それは、「もしも」の物語でした。
「危ないところだったな。
大丈夫か?」
「あ、はい……」
「そっちの子は?」
「あ、わたしも……」 |
「あの時」とは違う出会い方をして――
「……リンディさん。
やっぱ力貸すわ」
「どういうことかしら?」
「気が――いや、事情が変わった、ってところかな」 |
「あの時」とは違う道を選んで――
「瘴魔神将は全部で7人。
オレ達がすでに倒したのが4人。
あとはなのは達のおかげで倒せたグリフ。
つまり――残すは2人だ」
「それがつまり、堕天使と手を組んだ瘴魔神将の数……」 |
わたし達は、新しい物語を紡ぎ出します。
「オレの事はほっとけ!
それより、早くジュエルシードを!」
「ほっとけないですよ!
ジュンイチさん……さっきから、すごく辛そうです!」
「そうだよ!
わたしもフェイトちゃんも、ジュンイチさんの力にもなりたくて、ここにいるんだよ!」 |
交錯するそれぞれの想い――
「お前らがいようがいまいが関係ない。
フェイトはオレが守る……必ずな」
「ジュンイチさん……」
「フェイトは……アイツはオレの――」 |
運命が導く悲しい運命――
「んじゃ、行くか」
「はい。
みんなの居場所を……守ってあげなくちゃ」 |
決意と共に――わたし達は戦います。
Episode Restarted
2007年、
始まります。
――大事な絆、ありますか?―― |