異界からの帰還を果たし、
瘴魔神将の一角を崩すことに成功したジュンイチ。
しかし――
それは、新たな戦いの序章でしかなかった。
「あいつら……まさか……!」
「あぁ。
間違いない……!」「ジュンイチの……“同類”だ……!」 |
新たなる敵“ジェネティック”。
それは、ジュンイチの過去に連なる者達――
「ヤバイぞ……
おい、どいつもこいつも! 死にたくないなら――」「“ジュンイチから”逃げろ!」 |
解き放たれる、ジュンイチに隠された禁断の“力”。
「ちょっと待ってよ……
この基地を、ジュンイチがひとりで叩きつぶしたっての!?」
「間違いない。
ジュンイチのヤツ……“ヤツら”とつながってると思しき米軍基地、全部ツブす気だぞ……!」 |
過去の因縁が、ジュンイチを悲壮な戦いへと誘う。
「ジュンイチは……人間じゃない。
……いや――」「“人間でなくなった”と言うべきか」 |
ついに明かされるジュンイチの過去。
「なんでなんですか……!?
なんで、ジュンイチさんだけがこんな悲しい想いをしなきゃならないんですか!?」 |
「あのバカ……!
なんで全部、自分の中に背負い込むのよ!」 |
「なるほどな……
あの男の強さには、そんな裏があったワケか」
「イクトさん……?」
「だが……気に入らんな。
少しは仲間を頼ればいいものを……」 |
交錯する、それぞれの想い。
「復讐に狂ったことが……オレに一生かけても償いきれない罪を背負わせた。
もう……誰にも同じ想いは味わってほしくねぇ!
そのためなら――オレは何度だって修羅になる!」 |
ただひとり、孤独の中で戦うジュンイチの前に立つ者とは――
――第3部、近日スタート――
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