地球など)における出来事なども多く記事に取り上げている。
地球でいえば国際ネットワークの情報を紙面化したようなものであり、
関係世界同士の情報開示や、外世界の情報を仕入れる為の情報源としての役割を担っている。
デルポイ大陸では大陸全土に定期的に流通しており、アークもその愛読者の1人。
管理外世界の者たちにも時空管理局のことを知る者が多いのは、この新聞によって活動情報が出回っている為だといわれている。
ちなみに、アルカナが時空管理局のことを全く知らなかったのも、この新聞を読んでなかったから。
<エクストリームモード>
オーディーンに搭載されている特殊モード。発動すると全身が金色の輝きを放つ。
「エクストリーム(極限)」と名付けられている通り、出力の臨界点ギリギリという非常に際どい状態になる。
それによって得られるパワーは凄まじく、6体のハンター牙と鬼クノイチを一瞬で粉砕するほどで、
アキレス・ディードに「バケモノか!」と言われたことがある(某赤い彗星のセリフと同様のニュアンスが込められている)。
元ネタ「ダンボール戦機」でもオーディーンにこの特殊モードが搭載されている。
ゲーム中では系統を問わず接近攻撃を全て無効化する為、近接戦闘時はチートじみた威力を発揮する。
<ガデッサ>
リヴァイブが持つ専用のアームドデバイス。本体はメインウェポンでもある大型のメガランチャー。
基本部分はガラッゾと似ているが、ガデッサの設計基礎をベースとしている為である。
武装は本体兼用のメガランチャー、サイドスカート内臓のビームサーベル、肘のカッター、
グローブの手首部分に備えられているビームバルカン。
メガランチャーは3連装ビームライフルとしても使うことができ、3本の銃身をスライド展開することで砲撃形態となる。
背中に位置するラグビーボール状のユニットはパワージェネレーター兼ブースターユニットであり、
各武装へのパワー供給だけでなく、飛行時の推進力を確保する役目も担う。
なお、ブースト時は下部のカバーが展開し、虫が羽を開いたような状態になる。
基本的にはメガランチャーによる大出力砲撃と、ビームバルカンによる中距離射撃を得意とする。
ビームサーベルはあくまで自衛程度の装備であるが、フェンリルの装甲を一撃で貫通するなど、威力は高められている。
また、頭部のバイザーに搭載されているラインセンサーは、照準補助などの「第3の目」としての役割を持つ。
元ネタは「ガンダムOO」のイノベイター専用機・ガデッサ。リヴァイブ機がメインだが、ヒリング機も存在する。
<ガラッゾ>
ヒリングが持つ専用のアームドデバイス。本体はメインウェポン兼用のグローブ部分。
ガデッサとは兄弟機であり、格闘戦仕様として設計変更されたのがガラッゾである。
武装は指からビームサーベルを展開できるスラッシュグローブ、手首部分に備えるビームバルカン、
肘のカッター、右肩の大型スパイク2本、左肩のアーマーシールド。
グローブはそれぞれの指からビームサーベルを展開でき、ビーム手刀として使うことが多い。
背中に位置するラグビーボール状のユニットについてもガデッサと共通で、
武装へのパワー供給や、飛行時の推進力確保を目的とした装備となっている。
なお、アーマーシールドはバリアを発生させることもでき、発生時は中央部がスライド式で展開、バリア発生器が露出する。
スラッシュグローブによるビーム手刀による斬撃を主な攻撃手段とし、
ビームバルカンによる中距離射撃もこなす。一応ビームサーベルもサイドスカートに装備しているが、使用頻度は皆無。
ヒリングが女性だからかガデッサよりアーマーの面積が減っており、ボディラインがある程度強調されている。
元ネタは「ガンダムOO」のイノベイター専用機・ガラッゾ。ヒリングは中盤以降この機体がデフォだが、初出はブリング機。
<タジャドル>
ステンス専用のオーメダルトレイサー。また、彼の使うメダルによる「鳥類系コンボ」の名前。
使用するメダルは「タカ」「クジャク」「コンドル」である。
