予告編

 


 

 

フェイトちゃんの裁判も終わって、一緒にいられることになって……
そんな私達に訪れた、新たな事件――

「私が、サイバトロン軍総司令官、ギャラクシーコンボイだ」

宇宙の彼方、セイバートロン星から来た、トランスフォーマーっていうロボットさん達。

「私は一般に『吸血鬼』って言われてる存在すべての祖――真祖のひとりなの」

吸血鬼の祖、真祖のお姫様。

「見えちゃうんですよ、『死』が……」

モノの本質を『殺す』ことができる、『直死の魔眼』を持つお兄さん。

「グランド……ブラックホール?」

そして知らされる、いろんな世界を巻き込んだ危機。

「5つのプラネットフォースだけが、この危機を救うことができるのだ」

「事はこの世界だけの問題ではありません。
私達時空管理局も、お手伝いさせていただきます」

「ほっとけないよ。他人事じゃないしね」

「別に人間達がどうなってもかまわないけど……志貴と一緒にいられなくなるのは困るのよね」

それぞれの理由で、危機に立ち向かう私達だけど……

「いかん!
デストロンだ!」

その前に立ちふさがる――

「宇宙を支配するのは、この私だ」

純粋な――

「プラネットフォースは私がいただく」
「そうはさせんぞ、マスターメガトロン!」

悪意。

「オレに聞きたいことがあるんなら、オレとのレースに勝つんだな」
「なんだと!?」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
「エクシリオン!
クロノくんも、少し落ち着いてください!」

できることは少ないかもしれないけど……

「この星は力がすべて。
言いたいことは、オレに勝ってから言うんだな」
「上等よ、やってやろうじゃない。
いくわよ、ジャックショット、アルフ!」
「おぅよ!」
「任せなさい!」

それでも、何かできるはずだから……

「私にも……お手伝いさせてください!」

私は、できることをやりたい。

「やろう! ギャラクシーコンボイさん!」
「あぁ!」
『フォースチップ、イグニッション!』

大切な人達と、一緒に……

 


始まります。

 

――「帰れる場所」が、ありますか?――


 

(初版:2005/07/10)
(第2版:2005/09/11)