“Lonely Blaze”
予告編
それは、“彼”を無事故郷に送り届けた後のこと――
始まりは突然。
だが――
それを追うジュンイチの動きは不審を極めた。
ジュンイチに向けられる疑いの目――
かつて育んだ絆が、心強い味方を動かし始める。
惑星アニマトロス
惑星スピーディア
惑星ギガロニア
そして――
次元世界ミッドチルダ
地球
傷つき、倒れたジュンイチ。
事件と絡み合うジュンイチの過去の因縁。
仲間を拒みひとりで動き続けるジュンイチ。
傷つく仲間と暗躍する思惑――
深まる疑惑の一方で
ついに対峙する、ジュンイチの“罪”とは?
交錯する、二つの想いの行く末は――
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あとがき
いろんな意味でやっちまいました。
「takkuさんに対抗!」というワケではありませんが、こちらも冬の劇場公開映画からの発想で1本。劇場版『BLEACH』を元ネタに書いてみました。
『“Lonely Blaze”=“孤独な炎”』という副題からも分かるとおり、メインはジュンイチ。日番谷の役どころです。
過去の罪にずっと苛まれている点とか、そのために誰も巻き込まずひとりで背負い込んでいる点とか、今回の日番谷ってかなりジュンイチと共通している部分があるんですよね。
しかし、ジュンイチの場合、劇中で一護が日番谷に解いた「楽しいことだけじゃなく、辛いことも分け合うのが仲間だ」ということをわかった上で、あえて反発している、いわゆる“確信犯”なのが厄介な点だったりするんですが。
おいおい、もっとタチ悪くなってんじゃん。どーしろってのさ、こんなの(笑)。
ともかく、そんなワケでジュンイチを日番谷役に据えたので、クイントさんには乱菊さん役を。
そして、一応メインの視点担当となる一護役はスカイクェイクにしてみました。どっちも任意でバージョンアップ(スカイクェイク:ユニゾン/一護:卍解)できるし――よく考えたら中の人一緒だし(苦笑)。
となるとルキア役はアルテミスでしょうか……って、それだと千本桜を撃つのはまさかはやて!? 似合いすぎだよ! 広域型だし! 『異聞』への登場は未定だけど!(爆)
時系列的には『GM』本編最終話の真っ最中で『異聞』側はギガトロン撃退後。新スペースブリッジ計画が提唱され、その準備が進んでいる間、ジュンイチがなのは達の世界で魔法関係の情報隠蔽の仕事を始める直前の出来事になります。
かつて復讐鬼だったことのあるジュンイチ。戦い以外の場でもその手は多くの命を奪ってきました。そして今回、それが彼を“古代遺物”強奪に始まる故郷の危機に巻き込んでいくことになります。
自分の中にすべてを抱え込み、たったひとりで事件に立ち向かうジュンイチ。管理局の追跡すら追い返して事件の犯人を追う彼を、そして世界そのものに対し攻撃を仕掛けようとする犯人を、果たしてスカイクェイク達は止められるのか!?
さて、劇場版『BLEACH』第2弾、メインの感想は(本編にまったく関係ないですけど)日誌ですでに書きましたが、ここでもうひとつ。
本編中で卍解しか見せたことがないためか、終盤の1カットしか見せ場をもらえなかった狛村さんに合掌(爆)。マユリですら知恵袋として活躍してるのに(笑)。
逆に始解しか見せてない砕蜂さんは今回序盤から一貫して大活躍。いやー、スタッフから愛されてますね、彼女。
(初版:2006/12/26)