新シリーズ
勇者精霊伝ブレイカー
〜想いと星の物語〜

予告編


それは、突然舞い込んだ依頼から始まった――

「はぁ?
 オレに……その風華学園とやらに行けってか?」

運命に導かれ、少年は少女と出会う。

「お前、名は?」
「舞衣……鴇羽舞衣よ」

そして現れる、異形の怪物。

「こいつ――瘴魔とは違う……!?」

想いを形に変え、少女達は力を使う。

「カグツチ、みんなを護って!」

「デュラン、ロード・シルバーカートリッジ!」

「私のジャマをする者は倒す! それだけだ!」

その運命に、少年も飲み込まれていく。

「オレに、アイツらを守れ、と?」
「いえ……
 導いてもらいたいのです」

危険をはらみながらも、穏やかに流れる日常――

「まったく……アンタといるとロクなことにならないわね」
「好きで巻き込んでるワケじゃないんだけどなぁ……」

「この良さがわからないのか?
 まったく、不幸なヤツだ」
「少し黙れ。このマヨラー」

「お前、いいヤツだな!
 ひょっとして、お前が私の兄上か!?」
「お前みたいなやかましい妹はいらん」
「ぶー」

だが、彼らは知らない。

「お前は、一体何者だ!?」
「さぁ、誰だろうね?
 少なくとも、キミよりいろいろ知ってるのは確かだけどね」

少女達を待ち受ける、『本当の運命』を――

「オレはこんなことのために、コイツらを守ってきたんじゃねぇ!」

果たして、運命の糸の導く先に待つものは――?

勇者精霊伝ブレイカー
〜想いと星の物語〜

すべては、赤き星の元に――


 

(初版:2005/10/02)