|
それは、突然舞い込んだ依頼から始まった――
「はぁ?
オレに……その風華学園とやらに行けってか?」 |
運命に導かれ、少年は少女と出会う。
そして現れる、異形の怪物。
想いを形に変え、少女達は力を使う。
その運命に、少年も飲み込まれていく。
「オレに、アイツらを守れ、と?」
「いえ……
導いてもらいたいのです」 |
危険をはらみながらも、穏やかに流れる日常――
「まったく……アンタといるとロクなことにならないわね」
「好きで巻き込んでるワケじゃないんだけどなぁ……」 |
「この良さがわからないのか?
まったく、不幸なヤツだ」
「少し黙れ。このマヨラー」 |
「お前、いいヤツだな!
ひょっとして、お前が私の兄上か!?」
「お前みたいなやかましい妹はいらん」
「ぶー」 |
だが、彼らは知らない。
「お前は、一体何者だ!?」
「さぁ、誰だろうね?
少なくとも、キミよりいろいろ知ってるのは確かだけどね」 |
少女達を待ち受ける、『本当の運命』を――
| 「オレはこんなことのために、コイツらを守ってきたんじゃねぇ!」 |
果たして、運命の糸の導く先に待つものは――?
勇者精霊伝ブレイカー
〜想いと星の物語〜
すべては、赤き星の元に――
|