トレイサーにあるラインの色は赤。なお、このコンボのみ胸部のオーラングサークルの意匠が1枚絵になっている。
メダルごとに備わる特徴としては、タカの超視力、クジャクの「タジャスピナー」による火炎攻撃、
コンドルの鋭い両足を模した展開形態への変形機構を持つ「コンドルレッグ」がある。
タカの超視力については、相手が"中"に隠し持っている物質の存在を見抜く際に重宝する。
また、コンボ固有能力として背面のウイングを広げての飛翔能力もあり、
火炎弾などの豊富な飛び道具も活かし、主に中距離の撃ち合いとドッグファイトにおいて高い威力を発揮する。
スキャニングチャージによる必殺技は、展開したコンドルレッグに炎を宿し、急降下で蹴り砕く「プロミネンスドロップ」。
リティの場合は、火炎弾の連射から燃え盛る左ストレートで追撃、大型火炎弾で仕留める「タジャドル・フレイム・スリー」。
<サゴーゾ>
グラティ専用のオーメダルトレイサー。また、彼の使うメダルによる「重量系コンボ」の名前。
使用するメダルは「サイ」「ゴリラ」「ゾウ」である。
トレイサーにあるラインの色はグレー。
メダルごとに備わる特徴としては、サイの石頭と重力制御装置「グラビカルホーン」、ゴリラの「ゴリバゴーン」、
ゾウの重厚かつ強靭な脚力を与える「ズオーストンプ」がある。
総合的に攻撃力と防御力を同時に高める形態であり、第36話でリティは乱戦による被弾率を見越してチョイスしている。
また、コンボ固有能力として任意で周辺の重力をコントロールする重力操作能力があり、
敵を無理矢理浮かせて落としたり、強引に引き寄せて攻撃につなげたりすることができる。
スキャニングチャージによる必殺技は、重力操作でとらえた敵を引き寄せて両腕と頭突きで粉砕する「サゴーゾインパクト」。
リティの場合は、浮かせた敵を地面に叩きつけ、また浮かせてベアハッグと頭突きで圧砕する「サゴーゾ・クエイク・スリー」。
<謎の地図>
アキレス・ディードが、アストラル経由でクレアに渡したもの。
一見すると古ぼけた簡易的な地図であるが、ロストロギアにまつわる秘密があるらしい。
この地図はやがて、歴史に埋もれた重大な問題を露呈させることになる。
<アラビアナート>
デルポイ大陸にある居住区の1つ。通称「砂漠の都」。
トラルーはかつて立ち寄ったこともあるらしく、潜伏生活の為の手助けを求めてここを目指す。
<教育プログラム>
オーディーンら人型パワードデバイス組が、ボディ構築と平行して受けているもの。
人間でいうところの大学修了相当の知識を定着させる為のもので、
このプログラムによる自己学習を終了してからボディにAIユニットを組み込んでいる。
それにより、オーディーンたちはロールアウト直後から必要最低限の知識などを得ており、
技量についても経験を積ませるだけでじきに馴染む。
その有用性などについては、ナンバーズで実際に行われているデータ共有と同等であると思われる。
言及されていないが、教育プログラムの監修はレルネ、プルトーネ、マスカレードJ、ジ・エンプレスの共同で行われている。
<次元の隔たり>
デルポイ大陸とミッドの間に生じている、次元の壁のこと。
この隔たりがある為、キャロはヴォルテールを召喚できなかったことが青木から語られている。
また世界間の時差にも作用しており、ミッドでの1時間はデルポイでの1日に相当する。
何故そこまでの時差や召喚妨害が起こるのか、そもそも何故次元空間に非物理的な壁があるのか、
それを研究している者は少なからずいるものの、未だ解き明かした者はいない。
どうあってもミッド・デルポイ間の召喚を阻害してしまうことから、青木は「開かずの扉」と表現している。
―第4クールへ続く―
管理人感想
放浪人テンクウさんからいただきました!
貴重な資料、ありがとうございます。参考になります。
しかし改めて見てみるとダンボール戦記ネタが多いのがわかりますね。そして用語辞典でまで扱いの軽さにツッコまれるルシファーに合掌(爆)。